2015 順天堂大学 医療看護学部 推薦入試 小論文 模範解答

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2015 順天堂大学 医療看護学部 推薦入試 小論文 模範解答


1.

人に忠告するにあたって、正しいことを言う人がいる。しかし、忠告を聞く人にとっては、その忠告は役に立つ忠告ではない。したがって、忠告する場合には忠告する側がいろいろと考え、工夫をする必要がある。(96字)


2.

私は友人の交際関係について、友人に忠告したことがある。しかし、その際に友人から言われてしまったのは、「それはもうすでに考えた。」ということだった。私の忠告は、忠告として意味を持たなかったことになる。こうした経験から、私は忠告が有益なものになるためには、その忠告が忠告される相手の考えや予想を超えている必要があると考える。つまり、相手がすでにいろいろ考えているのであれば、その忠告はすでに相手も知っていて、忠告とはならないからだ。したがって、忠告することの難しさとは、相手の考えを上回って、相手の気づいていないことやしたほうがよいと思われることを指摘する点にあると考える。

以上のような忠告することの難しさがある一方で、忠告する際には問題やテーマを相手と共有して、何を忠告すべきか考えるきっかけとなる。これが忠告することの面白さだと考える。なぜなら、自分だけでは考えることのなかった問題やテーマを考えることができるからだ。たとえば、私は友達からある教科の勉強のアドバイスを求められたことがある。しかし、私は自分がその点については疑問に思ったり考えたりすることがなかったため、改めて考えたうえで、言葉にしてみることが面白いと感じた。

以上より、忠告の難しさと面白さとは、忠告する側が何を言うべきか考える点にあると思う。(555字)

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