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「い」から始まるFX専門用語まとめ

「イギリスポンド」

イギリスポンドとは、イギリスの流通通貨で、別名「ケーブル」や「スターリング」とも呼ばれています。
19世紀半ば、ポンドが世界の基軸通貨としての地位を確立していた時代がありましたが、イギリスの産業構造の変化や、ドイツ、アメリカといった産業国の隆盛によって、ポンドの地位が脅かされていきました。
そして20世気に入り、戦争経済のなかでイギリスは、金本位制の放棄~再導入といった混乱を経て、ポンドの基軸通貨としての信用は下落し、ドルにその地位を譲ることになりました。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-engpound/

「維持証拠金」

維持証拠金とは、持っているポジションを維持するのに必要なお金のことです。
通常、FX口座にある証拠金が維持証拠金の額を下回ると、ポジションは強制的に決済されます(強制ロスカット)。
維持証拠金は、FX会社によって異なる金額が設定されていて、FX口座に入金してある証拠金が維持証拠金を下回ると、もっているポジションがFX会社によって強制的に決済させられることになります。
含み損を考慮した現時点の証拠金の金額と、維持証拠金との比率のことを、「証拠金維持率」といいます。
証拠金維持率が一定割合を下回ると、FX会社からマージンコールという注意喚起がなされ、追加で証拠金を入金せずにそのまま含み損が増えていった場合は、強制ロスカットによる決済が行われます。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-ijisyoukokin/

「行って来い(往って来い)」

行って来いとは、相場が大きく上昇または下降したものの、再びおなじ価格帯にレートが戻ってきた状態をいいます。
大きな陽線のローソク足によって、急上昇を見せましたが、すぐにまた同じように大きな陰線があらわれて、同じ価格帯に戻ってきた様子がわかります。
通常、行って来いと呼ぶ場合、相場参加者たちが「これはトレンドが始まったのではないか?」と思うほどの急騰や急落といった、目立つ値動きによって始まるケースが多く見られます。
それくらいの「トレーダーたちの期待」が生じたにも関わらず、何らかの理由でレートが元に戻ってきてしまう訳ですから、行って来いの値動きはトレンドを期待したトレーダーには印象的な値動きといえます。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-ittekoi/

「移動平均線(MA)」

移動平均線とは、インジケーターのひとつで、過去のローソク足の「一定期間の価格(多くは終値)」を平均して、線でつなげたものです。
ちなみに英語で「Moving Average(移動平均)」といい、その頭文字を取って「MA」と呼びます。
例えば、1つ目の終値が100円、2つ目が200円の場合、これら終値の平均値は150円になります。
このような平均値の計算を順番に行っていき、それら平均値をラインでつないだものが、移動平均線です。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-idouheikinsen/

「イナゴ」

為替取引(FX)におけるイナゴとは、大きな値動きを見てから為替ポジションをもった、一般大衆FXトレーダーの集団のことです。
バブル相場に踊らされ、欲の赴くまま感情的に為替相場でポジションをもつFXトレーダーたちの姿を、農作物にむらがる大量のイナゴの群れに例えて名付けられた、ネットスラング(俗語)のひとつです。
イナゴと呼ばれるFXトレーダーたちの多くは、高値づかみなどの結果に終わってしまい、そのトレード結果が利益につながることは少ないです。
彼らイナゴトレーダーが「もっと上がるはず!」「エントリーしないと損!」と感じたとき、その時こそが相場の天井であるという、為替相場の皮肉な現象が日々くり返されているといえるでしょう。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-inago/

「イフダン注文(IFD)」

イフダン注文(IFD)とは、2つの注文を同時に出しておいて、最初の注文が約定したら2つ目の決済注文が、自動的に有効化される注文方法のことです。
イフダンとは英語で「lf Done」の略で、「もし取引が成立したら……」という意味になります。
例えば「1ドル=100円でドルを買う」という指値注文を出すとき、同時に「もし買いが約定したら1ドル=110円でドルを売る(決済する)」という指値注文も出しておけるのが、イフダン注文です。
イフダン注文(IFD)は、逆指値を組み合わせることも可能です。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-ifd/

「インジケーター」

インジケーターとは、「指標」や「指示器」という意味をもつ単語で、FXのテクニカル分析で用いられる分析ツールです。
インジケーターは、「テクニカル指標」や「テクニカルインジケーター」とも呼ばれます。
有名なものとしては、移動平均線やRSI、MACD、ストキャスティクスなどがあります。
「指標」「指示器」という言葉からイメージされる通り、インジケーターは、現在のレートの方向性やトレンドの状態、さらには今後の反転の可能性といったものをチャート上で「見える化」するために用いられます。
インジケーターを用いる目的は、一見すると無秩序にランダムウォークしているように見える為替チャートから、何らかの法則性や値動きの傾向を見出すためと言えるでしょう。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-indicator/

「い」から始まるFX専門用語まとめ

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