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「く」から始まるFX専門用語まとめ

「く」から始まるFX専門用語をまとめました。各用語の詳しい解説内容やチャート、イラスト図などは、リンク先のブログをご覧ください(各FX専門用語の見出しをクリックするとリンク先ページが表示されます)。

「鯨幕」

鯨幕とは、FXチャートのプライスアクションのひとつで、ローソク足の陽線と陰線が交互にあらわれるような、為替レートの変動が停滞した状況のことです。
狭い範囲でのレンジ相場(レクタングル)の一種で、上下どちらへ動いていくのか方向感がまったく見られないのが特徴です。
このプライスアクションは、ローソク足の色が紅白の垂れ幕のように交互に連なっていることから、鯨幕と名付けられました。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-kujiramaku/

「口先介入」

口先介入とは、政府首脳や財務省の高官などが、為替相場の状況に対する発言によって為替レートを意図的に動かそうとすることです。
口先介入は、金融当局者たちが為替レートの水準に対する意見や要望などを、市場参加者に向けてアナウンスする形での介入であり、日本銀行などの中央銀行が実際に為替介入を行なうものではありません。
一般的に口先介入の効果は乏しいですが、国際的な金融危機などで、一国だけでなく複数の国が協調して表明を出す場合は、マーケットへのインパクトが見られます。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-kuchisaki/

「グランビルの法則」

グランビルの法則とは、移動平均線とレートの位置関係から値動きを判断するための法則です。
アメリカの金融記者だった、ジョセフ・グランビルが提唱したもので、当人は「法則」という表現はしていなかったようです。
グランビルが唱えた戦略(日本では法則と呼ばれる)は8つあり、それぞれ以下のようなものです。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-granville/

「クロス」

クロスとは、為替取引(FX)のテクニカル分析で用いられるインジケータが出すサインのひとつで、インジケータのライン同士が交差することを指します。
有名なものとしては、移動平均線(MA)のクロスがあげられます。
この場合、期間の異なる移動平均線が交差することをクロスと呼びます。
下のユーロドル1時間足チャートでは、20期間と200期間の移動平均線がクロスする様子が見て取れます。
このクロスはゴールデンクロスと呼ばれます(水色の丸)。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-cross/

「クロス円」

クロス円とは、FXで取引される通貨ペアのうち、ユーロや豪ドルやスイスフランなど、米ドル以外の通貨と日本円とのペアのことです。
具体的には、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、スイスフラン/円、カナダドル/円などがあります。
現在、世界で中心的に使われている通貨──すなわち基軸通貨は米ドルです。
そのため、クロス円の実際のレートを算出するには、「ドル/円」と「相手通貨/ドル」の二つの通貨ペアのレートを合成する形で用いられます。
クロス円の通貨ペアをトレードする場合は、その通貨ペアの値動きだけではなく、ドル/円の値動きにも注意しておくことが大切です。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-crossen/

「黒田バズーカ砲」

黒田バズーカ砲とは、2013年4月に日銀が決定した金融緩和のことです。
日銀総裁の「黒田東彦氏」の名前と、その金融緩和の規模の大きさから、黒田バズーカ砲と呼ばれています。
当時、黒田氏は記者会見で「異次元規模の緩和」と説明したように、その規模は2年で140兆円という莫大なものでした。
これは、GDPの20%にも相当し、これに先行して始まっていたアメリカの「QE量的緩和」では、GDPに対し5%でしたから、まさに異次元と呼べるものでした。

「く」から始まるFX専門用語まとめ

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