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THINK THOUGHT TOGETHER #03

WHAT IS ACTIVE LEARNING?

主体的・対話的で深い学びというがとても大きく掲げられているが、アクティブラーニングへの舵きりをしているところをしていないところがあることに不思議に思うことが多々ある。アクティブラーニングはどこいった??と本気で感じたりするのである。そこで、学習指導要領を読んでみるとなるほどと思うこともあるのでこ今回はアクティブラーニングについて一緒に考えていけたらと思います。


以下学習指導要領総則編H 29・7 抜粋
主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善の具体的な内容について は,中央教育審議会答申において,以下の三つの視点に立った授業改善を行う ことが示されている。教科等の特質を踏まえ,具体的な学習内容や児童の状況 等に応じて,これらの視点の具体的な内容を手掛かりに,質の高い学びを実現 し,学習内容を深く理解し,資質・能力を身に付け,生涯にわたって能動的(アク ティブ)に学び続けるようにすることが求められている。


1

学ぶことに興味や関心を持ち,自己のキャリア形成の方向性と関連付け ながら,見通しをもって粘り強く取り組み,自己の学習活動を振り返って 次につなげる「主体的な学び」が実現できているかという視点。

2

子供同士の協働,教職員や地域の人との対話,先哲の考え方を手掛かり に考えること等を通じ,自己の考えを広げ深める「対話的な学び」が実現 できているかという視点。

3

習得・活用・探究という学びの過程の中で,各教科等の特質に応じた「見 方・考え方」を働かせながら,知識を相互に関連付けてより深く理解したり, 情報を精査して考えを形成したり,問題を見いだして解決策を考えたり,思 いや考えを基に創造したりすることに向かう「深い学び」が実現できている かという視点。


単元や題材など内容や時間のまとま りを見通して,その中で育む資質・能力の育成に向けて,「主体的・対話的で 深い学び」の実現に向けた授業改善を進めることを示した。 その際,以下の6点に留意して取り組むことが重要である。
ア 児童生徒に求められる資質・能力を育成することを目指した授業改善の 取組は,既に小・中学校を中心に多くの実践が積み重ねられており,特に 義務教育段階はこれまで地道に取り組まれ蓄積されてきた実践を否定し, 全く異なる指導方法を導入しなければならないと捉える必要はないこと。
イ 授業の方法や技術の改善のみを意図するものではなく,児童生徒に目 指す資質・能力を育むために「主体的な学び」,「対話的な学び」,「深い学 び」の視点で,授業改善を進めるものであること。
ウ 各教科等において通常行われている学習活動(言語活動,観察・実験,問 題解決的な学習など)の質を向上させることを主眼とするものであること。
エ 1回1回の授業で全ての学びが実現されるものではなく,単元や題材 など内容や時間のまとまりの中で,学習を見通し振り返る場面をどこに設 定するか,グループなどで対話する場面をどこに設定するか,児童生徒が 考える場面と教師が教える場面をどのように組み立てるかを考え,実現を 図っていくものであること。
オ 深い学びの鍵として「見方・考え方」を働かせることが重要になるこ と。各教科等の「見方・考え方」は,「どのような視点で物事を捉え,ど のような考え方で思考していくのか」というその教科等ならではの物事を 捉える視点や考え方である。各教科等を学ぶ本質的な意義の中核をなすも のであり,教科等の学習と社会をつなぐものであることから,児童生徒が 学習や人生において「見方・考え方」を自在に働かせることができるよう にすることにこそ,教師の専門性が発揮されることが求められること。
カ 基礎的・基本的な知識及び技能の習得に課題がある場合には,その確実
な習得を図ることを重視すること。


WHAT DO YOU THINK?

以上に文部科学省学習指導要領総則編(H 29・7) を抜粋でシェアさせていただきました。ア〜カを読むと、変わらなくていいよと言っているような感覚に陥ります。大きく舵を切らないのは、ここにこうあるからかと納得してしまう自分がいます。教育改革という言葉ありますが、実際はどうでしょうか。
未曾有の天災・人災・パンデミック・戦争に加え、急激な技術革新による情報化、深刻な地球環境問題など今を生きるこどもを取り巻く環境は過去半世紀を生きてきた世代とは全くと言っていいほど異なります。
この時代にアクティブ(能動的)でいられないと、パッシブ(受動的)で生きていくことになります。そうなった時に何が起こるか。なぜアクティブに生きようとするのか、次回はそんな話もしていきたいです。
ぜひ一緒に考えましょう。

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