警察官の有給休暇って?(1当直だけな。)
警察官の有給休暇取得について書いていきます。
将来警察官になりたい方は必見です。
有給取得を推奨
警察内部では夏休みは7日、冬休みは5日の有給を取得するよう推奨されていました。(確か)
そして、署員の有給取得率が上がると警務課の成績として認められるようになっています。
有給休暇の取得を推奨するのはまぁどこの会社でも同じですね。
ただ、警察は組織の性格上、こんな7日も夏休みを取得する人間など本部の人間はともかく、第一線の警察署にはほぼいません。
少なくとも私の経験上、様々な理由で潰されるからです。
そして、勤務成績につながると言われる警務課も大して積極的に有給を推奨していると感じたことはありません。
「1当直だけな。」
交番勤務員は当直→非番→週休という三交代で勤務をします。
この当直を有給で潰すと2日分の有給を消費します。
もし有給を7日消化できるとなると3.5当直休める計算になります。
一回の当直を休むと非番→週休→有給→非番→週休となり、形の上では5連休となります。
「5日も休むのだから十分だ。これを3回も繰り返すなどとんでもない。それ以上休む奴はけしからん。」と考えるオジサン警察官が非常に多いです。
夏休みが近づいて直属の上司と夏休みの話になると「1当直だけな。」と彼らの権限でもないことを平気で言ってきます。
これはもう私が巡査の頃は、どのオッサン巡査部長も同じことを言ってきました。
軍隊的な警察組織において上司からこう言われたらもうその時点でそれは命令であり、どんなに軽く言われたとしても覆すことは不可能です。
こんな感じですから有給休暇は毎年消化できずに最大数まで貯まり、繰り越しできない休暇がどんどん消えていきます。
まぁ、ブラック企業で働いたことがある方なら当たり前の状態だ、と思われるかもしれませんね。
そうです。
警察はボーナスは出ますが、立派なブラック企業です。
今回は以上となります。
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