2021年度 東京学芸大学 A類理科選修 B類理科専攻 小論文対策用 予想問題

演習用課題1
小中学校における理科教育の問題点について、あなたの考えを論じてください。(300字)



演習用課題2
次の文章を読んで、設問に答えなさい。

 「発見」や「気づき」によって学ばせようとする学習観は1960年代に理科教育革新運動の下 で流行したものであるが、F.ベーコンの帰納法に見られる16世紀の科学観でもある。学習指導要領の指摘にも関わらず、このような学習観が今日の教科書や授業実践においても優勢である。このような学習観の問題は、学習者が気づいたり、発見したりしないことである。さらなる問題は、このような学習が科学的ではないということである。観察にも実験にもそれらに先行して理論が存在しなければ観察や実験の方法を計画したり手順を決めたりすることはできず、科学者がこのような方法で探究することはないため、このような経験は科学とは何かを教えることはない。

設問
科学とは何かを教えるためには、理科教育はどのようなものであるべきか、あなたの考えを論じてください。(300字)



演習用課題3
理科教育において生徒が問題や課題を見出す力を養うためには、授業においてどのような工夫が必要か、あなたの考えを論じてください。(300字)



演習用課題4
次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

昨今、水素水、マイナスイオン、ゲルマニウム、グルコサミンなどいかにも「科学っぽく」 体裁を整えている商品、サービス、言説が増えている。科学であることを主張すれば商品を売りやすく、 割と簡単に信頼を得ることもできるからだろう。こうした、本当は科学とは言えないのに科学であることを装うことを「疑似科学」、あるいは「ニセ科学」「似非科学」などと呼ぶ。現在、日常生活の中でも疑似科学が溢れている。

設問
科学と科学ではないものを分けるための尺度はどのような点にあるだろうか。あなたの考えを論じてください。(300字)



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