俊太郎さんの思い出
2011年7月14日から31日まで、かつて荻窪にあった6次元というブックカフェで、「ポエツリーキャラバンat6次元・谷川俊太郎×荻窪派詩人展」が開催された。
冒頭の詩は、その時にTwitterで投稿して選ばれた自作の詩。幾つかの他の詩と共に、オブラートの詩歌専用電光掲示板ポエツリーに表示されることになり、とても嬉しかった。
さらに、24日の昼間には谷川俊太郎さんのワークショップがあり、参加したかったが、仕事を優先して断念してしまった。あとで聞くところによると、俊太郎さんが「Pollyさんに会ってみたかった」と仰っていたという。その時の感激と後悔を忘れたことはない。
その後も何度か俊太郎さんにお会いする機会はあったが、6次元であった出来事を、あえて言葉にすることはなかった。
その代わり、昨年7月に荻窪の本屋『Title』で開催された「楽園/ 谷川俊太郎展」に置いてあった感想ノートに、ようやくその時の気持ちを書くことが出来た。俊太郎さんに伝わりますように、と願いを込めて。
今朝、俊太郎さんが13日に亡くなったと知り、今日一日、心がザワザワしている。いつかはこんな日が来ると分かっていたけれど…。見えないけれど、何かとてつもなく大きな、あって当たり前のものを失った感じがしている。
俊太郎さん、今、何処にいますか?
そちらは想像していた通りの風景ですか?身体がない状態は、軽くて自由ですか?
俊太郎さんに質問したいことで一杯だ。
是非、夢の中で答えてほしい。