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X&Y / Coldplay


名作1st『Parachutes』と2nd 『A Rush of Blood to the Head』そして、本性を表した感のある傑作4th『Viva La Vida or Death and All His Friends』とそれ以降の作品たちの間に挟まれてなんとなく存在感が薄くなってしまった感じがするこの3rd『X&Y』。

バンド自身にとっても難しい時期に制作したこともあってあまりいい印象を語っていなくて、ボーカルのクリスもインタビューで「でもまぁ、「Fix You」っていう名曲が出来たから、あのアルバムも無駄じゃなかったよね」みたいなことを言っていました。。

それでも、誰が何を言おうと、やっぱりこのアルバムは僕個人にとってとても大切な作品なんです。
というのも、これが音楽を好きになって、Coldplayを好きになってから始めて買ったアルバムだから。
(ColdplayのCDという意味ではこの直前に来日記念盤EPも買ってました。これも思い出の作品。)

まだ10代だったあの頃、小遣いを握りしめて今はもう無くなってしまった近所のレコード屋まで自転車を走らせてCDを買いに行った思い出。
そして、家に帰ってCDラジカセにCDをセットして再生ボタンを押して、1曲目のイントロが流れ出したときの感動。
そういう思い出と結びついていて、このアルバムの曲を聴いたり、ジャケットを見たりすると、どうしてもエモい気持ちになってしまうのです。

あれから18年(!)経った今聴いても普通にいいアルバムだと思います。
その後のColdplayの作品を知っていると確かに迷走したり苦しんだりしてたんだろうなぁ、というのも分かるんだけど、メロディの良さは間違いないし、抽象的な感じのする歌詞も好きなんですよね。

今でもふと聴きたくなってCDラックから引っ張り出してきたりするし(今も聴きながら書いてる)、これからもずっと一生聴き続ける作品になるんだろうなぁ。。。


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