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「か」から始まるFX専門用語まとめ

「か」から始まるFX専門用語をまとめました。各用語の詳しい解説内容やチャート、イラスト図などは、リンク先のブログをご覧ください(各FX専門用語の見出しをクリックするとリンク先ページが表示されます)。

「カーブ・フィッティング」

カーブフィッティングとは、トレードルールを相場に合わせて過剰に調整して、過去の一定期間の相場状況で勝てるように、可能な限り最適化しようとすることです。
日本語では、「過剰最適化」といいます。
この言葉は、主にシステムトレード(EAによる自動売買)でつかわれる用語ですが、ある程度厳格にルール化された裁量トレードのトレード手法に対しても使われます。
よくあるカーブフィッティングの例としては、トレードルールで用いられているインジケータのパラメータを、過去の限られた期間のチャートで好成績がでるように調整した結果、他の期間では利益どころか損失を出すようになってしまった──というケースです。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-curvefitting/

「乖離率(かいりりつ)」

乖離率とは、FXでは一般的には、「レートが移動平均線からどのくらい離れているか」を示した数値のことを指します。
正確には、移動平均乖離率といい、テクニカル分析手法のひとつです。
この数値を見ることで、「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断しようとするもので、そのためのインジケータとしては、エンベロープやボリンジャーバンドなどがよく知られています。
乖離率を利用したトレード方法としては、移動平均線からの乖離が大きくなった状況で、「レートが平均に収束する」という傾向を利用して、移動平均線の方向へトレードするものがあります。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-kairiritsu/

「確率思考」

確率思考とは、FXにおいて、目の前の1トレードの結果ではなく、一定の回数以上のトレード結果の統計を重要視することです。
仮に、勝率が60%のトレード手法の場合だと、100回トレードをすれば40回の負け・損失トレードになるわけですから、直近の数回のトレードで連敗することは、ごく普通に起こる出来事です。
確率思考を理解していないと、せっかく優位性のあるトレード手法でトレードしていても、こうした自然発生的な連敗に狼狽して、トレードルールの優位性を疑う結果にもつながり兼ねません。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-kakuritsusikou/

「下降トレンド」

下降トレンドとは、レートの動き(値動き)が波を描きながらも、下降傾向を見せる状態のことです。
一般に、下降トレンドのときは、売りポジションをもっていれば利益を上げやすいとされています。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-downtrend/

「過去チャート」

過去チャートとは、過去のFX相場の値動きを表したチャートのことで、一般的には、数年~数十年分の過去までさかのぼったチャートを指します。
別名、ヒストリカルデータといい、FX会社ごとに過去チャートのデータを公開していて、一般公開されている、もしくはそのFX会社の口座をもつユーザーが利用することができます。
このヒストリカルデータをMT4などのツールに読み込ませて、検証作業やトレード練習を行うのが、一般的によく見られるケースです。
過去チャートのデータは、基本的に「長期間にわたる1分足データ」のかたちで提供されているので、そのデータをもとに、あらゆる時間軸のチャートを表示させることが可能です。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-historical/

「加重移動平均線(WMA)」

加重移動平均線(WMA)とは、テクニカル分析で使用されるテクニカル・インジケーターのひとつで、直近の価格に比重を置いて計算された移動平均線のことです。
ちなみに、一般的な移動平均線(MA)は、単純に一定期間の終値の平均値をもとにして計算されているため、これを「単純移動平均線(SMA)」と呼ぶことがあります。
加重移動平均線では、「現在に近い終値ほど、相場参加者たちに注目されていて重要である」という考え方から、その価値を「加重」して計算しています。
その結果、加重移動平均線は、単純移動平均線と比べて敏感な動きを見せるようになります。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-wma/

「仮想トレード」

仮想トレードとは、FX会社のデモ口座を使っておこなうトレードのことで、一般的にはデモトレード、もしくはバーチャル取引といいます。
仮想トレードは、実際のお金を使わずに、仮想資金をデモ口座に設定して行います。
ちなみに、MT4やフォレックステスターなどの練習・検証ツールをつかったトレードのことは、練習トレードや模擬トレード、売買シミュレーションなどと呼ばれます。
仮想トレードは、勝っても負けても自分の資金には影響がないため、世間一般には「緊張感がない」とか「やっても意味がない」という風潮が見られます。
しかし、資金に影響がないということは、無用なリスクやプレッシャーを負わずに、本番同様のトレードが出来るということでもあります。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-kasoutrade/

「カナダドル(ルーニー)」

カナダドルとは、カナダが発行する通貨単位のことで、別名「ルーニー」の愛称・ニックネームで呼ばれています。
ルーニーの愛称は、カナダドル硬貨にデザインされている水鳥の「アビ(Loon)」に由来しています。
カナダドルは資源国通貨として知られており、またカナダは先進7か国(G7)の一員でもあるため、オージー(豪ドル)やキウィ(ニュージーランドドル)、ノルウェー・クローネ、南アフリカ・ランドなどの資源国通貨の中でも代表格の通貨となっています。
カナダは多種多様な産業によって経済が構成されているため、他の資源国通貨と比べて、為替レートの変動が比較的安定しているのが特徴です。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-loonie/

「ガラる」

ガラるとは、FX相場で大暴落が起きたことを指す、ネットスラング(俗語)です。語源は「ナイアガラの滝」で、水が激しく落下する様子が、大暴落に例えられています。
下のチャートは、典型的なガラの様子をあらわした、ドル円の4時間足チャートです。
まるで怒涛のように流れ落ちる濁流のごとく、放物線を描いて一気に為替レートが下落していく様子が見て取れます。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-gara/

「か」から始まるFX専門用語まとめ


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