2018 横浜市立大学 国際商学部 小論文 模範解答

オープンチャット「大学入試 小論文 対策相談室」


(1)
資本主義においては、資本にもとづいて自由に事業を開始した民間企業が、他の企業との競争の中で、消費者により良質な財とサービスを社会に安価に提供するようになった。さらに技術革新によって大量の生産、販売を行い、広範に財やサービスを提供することによって富を増大させた結果、資本主義は成功するに至った。(146字)


(2)
公平な観察者による制御がグローバル化しないと、自分が愛着を持てなかったり、利害が対立したりする人や共同体に対する行為を制御できず、自分や自分の組織、自国の利益だけを追求するようになる。その結果、少数の富裕層が資産を握るようになり、貧富の格差を拡大させ、貧しい状態にある人口を残したままになるから。(148字)

(3)
主体性を発揮するとは、進んで他者のために行動し、そこに幸福や満足を感じることができ、さらに社会を少しでもましな状態に変えようという前向きの姿勢を持ち続けることだと考える。というのも、主体的であるためには、自己の利益や欲求を満たすばかりではなく、他者を助け、他者のために働きかけることで、自己のあり方を問うことが必要だと考えるからだ。私自身が主体性を発揮するならば、たとえば、ボランティア活動が挙げられる。私は先日はじめて献血に行った。しかし、一度の献血量は決まっており、私一人が一度献血に行っても、他の人の役に立つことには限界があるという課題を見出した。そこで、今後は献血にまだ行ったことがない若者に対してや大学の中でも献血の重要性を訴え、私以外の人々も巻き込んで献血活動を促進していくことを考えている。このように他者を巻き込み、他者のために行動することによって、私は主体性を発揮できると考える。(398字)


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