2015 大阪府立大学 地域保健学域 看護学類 一般入試(前期) 小論文 模範解答

オープンチャット「大学入試 小論文 対策相談室」


問題I
問1:花粉を受け取ってくれる同じ種類の仲間の植物が、同じ時期に花を咲かせること。(37字)

問2:越冬芽の中の開花を阻害する物質が分解されるだけの冬の寒さと、開花を促す物質を増やすだけの春の暖かさ。(50字)


問3:春に花咲く樹木は、前年の夏にツボミを作り、秋に、寒さを乗り切るための越冬芽という硬い芽にツボミを包み込む。この越冬芽のなかにはアブシシブサンという物質が多く含まれ、冬の寒さを感じることで、この物質が分解され、樹木の開花を阻害する。こうした冬の低温を感じたあと、春になり暖かくなると、開花を促進するジベレリンという物質の量がツボミのなかで増える。これによって、樹木は開花を迎えることができる。(195字)

問題II
問1:一般家庭に電話がほぼ普及していない状況。(20字)

問2:電話でつながる関係とは、住居という物理的範囲に制限されず、人間的魅力や共通の関心に基づいて形成される親密な社会的ネットワークである。それは、地縁や血縁とは異なる、地理的に拡散した新しい関係性であるが、基本的には直接顔を合わせる相手とのあいだで成立するものである。電話は主として、つながりたい相手とのこうした関係を物理的な距離に関係なく維持するために使われる。(179字)

問3:お互いに相手と付き合うかどうかを自由に選んで維持・管理する選択的人間関係が広がったのは、携帯電話の普及が原因である。携帯電話は、固定電話と違って基本的に本人しか出ることがなく、個人と個人が直接につながるのに適している。また、携帯電話には、見知らぬ人からかかってくる可能性が低いという特徴もある。さらに、発信番号表示サービスによって、かかってきた相手を確認し、心の準備をして応答することができる。(197字)

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