H31 都立豊島高校 推薦入試 小論文 模範解答


問一
宇宙や生命は、「遊び」とも無駄とも思える試行錯誤によって生み出されてきたものである。また、人間の心も、試行錯誤しながら成長していくものである。したがって、生命の特徴は試行錯誤を続ける営みである。(97字)



問二
宇宙や生命のあり方と数学の力を身につけることには、時間をかけて試行錯誤を行う必要がある点が共通する。(50字)


問三
文章Aと文章Bのいずれにおいても、物事には時間をかけた試行錯誤が必要であることが述べられている。したがって、私たちが予測困難な現代を生き抜くためにも、試行錯誤が求められると考える。それでは、予測困難な現代を生き抜く力を身につけるために、高校生として具体的にどのように試行錯誤を行っていくことができるだろうか。
試行錯誤を行うためには、答えのない問いに向き合う必要があると考える。なぜなら、答えのある問いには解法や解決策がすでにあるからだ。したがって、解決や解消が難しいとされている社会問題について自分なりに考え、取り組む必要があると考える。たとえば、障害を持つ人々への偏見や無理解が、現代社会においてもいまだに存在するという問題がある。それゆえ、障害を抱える人々と私たちとの接点やコミュニケーションの場を生み出すために、高校の学園祭を養護学校の生徒たちとの共同開催として行ったり、定期的な交流会を企画する取り組みを行いながら、障害者に対する差別や偏見の問題に対して試行錯誤を試みたい。(441字)

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