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「こ」から始まるFX専門用語まとめ

「こ」から始まるFX専門用語をまとめました。各用語の詳しい解説内容やチャート、イラスト図などは、リンク先のブログをご覧ください(各FX専門用語の見出しをクリックするとリンク先ページが表示されます)。

「行動ファイナンス理論」

行動ファイナンス理論とは、「人は心理的・感情的な要因によって、必ずしも合理的な判断のもとに行動するとは限らない」という前提に立った経済理論のことです。
ダニエル・カーネマン博士によるプロスペクト理論が、2002年にノーベル経済学賞を受賞したことから注目度が高まり、行動ファイナンス理論は一気に経済学の大きな流派となりました。
それまでの経済学では、「常に合理的な判断をおこなう人」をモデルとして研究されてきたこともあって、その根底を大きく覆すものとしてのインパクトがあったのです。
しかしよく考えれば、日常感覚として「人は不合理なものだ」ということは、人生経験上の常識ともいえるわけで、ようやく経済学が実質にそったものに近づいたという風にいえるかもしれません。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-koudoufinance/

「豪ドル」

豪ドルとは、オーストラリアの通貨単位のことで、オージードルとも呼ばれます。
豪ドルは、オーストラリアが資源国ということもあり、資金流入を目的に高金利な通貨になっています。
国の経済規模が小さいため、経済指標結果や政変などの材料があると、為替レートが一方向に動きやすい(トレンドになりやすい)という傾向があります。
長期FXトレーダーには影響はありませんが、豪ドル関連の通貨ペアはスプレッドが大きい(広い)傾向があるため、短時間でエントリーと決済を繰り返すデイトレードやスキャルピングには、やや不向きな通貨といえます。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-goudoru/

「ゴールデンクロス」

ゴールデンクロスとは、設定期間の異なる移動平均線同士がチャート上で交差することを指します。
特にゴールデンクロスという場合は、長期の移動平均線を、短期の移動平均線が、下から上へ交差することを指します。
移動平均線の種類の選択としては、200期間の単純移動平均線を長期線として用いるFXトレーダーが目立つ印象です。
期間の数値自体に何かマジックナンバーがあるわけではないですが、200や100といったキリのいい数値はよく見掛ける数値ですし、21や55、89といったフィボナッチ数列を用いるトレーダーがいるのも興味深い点です。
ともあれ、その値動きを平均化した上で何を読み取ろうとしているのかを明確にしておくことが大切でしょう。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-goldencross/

「コツコツドカン」

コツコツドカンとは、為替取引(FX)で小さい利益を積み重ねながらも、一回の大きな負けトレードの損失によってそれまでの利益を失ってしまうことです。
コツコツと利益を積み重ねても、ドカン!と負けて証拠金を失ってしまう様子を表しています。
コツコツドカンの背景には、利益は少しでも早く確定したいという心理と、損失はできるだけ確定させず先送りしたいという心理があります。
この心理的な特徴はプロスペクト理論(行動ファイナンス理論)として知られているものです。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-kotsukotsu/

「雇用統計」

雇用統計とは、毎月第1金曜日に米国労働省から発表される、米国の雇用情勢を示す統計のことで、米国の景気状況を探る上で最も重要な経済指標のひとつです。
米国の景気の実体を表す最新の数値として、為替市場に限らずあらゆるマーケットに影響を与えるため、多くの市場関係者が注目する経済指標です。
中でも、非農業部門雇用者数と失業率は大きな注目が注がれる指標であり、この数字が事前の予想に対して期待以上かそれ以下かで、為替相場に大きな値動きがあらわれる傾向があります。
雇用統計の結果は、連邦公開市場委員会(FOMC)の金融政策決定にも大きな影響を与えています。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-koyoutoukei/

「コンコルド効果」

コンコルド効果とは、客観的な判断ができず、投資をやめられない心理状態のことを指します。
これは、経済学でいうサンク・コスト(埋没費用)のことで、投資を中断すると、これまでに投じてきた費用がムダになってしまうという思いから、途中でやめるという選択が取れなくなってしまうのです。
客観的に考えれば、現状で結果が出ていなかったり、損失が増えているのであれば、これ以上の資金の投入はマイナスを増やすことにしかなりません。
その投資を一刻も早くやめることで、将来の無用なマイナスを食い止められるはずです。
しかし、すでに投じた資金が、さも「貯金や積立金」かのように思えてしまうことから、それを手放すことに大きな心理的な抵抗を感じてしまうのです。
本当は貯金でも積立金でもなく、すでに使って失ったお金ですから、これは誤謬というべきものです。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-concorde/

「こ」から始まるFX専門用語まとめ

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