2018 順天堂大学 保健看護学部 推薦入試 小論文 模範解答
問題1
1.〇
2.×
3.×
4.×
5.〇
問題2
資料1からは世帯の核家族化が進行し、特に65歳以上の者がいる夫婦のみの世帯が増加していることがわかる。また、資料2から、介護者の割合において、同居する配偶者かその子どもの割合が47%に及ぶことがわかる。以上より、介護の負担が身近な家族に集中することが伺え、世帯によっては高齢者が高齢者を介護する事態も容易に想定できる。したがって、介護者の負担を軽減するためにも、介護ロボットの導入が検討される。
介護ロボット導入の主なメリットは、介護者の身体的負担の軽減だと考える。大人の要介護者は体重があるため、介護者の体に大きな負担がかかる。そこで、ロボットに介護を委ねることで、介護者の身体的負担を軽減させることができると考えるからだ。介護ロボットの利用に際してのデメリットは、介護ロボット導入・維持ためのコストだと考える。というのも、普及率がまだ低いため介護ロボットの単価が高いことが考えられるからだ。
しかし、資料3からわかるように、介護者も要介護者も介護ロボットの導入には肯定的である。それゆえ、私は、介護ロボットの利用を積極的に進めるべきだと考える。今後、高齢化する社会において介護の需要が高まる一方で、少子化が進むことも鑑みれば、介護ロボットが必須となることが考えられる。したがって、国や自治体による補助金制度の拡充をより一層強化し、介護ロボットの広い普及を目指す必要があると考える。(592字)