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「り」から始まるFX専門用語まとめ

「り」から始まるFX専門用語をまとめました。

「リーマンショック」

リーマンショックとは、2008年9月15日、米証券会社大手のリーマン・ブラザーズが連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したことに端を発した、世界的な金融危機のことです。
リーマン・ブラザーズ経営破綻の原因は、低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンの焦げ付きに伴う信用不安によるもので、負債総額は6000億ドル(約72兆円)を超えました。
2000年代前半からの米国での金融緩和と低金利政策の推進によって、米国内で住宅購入と住宅投資がブームになりました(いわゆる金余り状態による投資熱の発生)。
そのため金融機関による資金貸出競争が激化した結果、返済能力を超えた融資が日常的に行われるようになってしまい、本来であれば住宅購入や投資にそぐわない低所得者や低信用者層にも住宅購入意欲が高まり、そういった層への融資が次第に大きくなっていきました。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-lehmanshock/

「利益確定(利食い)」

利益確定とは、含み益が生じていたポジションを決済して利益を確定させることで、「利食い」とも呼ばれます。
為替取引(FX)では、保有していた買いポジションに含み益が出ていた場合、反対売買の「売り」をおこなって決済して利益確定を行います。
売りポジションを保有していた場合はこの逆になります。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-rigui/

「リスクオン・リスクオフ」

リスクオンとは、リスクの高い投資対象へ資金を振り向けて積極的に利益を追求することや、そうした積極的にリスクを取る投資行動が好まれる相場状況になっていることを指す相場用語です。
投資家や投機家たちが高いリスクを好んで選ぶ様子から「リスク選好」とも呼ばれます。
リスクオフはその反対で、リスクを下げた投資行動や、そうした行動が選ばれやすい相場状況や市場ムード(センチメント)を指します。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-riskonoff/

「リスクヘッジ」

リスクヘッジとは、「リスク回避(Risk Hedge)」を意味する相場用語で、資産運用のリスクを減少・低下させるための行動のことです。
単に「ヘッジ」とも呼ばれます。
FX取引での代表的なリスクヘッジの方法としては、現在もっているポジションとは反対方向へポジションをもつ方法があげられます(両建てもこれに含まれる)。
こうすることで値動きによるリスクを回避することが出来ますが、利益を得るチャンスも回避してしまうことになります。
他の代表的なリスクヘッジの方法としては、分散投資と呼ばれる手法が有名です。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-hedge/

「リスクマネジメント」

リスクマネジメントとは、あらかじめトレードのリスクを想定しておき、そのリスクが現実のものとなった場合でも、投資資金への影響を抑えてトレードが続行できるようにしておくことです。
リスクマネジメントは一般的には「リスク管理」と呼ばれます。
為替取引(FX)の場合は、トレードを余裕資金の範囲内で行うことや、トレードのレバレッジの認識、証拠金に対するトレードごとの損失の割合(リスク%)を決めること(いわゆるポジションサイジング)などがリスク・マネジメントに当たります。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-riskmanagement/

「リバウンド(リバ取り)」

リバウンドとは、FX相場が急騰や急落した際に、行き過ぎた為替レートが一旦反転してくる値動きのことです。
急激に一気に動いたレートは、どこかの時点で決済注文や新規の注文が入ることによって、壁にぶつかって跳ね返されるように反転する傾向があります。
文字通り値動きに「リバウンド」が見られるわけです。
リバ取りとは、こうした為替レートの値動きの傾向を利用したトレード手法のひとつであり、行き過ぎたレートが近いうちに反転することを想定して逆張りを行うものです。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-rebound/

「流動性(リクイディティ)」

流動性とは、外国為替市場で取引されている「通貨の量(取引額)」や「取引頻度」のことを指す相場用語です。
英語ではリクイディティ(Liquidity)と呼ばれます。
為替市場の参加者が多く、取引される通貨の量や取引頻度が多い状態を「流動性が高い(ある)」といいます。
反対に市場参加者が乏しく閑散相場になっていて、通貨の取引額や取引頻度が少ない状態を「流動性が低い(無い・乏しい)」といいます。
流動性が高ければ通貨の交換(取引)が容易になり(売買注文が通りやすくなり)、低ければ取引がしにくくなるため、為替通貨の流動性の状況とその把握は、FXトレードにおいて重要なポイントのひとつになります。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-liquidity/

「流動性リスク(リクイディティ・リスク)」

流動性リスクとは、FX市場の流動性が低くなることによって、取引しようとしてもすぐに売買できなかったり、希望するレートで約定できなかったりするリスクのことです。
英語では「リクイディティ・リスク」と呼びます。
流動性は、為替市場の参加者の数とその通貨取引量や取引頻度によって上下します。
為替通貨の流動性が低くなる要因には主に次のようなものがあります。
マイナーな通貨ペアのため、そもそも売買取引をしている市場参加者と取引額が少ない。
季節要因(夏休みやクリスマス休暇)などで市場参加者が少なくなっている(閑散相場になっている)。
突発的な事件や自然災害、政変などによって売買がどちらか一方に偏ってしまい、為替市場で売買が成立しなくなっている。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-liquidityrisk/

「両建て」

両建てとは、ひとつの通貨ペアで「買い」と「売り」両方のポジションを同時に持つことです。
例えば為替取引(FX)において、ドル円の買いポジションと売りポジションを同時に持った場合は、「ドル円の両建てをした」といいます。
売り買い両方のポジションの損益が相殺されるため、実質的にはその通貨ペアのポジションをもっていないのと同じことになります。
そのため、FX会社によっては両建てが出来ない(禁止されている)場合があります。
厳密には、エントリー時のスプレッドとその後のスワップポイントによって手数料が発生しているため、両建てには常時コストが掛かっていますから、損益的にはマイナスになります。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-ryoudate/

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