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コンクリート診断士 記述式問題(問題1・建築系)攻略

割引あり

コンクリート診断士の資格試験で、難易度を上げる要因となっている記述式問題に関して、自分なりに辿り着いた攻略法について、具体的にまとめていく。


大前提

記述式問題の勉強法に入る前に、大前提として、下記に紹介する勉強法は下記を前提としているので、その前提にそぐわない人には不向きな勉強法になる。

・四択問題の勉強はほぼ仕上がってる
・問題1・建築系の記述式問題の対策の参考が欲しい
・記述式問題をどうやって勉強していいのかわからない

用意するもの


・過去問題集(2~3社分)
・方眼紙ノート
・筆記用具

記述式問題の勉強に要した日数


・試験日当日より3週間前からスタート


記述式問題の勉強法


下記の記述式の勉強法は、徐々にステップアップし、最終攻略する形式をとっている。よって、順番通りにこなしていかないと意味がないので、ご注意を。


1)とにかく書く

さあ記述式問題を勉強しようってなった時、何をどうすれば対策になるのかって戸惑うことはないだろうか。自分は初回の試験を受験する際にかなり戸惑った。どうすることが対策になるのかと。
・どうやって勉強すればいいのかわからない
・対策のしようがない
・なにを準備すればいいのかわからない
自分と同様に戸惑った人に向けた勉強法として自分が実践し合格できた方法を紹介していく。

自分がまずやったのは「とにかく書く」ということ。
何を書くか。それは過去問題集の記述式問題の解答をそのまま用意した方眼紙ノートに書き写す。

これを毎日続けてください。1000文字近くの文章を書くということが自分にとってどれほどの負担になるかを体験的に実感してください。

もちろんただ書き写せばいいわけではない。書き写す前に、必ず問題を読むこと。そしてその読んだ問題に対しどういう答えが書かれているのか。

常に問題文を意識しながら、解答例を書き写してください。

この作業で大事なのは、気づき。なるべくやってほしいのは、解答例を句点から句点までの一文を覚えてからその見本を見ないで書いてほしい。そのときに「気づき」があるはず。あれ?漢字が書けない。文章が流れるようにすらすら書けない。

普段、文章仕事はパソコンを使ってるのではないか。その際に漢字はもちろん読めるし、簡単に変換して書類を作成していると思う。だからいざ手書きで文章を書いてみると、漢字が出てこなかったり、文章が思ったようにすらすら書けないことに気づく。手書き仕事が遠ざかってる人ほど、「手書きで文章が書けない」という現実に直面する。でもあわてることは全然ない。

この解答例を過去問題5年分を2巡(複数の問題集分)程度すれば、上記の課題はいつのまにかクリアしているはず。2巡ですらすらと書けないなら、立ち止まりもう1巡書いてみる。急がば回れ。

最低ノルマとして、その年度の記述式問題の解答を1日で書ききること。5年分の過去問題を1日1問=5日。問題集が2冊なら5日×2冊=10日。休みの日は最低でも3年分やらないと間に合わない。ちなみに私は平日は1日1問×3社分の問題集分。つまり1日で1問を3巡。平日5日間で5年分を3巡。土日で、もう一度3巡。書き写すだけなので、1問1社分で45分くらいだから2時間ちょっとで3社分書ける。

参考に、自分がコンクリート診断士の記述式問題でひたすら書いた方眼紙ノートを動画公開する。最低限この程度は書いてください。


2)問われたことに問われた順番で答える

1)の気づきで判明したことがクリアしても、過去問題の書き写しはやめないでください。

1000文字近くの文章を手書きで書くという課題は、数をこなせば慣れてくる。慣れてくれば1000文字近くの手書き文章は量的に大したことないとわかるはず。余裕も生まれるだろう。
ただし、同じやり方ではなく、記述式の1回の過去問題が3~4問あるが、1問の解答をまるまる覚えてから、書き写してください。大事なのは「問題の解答を書く」ことなので、全く同じ解答文を一字一句間違うことなく正確に書く必要はない。問題の解答であればいいので、例えば語尾が違ってもいいし、切れていた文章を接続詞で繋いで、少し長い文章になってもいい。常に意識しなければならないのは、「問われたことに問われた順番で答える」。だから解答例を強調したいからとか、覚えた順序からとかで、解答例の解答順を変更するのはダメ。「問われたことに問われた順番で答える」は絶対守らなければならない鉄則だと思ってください。
倒置法で強調するとか、自分に言わせればクソみたいな無価値な表現方法。はっきりいってそんなことすれば読みにくくて、何が言いたくて、問われたことに何を書いてるんだって試験官の心証が極めて悪い。絶対にやめてください。

「問われたことに問われた順番で答える」は基本中の基本であり、記述式問題の解答文の鉄則。

あと、「問題文の語尾と同じにする」も意識するように。「原因を推定し・・・」と問題文に書いているなら、自分の解答も「・・・と推定する。」と締め括る。「推定し・・・」と聞いているのに、「推察する」とか「考える」とかはやめる。「問われたことに答える」はこういう細かいところから徹底する。
絶対やってはならないのが、「・・・と思う。」という文章の締め方。あなたの思いとかは問題文で聞いていない。実際に、コンクリート診断の報告書に「・・・と思う。」なんて書くやつはまずいない。特に記述式の問題に対する解答は。自信がなくても、必ず変状要因は言い切る。断言する。
他にもシュミットハンマーはリバウンドハンマーと書くなど、細かい言い回しのルール的なものが購入した問題集に書いているはずなので、かなり大事な部分なので、必ず書いて覚えること。


3)必要ワードを覚える

一通り文章がすらすらと詰まることなく書けて、1000文字近い文章を手書きで書くことにもすっかり慣れて、書けない文字も解答例の範囲なら書けるようになったら、次のステップは、過去問題に対して、絶対必要と思われる「必要ワード」を、解答例から読み取ってください。ここで重要になる、同じ問題に対し、複数の問題集の解答例の比較。必ず用いているワードはなにか。

例えば変状原因が「塩害」であるならば、「塩化物イオン濃度」は必須になる。さらにその塩化物イオン濃度のボーダーラインの数値が重要になる。補修方法には何を使うのが妥当なのか。問題集の解答例から読み取って欲しい。

私は、この重要ワードを自分なりに選別し、そのワードを含めた一文を変状ごとに毎日書き、とにかく絶対に忘れないように覚えこむことをした。ここからが記述式問題の攻略の最重要ポイントになる。それは━━━(ここからnote課金)

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