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後アトランティス文化期の夢見(4)しし座の復権

夢1:花束を作るように言われる

12月25日の夢です。
大きなマリーゴールドと赤いケイトウのような花を強引にプレゼントされ、これらとほかの花をあわせて花束を作るように言われる。
マリーゴールドみたいな花は、フキのように立派な茎と葉で、茎には1.5cmぐらいの鋭い棘がたくさんあって危険なので、棘をすべてカットした。カットしているうちに、花はライオンの頭部に変わり、私はライオンの頭部から生えている(刺さっている?)太い棘を切っていた。ライオンのひげは火であぶったように縮れていたけれど、ひげは棘ではないから切ってはいけないなと思う。ライオンは頭部だけで、死んでしまったように見える。
しかし次のシーンでは、ライオンの頭は胴体とくっついていて生きていたが、四肢はなく、ボーリングのピンのような形のぬいぐるみみたいだった。それでも生きていたので嬉しく、撫でまわしながら喜んだ。

【解釈】
これはまるで、体をバラバラにされたオシリス神話のようです。ライオンは体をバラバラにされて力を奪われたけれど、夢ではそれを集めて復活させようとしています。
花はH12とか恒星の神話を象徴するものですから、プレゼントされた2種類の花はしし座の恒星でしょう。赤いケイトウは獅子の心臓レグルスのようでもあるけれど、ケイトウの肉厚な花びらは脳みそのようでもあり、しし座頭部の恒星を表しているのかもしれません。しし座の顔とも言えるレグルスは、マリーゴールドのほうとも考えられ、今のところ、どの花がどの恒星に当てはまるかは分かりません。

棘は、近づくものを寄せ付けません。これはしし座の復活まで余計なものを寄せ付けず、保管しておくためのものだったのでしょうか。それとも棘は生えていたのではなく、ライオンに刺さっていたのかもしれない。
昔、ライオンは王の象徴とされていたそうですが、ギリシャ神話ではヘラクレスに倒される怪物として描かれます。これはエジプト・カルデア文化期では王だったものが、ギリシャ・ローマ文化期では貶められたと考えても良いでしょう。

エニアグラム

しし座の復権は、エジプト・カルデア文化期を復活させることとほとんど同義です。しかしオシリスが復活した時には冥界の王となったように、復活は裏側で起こるのではないでしょうか。エニアグラムで見ると、2の位置がエジプト・カルデア文化期ですが、2が内側の線で繋がっているのは8ですから、8のアメリカ文化期で復活するのではないかと思います。

しし座の恒星のうち、復活の話に関与する主な恒星たちはどれか、まだこの時点では全容が分かりませんでした。でも少なくとも、レグルス、ゾスマ、デネボラは関わりがあり、それは次の夢でも語られています。

夢2:それぞれの恒星を駆け足で

上の夢を見た次の日は、1日に3つの恒星(レグルス、デネボラ、ゾスマ)の夢を見ました。いつもはだいたい一晩に一つの恒星の夢を何個か見ますが、この日は夢が変わるたびにガラリと雰囲気が変わって忙しく、まるで、この3つの恒星はスタメンだから分かっているよな?と言われた気分です。

レグルスの夢

裕福な家庭の子供達が坂道で色とりどりのレオタードを着てパレードをしている。

【レグルス解釈】
裕福な家庭は貶められる前の王であるしし座の恒星を表しています。坂道は神の降りてくる道で、そこに色とりどりのレオタード姿の子供が並んでいるのですから、坂道に咲く花(サクラ・様の鞍)、つまり恒星がイメージに変換されて降りてくるH12の神話を表します。降りてくる恒星は、裕福で派手な感じ、町中で目立つ感じからして、レグルス以外にありません。
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デネボラの夢

松村潔先生の講座終了後、帰り道で先生を見つける。Mさんが声をかけて、質問があると言うと教えてくれることになり、3人で喫茶店へ移動する。私は後ろからついてゆく。Mさんの夫は「月」の付くサビアンシンボルがあるらしい。夢の中で蠍座のことかなと思う。

【デネボラ解釈】
蠍座で月の付くサビアンシンボルは蠍座8度「湖面を横切って輝く月」しかありません。これは7度の「深海潜水夫」のように渦中に自分を押し込むわけではなく、しかし蠍座なので全く参加しないわけでもなく、様子を見て時が満ちるのをじっと待ちながら力を溜めるというサビアンなので、しし座の中ではデネボラを表していると思います。デネボラは獅子の尾の位置にあたり、一番後ろから様子を見ながらついてゆくという立ち位置です。しし座のメンバーなので、しし座の作戦には乗るけれど、前には出ません。私は喫茶店へ行く時、一番後ろからついて行きましたし、講座終了後というのも、最後から余韻を追いかけるような感じです。
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ゾスマの夢

電車のガードの向かいに建つ、事故物件の定期清掃をしている。古い木造で、玄関のガラスの引き戸を開けると土間があって、一段上に居室がある。遺体はすでに片付けられているのだが、遺品はそのまま保管されていて、それらを定期的に整える仕事。狭い部屋の中央にベッドがあり、布団をきれいに整えることに重点が置かれていた。

夢の中で私は強い恐怖を感じていて、全身の毛穴が開いて炭酸が出るような悪寒がしていた。早々と掃除を終わらせて家を出ると、外に若い男性が立っていて、求人を見たがここですかと聞いてくる。部屋の中を振り返ると、中に色白の女性がいて、この女性が死んだ本人だと分かった。彼女もこちらをジロリと一瞥している。私は「中に人がいるので聞いてみて下さい」と答える。

男性が中に入ると、死んだ本人もこの家で働いているようで、今日は国語辞典をやると言っており、玄関に並んでいる本の中から1冊持っていた。

帰り道では、私が昔住んでいたマンションの理事会の人と話をしていて、過去に提出した意見書について聞かれる。私は面倒くさかったので、ここでは相手の立場や言い分を汲んで理解したようにみせようと思った。
「今は考えを改めました、問題提起を取り下げます、すみませんでした。」というようなことを言う。理事会の人は満足げで、電車のホームで目立つように大金をカバンの上に広げ、2千万円ほど私に渡した。

【ゾスマ解釈】
事故物件のベッドは、しし座のライオンの背中にあるゾスマの象徴で、神が乗る台座です。しかしゾスマも恒星なので神に違いなく、部屋の中にいた色白の女性は、「神の台座という神」が擬人化したイメージです。白いエプロンを付けていて、台座に乗ってくる神の象徴である「文字・言語」について整理する仕事をします。

ゾスマの創造性を考えた時、それは神の言葉や意向をどのように整理するか、台座としての神聖さをどのように保つか、背中に乗るものに合わせてどれほど臨機応変に、忠実になれるか、台座として地に立つ時の巧妙さ、先陣を切る案内役としての力量、そういったところに創造性が発揮されます。
擬人化したゾスマからは、図書館のスペシャリスト司書が、静かに良い仕事をするようなイメージもありました。

私は掃除をしながら、すさまじい恐怖に襲われましたが、それはゾスマの(家の)中にすっぽりと入っていたからとも言えます。ゾスマは神なのだから。

ゾスマとして生きるには、地上から足を浮かせなければなりません。昔住んでいたマンションは地上を表し、私は地上で最後の片付けが済んでいなかったので理事会の人が来ましたが、夢での私の姿勢としては、問題提起を取り下げ、これ以上地上に関心を示さず撤退すると言っています。すると、手切れ金の2千万円を渡される。これはゾスマの世界で生きるための資金で、地上でお金が手に入るわけではなく、むしろ地上では貧乏で、エーテル界やアストラル界で生きることになります。事故物件という象徴は、この世とつながりが薄い(孤独死)とか、この世から引っ越すなどを表しています。

ゾスマについて

しし座の主要な恒星を1つ1つ見てゆくことは、ギリシャ神話で貶められたライオンの復権に繋がりますが、私の場合はゾスマが自分の恒星マトリックスに入っているので、ゾスマ視点から見ることが多いかもしれません。

ゾスマは「犠牲」という象徴もあり、これが人間にとっては惹きつけられるテーマで、なぜなら「犠牲」について一辺倒の解釈しか持っておらず、自分の中にすべてを獲得しきっていないからです。犠牲の中には、その奥に豊かなものが隠されていることがあり、ゾスマと繋がる人は、その秘密の契約を知っています。
地上で身を引くこと、淘汰されてしまう運命、権力にねじ伏せられること、障がいを持つこと、不利なものを背負わされること、愛されないこと。地上でのこれらは、上の世界ではすべて反対の意味に変わります。
ライオンはギリシャ・ローマ文化期で犠牲になりましたが、それは望むところであり、犠牲になることで、また別の文化期では復活しているのです。

神の台座になるためには、地上に未練を残してはいけない。地上での地位や経験や家族やお金や肉体や人権さえも、必要ならば手放すでしょう。
しかし、犠牲の裏返しで復権を考えた時、ゾスマは戦う姿勢を見せることもあります。犠牲になったものを守るために戦うという一面もあります。

マガジン:後アトランティス文化期

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