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執事志望の僕が目指す「新時代の多様性」

これだけはどうしても書かないと気が済まないと思い、フランスの深夜4時に勢いで書き始めました。

寝る前に眺めたタイムラインで、こんなツイートが流れてきました。

少なくとも僕には『ほのぼのとした3人家族のとある団欒シーン』だとしか感じませんでしたが、これが炎上しているとのことです。

僕は普段、SNS上でこういう”センシティブ”なテーマになるべく口を出さないようにしていました。なぜなら意見や価値観が大きく異なる多数体多数の議論は本質的には解決につながらず、むしろその溝を悪化させてしまう一方だと感じているからです。なのでこの漫画に対しても色々賛否両論を拝見しましたが、この場では不問とさせていただきます。(個人的には、このお父さんがなぜ普段は家事をしないと決めつけているのだろう…と思いましたが、これも僕のただの推測ですので)


ただ、代わりと言ってはなんですが
僕のとある目標を語らせてください。

僕が『執事』を目指す、もう1つの理由

僕と直接会った友人や、少し前から見てくださっているフォロワーさんならもしかしたらご存じかもしれませんが、現在ワインソムリエとして働いてい流僕は、近い将来執事になることを目指しています。

最初のきっかけは「かっこいいから」と言う非常に単純な理由から始まり、調べていくうちに自分が理想としている人物像に限りなく近いものであることが判明しました。


1つは「超一流のサービスのプロである」こと。今の仕事でもそうですが、ワインのプロである前にサービスのプロでありたいと常々思っています。残念ながら現在はまだまだ足りないことだらけですが、執事という職業を深掘りいくうちに

執事こそがすべてのサービス業に通ずる
本質と本物を学べるような気がする

と感じるようになりました。新たな仕事や事業を切り開いていく人間の横で、その人を全力でサポートしていく補助的役割を担う人間になりたい目標も、執事という職業の中に包含されている気がします。


そしてもう一つは、「自分の大切なパートナーを1番そばで支えてあげられる人になりたい」と思っているからです。

執事をいう職業はサービスのプロでもあるしマネージャーのプロでもあります。ですが、1番多くの時間を費やす業務は主に家事です。料理、掃除、洗濯など、普段僕らが日常的にやっていることをプロの水準までできるように鍛錬します。

厳密には実際に執事が仕事として家事をする事は少なく、ハウスキーパーやメイド、家政婦さんなどにうまく指示を出しながら業務をこなしていくことが多いですが、適切に指示をするためには当然熟知してなければなりません。こういう仕事は重要度は低いですが優先度が高い業務となります。



ちょっと前置きが長くなってしまいましたが結局何が言いたいのかというと

僕は日本で一番ポジティブな主夫を目指しています。


女性の社会進出、女性起業家の活躍、男性の育児休暇などなどステレオタイプの価値観が徐々に変わってきつつある昨今ですが、これらが世間に広く受け入れられるようになったきっかけとして、これらをポジティブに感じさせるような出来事、または人の存在が大きかったのではないでしょうか。

社会全体で突然「そろそろ女性も社会進出させますか?」みたいな空気感があったのではなく、時代や習慣の変化によって今まで男性中心だった世界に女性が参画し結果を残す。その姿が次世代に受け継がれ、また新たな女性の社会進出に繋がる…というように。

一見多様的な価値観が認められているようにも感じますが、実はもう1つ、まだ明確に受け入れられてないものがあると僕は思っています。

それは『男性のポジティブな “主夫化”』です。

少しずつ割合が増えているとはいえ、主夫家庭が多いとは言えない現状です。その背景が「日本人特有の世間体から来る」ものなのか、あるいは「男性側の余計なプライドによる」ものなのか、起因するところまでは分かりかねますが

女性が外で働き男性が家で家事をするという構図をポジティブに捉えている人は、まだまだ少ないのではないでしょうか。答えは簡単です。ポジティブに捉えられるようなサンプルを僕らがあまり知らないからです。

だったら僕が、そのサンプルになってみたい

執事になることを志した2年ほど前から、漠然とですがこの目標を掲げています。誇りを持って主夫を全うする。


誤解のないように申し上げますと、僕は

「女性はもっと社会進出するべきだ」
「男女平等を目指す」
「家事育児は夫婦二人のことなので分担する」

なんてことを伝えるモチベーションは一切ございません。そもそも本質的な”平等”を求めること自体が間違っているとさえ思います。


ただ、僕はパートナーのことを仕事から普段の生活まで全てサポートしてあげたい。それだけです。

そろそろ社会的生活を「女性が〜」とか「男性が〜」とか、「古い」とか「新しい」とかで判断する時代が終わっても良い気がします。

男性が外で働き女性が家で家事をするのが古いわけでもなく、
女性が外で働き男性が家で家事をするのが新しいわけでもない。

あくまでその家庭にとって必要な個性を養っていく。それこそが本当に多様性ある社会と言えるのではないでしょうか。


今後僕がやろうとしている活動が、世間にどのような影響与えるのか、もしくは与えないのかは分かりませんが、自分が大切にしたいと思った相手には僕が持てる全てを提供してやりたいなと、心からそう思います。


まぁ僕、人生で彼女いたことないんですけど。

文章苦手ながら頑張りました!