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PoliPoliを応援してくださっているみなさんへ、サービスの方針変更のお知らせ


はじめに

PoliPoliを応援してくださっているみなさま、こんにちは!PoliPoliの代表の伊藤です。

これまでPoliPoliは約2万人の方に使って頂き、全国各地で1000以上の政策アイディアを話し合い、みなさまのおかげで地方議会を中心に数々な政策決定に影響を及ぼしてきました。
また、登録された方は10代から30代という若い人が中心であり、インターネットを活用した新しい政治参加の形をある程度は示せたのかなと思っています。
例えば、港区議の横尾さんにPoliPoliを活用して、LGBT政策に関する提言をして頂きました。

(また、この様子はNHKさんにも取り上げて頂いたりもしました!)

スクリーンショット 2019-11-11 14.34.48


https://twitter.com/ecotoshi/status/1103954694269890560?s=20

しかし、現状のアプリの形での形式で政治の形をアップデートすることに限界を感じ、様々な試行錯誤を経て、次世代の政治プラットフォームのPoliPoliは方針変更することにしました。

そして、大変申し訳ありませんがこれまでご愛用していただいたPoliPoliアプリは1週間後の12/11にクローズさせて頂き、明日 12/5 の朝、web版として、新しくなったPoliPoliがリリースされます。

そしてこれまでのサービスの反省点と新しくなったPoliPoliでそれがどうよくなっているかを書いていこうかと思います。

これまでの反省


色々な反省がありますが、これまでのサービスでは大きく以下の3つの点が反省点です。

反省① ボトムアップ的な政治へのアクションの限界

これまでのPoliPoliは、まちづくりや国づくりのアイディアを気軽に投稿し、それに共感を集めるとそれに関係する政治家さんを招待でき、一緒に話し合ってよりよいまちや国を作っていく、というコンセプトでした。
ひとことで言えば、「陳情」を気軽に楽しくできるアプリです。

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しかし、この国民の側から政治へのアクションをするという「ボトムアップ」的な仕組みは、政治的な主張をあまりしない日本人という国民性とはあまり相性が良くないものでした。

そのため、このボトムアップが中心のコンセプトに共感できるのは政治的なアクションをするのに抵抗がない数十万人くらいの方が多く見積もっても限界だなと感じ、「誰もが参加できる政治プラットフォームを、インターネット上につくる」という僕らのビジョンと比べて、社会に対してのインパクトが小さいものになってしまうため、コンセプトから見つめ直す必要がありました。


反省② トークンエコノミーへの誤算

まちづくりや国づくりをするために、建設的で政治的なことを話し合うためには新しい仕組みが必要だなと感じていました。
そこで、まちづくりやく国づくりに貢献したら仮想通貨という金銭的なインセンティブがもらえたりしたら面白いのではないか、というのが当初持っていた仮説でした。
(立ち上げ当初のビジネスモデル図)

ビジネスモデル 構想図

しかし、
1、規制があまり整わず、万が一の際に関係している政治家さんに迷惑をかけてしまう可能性がある
2、仮想通貨市場がこの1年で順調に成長していくという前提でサービス設計をした
3、政治に興味がない方は金銭的なインセンティブがあったとしても参加しない

という理由から、独自の仮想通貨をサービス内で流通させて、活躍した人はその独自通貨がもらえるような仕組みにすることは、少なくとも今の段階では厳しいということになり、ユーザーさんに楽しんでもらえるような仕組みを改める必要がありました。


企画段階からお世話になっていたNEMコミュニティをはじめ、協力して下さった仮想通貨・ブロックチェーン業界の方々、本当にありがとうございました。(何かの形で恩返しをできるように頑張ります。)


反省③ 事業展開の順番ミス

僕らは、若い人でも興味を持ちやすい「地域の課題」を解決するアプリとしてスタートして次第に国の大きなテーマを扱っていこうという事業展開を想定しましたが、
①PoliPoliにいるような若い層は家や家族などを持たないため、住んでいる地域をよくするという動機があまりなく、国の政策の方が自分たちに関係することが多い 
②ユーザーさんを増やすに当たって、その地域の住民の方と政治家さんを各所で巻き込んでいくのがとても大変 

という理由から、地域の課題からスタートするのは、難易度がとても高いと気づきました。

また、高頻度で気軽に使ってもらうというユースケースを想定してアプリからスタートしましたが、ユーザーさんにとってダウンロード障壁は高く結局政治意識が高い人しかたどり着けないプラットフォームになってしまいました。


学んだ点

アプリ内はもちろん、公表していないものも含めて、僕らは様々な施策を行い多くの学びを得ました。
本当に色々な学びがあったのですが、以下の点が大きく学んだ点です。

学び① 政治家さん主導のプロジェクト推進の方が自然

本来のコンセプトでは、誰もが気軽にプロジェクトを投稿して共感を集めて政治家を招待するというのがメインになるはずだったのですが、サービス内で人気が出て実際の政策につながったケースが多かったのは、政治家さんが投稿したプロジェクトでした。(冒頭の横尾さんの投稿も横尾さんが投稿されたものでした。)

つまり、
①職業としてほぼ毎日政策を考え政策を決定する議会の一員である政治家さんがまず課題設定をしてプロジェクトを投稿する
②そのプロジェクトを応援できる住民の方々が色々な意見を出し合う

という流れの方が、今の日本においては自然な政治的な変革のためのアクションであり、サービスとしてはこちらの流れをメインにした方がより社会へのインパクトを作り出せるということです。

ただ、政治家さんがまだ気づいていないような課題も日本中にはたくさんあるはずですので、国民側からも課題をアジェンダに乗せるボトムアップ的な流れは誰もが参加できる政治プラットフォームとしては必要だとは思います。


学び② 地方統一選の選挙webについて

今年4月の地方統一選挙に向けて、各地の課題をまとめた特設サイトをリリースしました。

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https://senkyo.polipoli.io/

政治のアプリがこれまでほぼ前例がなかったこともあり興味を持つ方は多いものの、継続して使う人は目標よりもかなり少ないものになってしまっていたというのが最大の課題でした。

このサイトをリリースした時の仮説は、
『多くの人は、政治に対してなんとなくの違和感は感じたことはある。
しかし、まちづくり・国づくりについて話す以前に、そもそも何が問題かしっかりは分からないのではないか。
まずは、わかりやすく課題をまとめて見ることができる状態をつくることが、まちづくりや国づくりに参加するのに必要なのではないだろうか。』というものでした。

結果、これまでのアプリではリーチできないような方々にも喜んでもらえ、かなりの好反応を得ることができました。

(株主でもある家入さんのツイート。多くの方々に各地の課題を届けることができました!)

「誰もが参加できる政治プラットフォームを、インターネット上につくる」という僕らのビジョンを達成するためには、まず課題を分かりやすく整理して伝えるということが必要なのではないかと学びました。


学び③ 「国から地域へ、Webからアプリへ」という順番で

反省③に書いたような理由から、より多くの若い層に参加してもらうため、国のテーマから地域のテーマへ、Webからアプリへ、という順番で展開していきます。
明日のリリースから、多種多様な「国会議員」さん達が、ほぼ毎日、とっても面白く参加したくなるような国の政策を投稿していかれますので、お楽しみに!
(また、これまでご愛用して下さっていたような地域の議員さんは、地域のテーマを扱えるようになるまでしばらくお待ち頂けると嬉しいです。。。)


学び④ ゲーム性と政治の相性の良さ

これまで、良いコメントをしたりしたら自分のスコアがあがるというスコア機能を入れていたのですが、このゲーム性はとても楽しんでもらえました。
知らない高校生が「このスコアを上げるために毎日電車でずっと見ているんです!」と話しかけてきてくたのがこれまでで驚いたエピソードのひとつです。
政治というテーマに対して、特にスマホを当たり前に使える年代の方にとっては、ゲーム性を持たせて楽しく参加できるというのは必要だと感じています。


新しいPoliPoliについて

いよいよ、新しいPoliPoliについて、簡単に紹介しようと思います。
これまであげたものをはじめ、これまでの反省点と学びを生かしたサービスになるように作りました。僕らが今考えられる最高のサービスになったと思っています。
新しいPoliPoliのコンセプトは、「ゲーム感覚で政策を進められるサービス」です。
以下の図が、大きくサービスの流れを説明したものになります。

サービス流れ 図

まず政治家さんが、進めたい政策をプロジェクトとして投稿します。

プロジェクトの内容は「ストーリー」として、圧倒的にわかりやすく発信されます。

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(上の画像は、選択的夫婦別姓プロジェクトを進めている政治家さんの実際のストーリーの一部です。)

そして、このプロジェクトに共感できたら、ユーザーさんは政治家さんからお願いされる「ミッション」というものをこなすことで、政策を前に進めるのを協力することができます。

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(選択的夫婦別姓プロジェクトを進めるために、実際に政治家さんが依頼しているミッション)

そして、よりゲームのように楽しめるように、このミッションをこなしていくとサービス内でのみ使える「Polin」がもらえます。Polinをためれば、様々なアイテムに変えることができます。

今のところ以下のようなものがありますが、例えばまだ政治家さんに取り上げてもらっていない課題について、新しいプロジェクトとしてリクエストできたりします。(ボトムアップ的にも政治を変えたいという方にも喜んでもらえるようにこの機能をつくりました。)

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簡単に言えば、政治家さんが街頭演説やブログなどで行ってきた情報発信を誰にでも圧倒的に分かりやすく発信して、興味を持った時には政治家さんの進めようとしている政策に参加できる、というイメージです。

興味を持った方は、明日リリースされるので、実際に使ってみてください!
この他にも色々な仕掛けがあるので、お楽しみに!


終わりに


政治のあり方を変えるのは簡単なことではないですが、誰もが参加できる政治プラットフォームをインターネット上につくるため、諦めず試行錯誤していきます。

PoliPoliを引き続き応援してくださる方は以下のリンクから、PoliPoliのアンバサダーSlackに加わって頂けると嬉しいです!

https://join.slack.com/t/polipoli-fan/shared_invite/enQtODUxNzM0NTIyNTE2LWUzNTk1YTU2NGU0NTYyYjU4NTkyZTQzMTQ2NGJjOTk0MmVkZjNkM2MzYjBkZjM2OGIwYjgyOTk1MmU5ZmE2NjI

読んで頂き、ありがとうございました!

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PoliPoliという政治プラットフォームを作っています。 https://polipoli-web.com/latest

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デザイン系の記事を収集してまとめるマガジン。ハッシュタグ #デザイン のついた記事などをチェックしています。広告プロモーションがメインのものは、基本的にはNGの方向で運用します。

コメント (3)
SDGsのカテゴリー分けと可愛いデザインがあるとどんな施策に着目されているのか目に見えて楽しいんじゃね。カードゲームみたいに(笑)
めっちゃいい方向転換だと思います。以前伺ったビジネスモデルとも整合する気がします。変わらず応援してますね! えんどう
政治家側からユーザーの方を積極的に動かしていくのは、面白そうな転換ですね!小さな活動から政治に参加する文化が形成されていってほしいです!
応援してます!
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