「執事になる」その本心と今後の活動
画像は日本バトラー&コンシェルジュ協会から引用しています。
2020年1月1日。
何かを始めるにはいいタイミング、なんて陳腐なことを思いながらここに宣言します。
2023年に、執事になります。
思いつきでもノリでもフォロワー稼ぎの奇抜なアレでもなく、実は仲の良い友人にはちょいちょい相談していた長期にわたる希望でした。自分の中である程度感情の整理や目標に対する計画が見えてきたのでここに宣言します。
きっかけは『ワインに関する副業』を始めて
僕のことをすでに知ってくださっている方はご存知でしょうが、SNS上ではずっと「ワインソムリエ」というキャラで活動していました。”キャラ”と言いましたが、ガチの資格持ち現役ソムリエです。時々『フリーで活動しているんですか?』みたいな質問もありましたが、レストラン業と流通業で1日15時間くらい働いている普通の会社員です。
そんな中、SNSで活動を始めて1年ほどたった時期から、僕宛に依頼が来るようになりました。イベントのワインセレクトや執筆の依頼などなど、普通に会社員しているだけでは得られないような経験をすることも。基本的に何事においても「やってみなきゃ好きかどうか分からない」というスタンスにあるので、色々なことに挑戦してみたんです。
色々やりながら、僕は気づきました。
「あれ、そんな楽しくねえな…」
ワインが大好きでこの業界に入ったと思ってたし、お酒に関しては常に何かの情報を求めたり資格勉強していたりするくらい熱も入ってる。なのに、ワインの仕事はそんなに面白くない…
もちろん、一定以上の楽しさは兼ね備えてますが、なんというか、心が踊らない。全然ワクワクしない。なんでだろう…なんて自問自答してたらついに答えがわかりました。
僕、サービス業が好きなんだ。
同じイベントでも、ワインセレクトだけお願いされる時と実際にサービスマンとして参加する時とでは圧倒的に後者のほうが楽しかったんです。
『今日はどんな人たちが来るんだろうか?』
『僕の選んだワイン、楽しんでくれるかな?』
『お酒苦手って言ってた人に、他の飲み物も用意するけどちょっとでもワイン好きになってもらえるきっかけ与えられないかな?』
ソムリエである前に、僕は一人のサービスマン。目の前にワインがなくとも、目の前のお客様に喜んでもらうにはどうすれば良いかなんてことばかり考えます。
この頃から、『ソムリエ』と名乗ることに違和感を覚えてきました。
基本、自分の人生には固執することはなく『やりたいことなんてコロコロ変わっても良い。自分が”やる”と決めた今、全力で向き合うことができるなら。』というスタンスで生きているので。
ましてや肩書きなんて変えても誰からも咎められることのないSNS。「よし、ソムリエ名乗るのやめよう。」と思うまでにたいした時間はかかりませんでした。
『執事=最高のサービス業』という方程式
他の人はどう思ってるか知りませんが、僕はお客様は神様であり、仲の良い友人でもある存在だと思っています。
レストラン業態のあり方だったり精神論だったりとややこしい話になるのでここでは触れませんが、『神様を崇めるように接し』『友人を迎え入れるようにくつろげる』という相対する感情を共存することができた時、僕のサービスマンとしての力量は高みに到達すると思っています。残念ながらその頂は一向に見えていませんが。
一番身近で実現可能なサービスの世界が、現時点ではレストラン業です。でも、もし僕が「サービス業としての頂を目指す」のだとしたら、それはレストランにこだわる必要もないのかな…なんて思うようにもなりました。
そんな時に見つけた一冊の本があります。
新井直之さんの著書、「執事が教える 思考のおもてなし」です。
…執事。
ドラマやアニメでは時々見ることがありますが、結局何をしている人たちなんだろう。そう思って手にとってみたこの一冊に、僕の理想とする『サービスマン』像がありました。
これだ。僕が目指している姿はここだ。
全てを兼ね備え、気品と知性に満ちた存在。
こと『サービス』において、他の追随を許さないほどの一点突破。
こういった衝撃を受けてからの行動の早さには自身があり、調べられるだけの執事についての情報を徹底的に調査。自分が執事になるための方法や、なった際の活動の仕方、そして、今後の人生プラン。ルーズリーフを引っ張り出しては、思いつく内容を書きなぐる日々です。
執事を目指す、そして執事になる過程での知見は、間違いなく僕のサービスマンとしてのレベルを数段階上げてくれる。そう強く確信しました。
一問一答
全部を伝えようと思うとものすごい長くなりそうだったので『もしかして気になってるかな?』と思うことだけ簡単にまとめていきます。
ワインの発信はしない?
ワインのことは今後もつぶやいていきます。むしろ、今後のほうが呟きやすくなるかも。
というのも、ワインソムリエって書いてしまったことで、『ワインの専門的なことを発信する人だ』と思われちゃったことも多く、そのイメージは僕として望まぬ展開だったからです。
ソムリエはやめるの?
やめません、むしろ本業や勉強という意味では更に加速させていきます。けど、こういってしまってはなんですが、ソムリエの勉強って大半が知識の保管に当たる部分で、『サービスマン』としてあったら有利ですが優先度は低めです。
サービスマンとして生きたい。ワインの知識もつけたい。ダラダラしてられない。ということで、様々な外的要因を考慮し、ソムリエの勉強を全てを賭して取り組む期間は「3年間」と設定しました。
執事は資格があるの?
オランダやイギリスなどに、国際的な執事育成学校が存在します。ゆくゆくはその機関に所属し、資格取得はするつもりです。
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他にも伝えたい思いはありますが、ひとまず所感ということで留めさせていただきます。
今後、この宣言がどう功を奏すかも分かりませんし、自分の人生なんてどう転ぶか分かりません。でも、一生に一度の人生、もっと自分の欲望に正直になっても良いのかな、なんて柄にもなく思ってみた次第です。
2020年からの発信にも興味を持っていただけたら幸いです。
それでは、今年もよろしくお願いします。
文章苦手ながら頑張りました!