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「ぬ」から始まるFX専門用語まとめ

「ぬ」から始まるFX専門用語をまとめました。

「ヌーンレート(noon rate)」

ヌーンレート(noon rate=午後の値)とは、カナダ銀行(BOC)が定めた基準為替取引レートのことです。
ヌーンレートは正式には「Noon Average Rate Contract(NARC)」といい、米ドルとカナダドルの間での為替リスクの軽減を目的として定められたものです。
カナダ銀行が扱う通貨ペアのうち、最も取引量の多かった「米ドル/カナダドル」の正午の為替レート(ヌーンレート)を、当日の残り時間の公式基準為替レートとして使用しました。
ヌーンレートは毎日正午頃過ぎに発表され、午前11時59分から午後12時1分の間の為替取引に基づいて決定されます。
カナダ銀行は他の通貨ペアのヌーンレートも発表していましたが、「米ドル/カナダドル」はその取引量の多さから、最も頻繁に利用されていた基準為替レートでした。
企業による為替決済などの実需筋はリスクヘッジを目的に、また機関投資家や大口トレーダーなどの投機筋はそれぞれの思惑に基づいて、それぞれ米ドルとカナダドルの間で為替取引をする場合にヌーンレートを利用していました。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-noonrate/

「ぬか喜び」

ぬか喜びとは、一時は豊富にあった含み益が、思わぬ値動きによって消し飛んだり、またはブレイクアウトで上手くエントリー出来たものの、小さな利益で終わってしまうなど、想定した利益が得られず落胆する様子を表した言葉です。
決済ルールが不十分だったり、そもそもルールをもっていない場合は、含み益が出てもそれを上手く実利益に変えられないケースが頻発します。
仮に、エントリー直後に大きな伸びが生じて、一気に含み益が増えたケースを見てみましょう。
利益目標到達やトレーリングストップで決済する場合は、黙ってホールドし続けていれば良いのですが、明確な決済ルールがないと延々と判断を迫られ続けることになります。
「まだまだ伸びるんじゃないか?」という期待。
「ここで利益確定した後に伸びたらもったいない」という気もち。
一度は大きく伸びた値動きを目の当たりにした結果、こうした「後悔したくない」という心理状態に陥るため、なかなか決済することが出来なくなります。
そうしている内に、レートはジワジワと反転をし始めます。しかし後悔したくない気もちが強いため、どうしても粘ってしまう傾向が表れ、ポジションをホールドし続けてしまうのです。
その結果、いつの間にか建値付近までレートは下落してしまい、「このトレードで損失だけは出したくない」という気もちから、建値撤退をすることになります。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-nukayorokobi/

「抜ける」

抜けるとは、高値や安値、テクニカル指標などのチャートポイントを、レートが超えていくことです。「ブレイクアウトする(突破する・急変する)」とほぼ同義の言葉です。
「高値を抜けた」
「サポート・ラインを下抜けた」
「移動平均線を上抜けた」
「トレンドラインを抜けた」
「ボリンジャーバンドの+2σラインを抜けた」
「レジスタンス・ラインでの抵抗が強く、なかなか抜けない」
「三角保ち合いを抜けるまで様子見をする」
etc…
基本的にこのような形で用いられます。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-nuke/

「濡れ手で粟」

濡れ手で粟とは、FX取引においてエントリーしたポジションが想定外の大きな利益を生み出したことを指す言葉です。
また、「楽に儲かる」という、為替取引(FXトレード)への世間の間違ったイメージを表す言葉としても用いられます。
よくあるケースとしては、リスクを無視して大きなポジションでエントリーしたところ、たまたま要人発言や経済ニュースなどで大きな為替レートの変動が生じ、一気に大きな含み益や決済利益を得るというものです。
しかしこれは、運良くエントリー方向への為替レートの値動きが生じたから良かったものの、逆方向へレートが動いていたら想定外の含み損を抱えることになったでしょうし、運が悪ければ強制ロスカットという結末が待っています。
他のケースとしては、ハイリスクな指標トレードによって大きな利益が得られたというケースです。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-nureteniawa/

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