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「と」から始まるFX専門用語まとめ

「と」から始まるFX専門用語をまとめました。

「投機」

投機とは、短期的なレートの変動による価格差から利益(差益)を得るトレードのことです。
FXの場合は、短期的な為替レートの変動で売買をおこない、為替レートの価格差から利益(為替差益)を得ようとするトレードのことです。
投機は、現在と将来の価格の「差額」を得ることが目的なので、資金を投じる対象の価値が上昇することを期待する「投資」とは異なった資産運用の方法とされます。
また「投機はゼロサムである」ともいわれます。
ゼロサム(総和がゼロ)だとされる理由は、短期的な為替レートの変動による価格差を利用したトレードであることから、あるFXトレーダーの利益は必ず誰かの損失であるためです。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-touki/

「投機筋(とうきすじ)」

投機筋とは、短期的なレート変動による価格差から利益(差益)を得ようとする相場参加者のことで、「短期筋」とも呼ばれます。
投機筋のメインは、ヘッジファンドや証券会社などの金融機関のディーラーです。
彼らは差益が得られると見込めれば、あらゆるタイミングで売買を繰り広げます。
ポジションの保有期間は、アルゴリズム取引であれば一瞬、一般的には数日から数ヶ月の範囲とされています。
相場には、実際に外貨が必要で取引を行う「実需筋」よりも、はるかに多くの投機筋が参加しており、その比率は「実需:投機」が2:8とも1:9ともいわれています。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-toukisuzi/

「トラックレコード」

トラックレコードとは、トレードの詳細な収支記録のことで、過去の損益などのトレード履歴が一目で分かるものです。
トラックレコードという言葉は、一般には投資信託などの金融商品の運用成績を指すものとして用いられますが、FXトレーダーや株トレーダーの実力を測る成績表という意味でも用いられます。
トラックレコードにはトレードした対象(通貨ペアや個別株など)とポジションサイズ、エントリーと決済の時刻、利益と損失などが詳細に記録されていることから、通常の場合おおやけになることは稀です。
通貨ペアとそのエントリー時刻および決済時刻は、そのFXトレーダーのトレードスタイルと手法を浮き彫りにするため、極めて高度な機密情報といえます。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-trackrecord/

「ドルストレート」

ドルストレートとは、為替取引の通貨ペアの一方が米ドルになっている通貨ペアのことです。
米ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、スイス/米ドル、豪ドル/米ドル、米ドル/加ドルなどがあります。
現在、基軸通貨は米ドルであるため、米ドルとのペアは直接米ドルと取引されるという意味で「ストレート」と呼ばれます。
反対に、米ドルを介さない通貨ペアのことをクロス通貨といい、ユーロ/円、ポンド/円などの通貨ペアをクロス円といいます。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-dorusuto/

「トレード手法」

トレード手法とは、優位性のあるトレードを行っていくための、行動(判断)ルールをまとめたもののことです。
FXで利益を上げ続けていくためには、トレード手法に確率的な優位性があることが求められます。
つまり、そのトレード手法を繰り返したときに、総利益と総損失のトータルがプラスになることが必要です。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-trademethod/

「トレードスタイル」

トレードスタイルとは、トレードする時間帯や通貨ペアの種類、損失と利益のバランスの取り方、リスクへの対応方針といったもののことです。
具体的にはトレードする期間の違いによって、以下のようなスタイルの分類が可能です。
数週間~数ヶ月以上ポジションを持ち続ける、長期ポジショントレード。
数日~1週間ポジションをもつ、スイングトレード。
一日でエントリーから決済までを行う、デイトレード。
短時間でのトレードを繰り返す、スキャルピング。
また、オセアニアタイムから東京タイムでトレードするスタイルや、ニューヨークタイム以降の深夜時間帯にトレードするスタイルなど、時間帯でも分類できます。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-tradestyle/

「トレード練習」

FXのトレード練習とは、実際のトレード資金を使ってFX取引をする前に、FX練習ソフトを使って模擬トレード(シミュレーション・トレード)をすることです。
トレード練習をすることで、自分のFXトレードのやり方(エントリーや決済などのトレード手法)に優位性があるかどうかや、トレードルール通りに判断して注文を執行できるかをチェックできます。
FX会社が提供する取引ツールやMT4を使った仮想取引(デモトレード)でも、ある程度のトレード練習は可能です。
しかしそうしたデモトレードだと、一日分のトレード練習を行うためには「実際の一日の時間」が必要なため、練習効率は極めて悪くなります。
その点、FX用のトレード練習ソフトを使うと、練習ソフト内で自由に時間を進めながら模擬トレードを行えるため、例えば1か月分のトレードを1時間ほどで体験することが可能です。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-trade-practice/

「トレンド」

トレンドとは、相場の値動きの方向性を示す言葉です。
「トレンドがある」といった場合、値動きに方向感があって、上下に振動する波を描きながらも一方向へレートが進んでいる状態を指します。
レートに上昇傾向が見られる場合を上昇トレンド、下降傾向が見られる場合を下降トレンドといいます。
反対に、値動きの方向感がなく、レートが上下に不規則に動いている状態を「レンジ状態」といいます。
FXトレードにおいては、トレンドを見極める判断がトレード結果に大きく関わってきます。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-trend/

「トレンド系テクニカル指標」

トレンド系テクニカル指標とは、FXのテクニカル分析で用いられるインジケーターの内、現在のトレンドの有無とその方向性を判断するもののことです。
順張り系テクニカル指標とも呼ばれます。
多くの場合、トレンドフォローのエントリーや決済のために用いられ、確率的に妥当なトレード方向を判断してポジションをもつためのガイドやサインとなります。
トレンド系テクニカル指標には、移動平均線、ボリンジャーバンド、一目均衡表、MACD、パラボリックなどがあります。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-trendindic/

「トレンドフォロー」

トレンドフォローとは、相場の方向感である「トレンド」に従ってトレードしていくことです。「相場に形成されたトレンドを支持(フォロー)する」という意味があります。
トレンドフォローを実践するには、トレンドの有無を判断することと、そのトレンドの中でどのような状況(タイミング)でエントリーと決済をしていくかが重要になってきます。
「ブレイクアウト手法」や「押し目買い手法」は、トレンドフォローを実践していく具体的な方法のひとつで、多数のバリエーションが存在しています。
トレンドフォローで基本となるのは、買いのエントリーの場合は「高くなったから買う」もしくは「下がらなくなったから買う」という考え方です。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-trendfollow/

「トレンドライン」

トレンドラインとは、テクニカル分析で用いられるラインの一つで、「切り上がる安値」もしくは「切り下がる高値」に沿って引かれるラインです。
トレンドラインを引くことで、トレンドの方向が明確になると共に、トレンドラインが支持線・抵抗線として機能する可能性を見て取ることが出来るようになります。
トレンドラインと並行して引かれるラインを「チャネルライン」といい、このラインも支持線・抵抗線として機能する可能性があります。
一般に、トレンドラインの接点となる高値・安値が多いほど、そのラインは強固だと判断されます。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-trendline/

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