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蠍座の話


基本情報

データ

キーフレーズ「I desire(私は欲する)」
誕生日:10/24〜11/22
黄道12宮名:天蠍宮 −てんかつきゅう−(Scorpio)
ハウス:8ハウス/支配星:冥王星(副支配星:火星)
2区分:女性(陰)/3区分:不動宮/4区分:水のエレメント
二十四節気:霜降(10月24日〜11月7日頃)・立冬(11月8日〜21日頃)
宿曜:氐宿/房宿/心宿
品位:天王星−高揚/金星−障害/月−下降
最輝星:アンタレス(α星 1等星)
十二辰:寅
タロット:死神

キーワード

継承/遺伝/転生/融合/変容/死/冥界/生と死の接点/破滅/闇/孤立/分離/沈黙/静寂/内なる自己との繋がり/宿命/真実の追求/深淵なる世界への探究/極限/タブー/秘密/禁忌/支配

象意と場所

西南西/水のある場所/先祖ゆかりの地/匂いのする場所/ゴミ捨て場/裏口/キッチン/寝室/霊安室/葬儀場/地下/ワインバー/個室

職業

追求する仕事/洞察力が必要な仕事/修行が必要な仕事
研究者/学者/刑事/探偵/ジャーナリスト/科学者/データアナリスト/弁護士/セラピスト/運命学研究/職人/占い師
生死に関わる仕事/医療関係/外科医/臨床検査技師/看護師/薬剤師/葬儀屋液体に関係した仕事/下水や汚水処理/石油関係/海事関係
伝統的な仕事/継承される仕事/リサイクル関連の仕事/廃棄物 など

人物

上記の職の人/死者

人体部位と病気

生殖器/直腸/膀胱/泌尿器/腎臓/鼻/子宮/遺伝性の病気

黒/漆黒/深紅/紅/暗赤色/ベルベット/ワインレッド/ダークカラー/ダークグリーン/ミッドナイトブルー

ファッション

露出のあるセクシーさではなく、隠すセクシーさが蠍座的。ボディラインの出るシルエットを重視。大ぶりで存在感のあるものや貴重な宝石やシルバーのアクセサリー、ミステリアスな雰囲気もピッタリ。また、蠍座の象徴である隠された場所(下着など)にこだわるのも◎
【スタイル】
セクシー/ヴィンテージ/ボディコンシャス/ノームコア/モード
【素材】
レザー/サテン/シースルー
【モチーフ】
蠍/シルバーや黒の羽/レース/神秘的な花/頭蓋骨/月/夜/ルビーやオニキス/波や水滴/海の波紋/魔女/魔王


性質の話

本物を求める探究者。
水のエレメントである蠍座は光の届かない深海。簡単に見ることのできない深海のように神秘的で、さらにその奥にはマグマのような強いエネルギーをもっている。
「他者」を通して世界を見るため、すべてを曝け出してでも、相手のすべてを知りたいと望む。

蠍座的な生き方

ミステリアスと言われる蠍座。
一見クールに見える蠍だが、その海の底は、マグマのように熱い情熱が眠っている。

感受性、洞察力に長け、人の心の動きに敏感な蠍は、相手の本音に触れやすく、触れてしまうために容赦無く傷付いてしまうことがある。
この傷は辛くも、蠍にとっては必要なものだ。蠍が求めるのは、誤魔化しや表面的なものではなく、人の内側の聖域にある「本物」だから。
冥王星を支配星、火星を副支配星に持つ蠍座のエネルギーの力強さは圧倒的で、何度傷つき、絶望しても、それでも復活できる力がある。
絶望し、復活し、また絶望し、復活し。そうやって何度も生まれ変わりながら、「本物」を見つけていくのが蠍座の生き方。

自分の感じたことを信じ、ひたすら「本物」を追い求めて。
マグマのような情熱を燃やせる場所を見つけるその時まで。


プラスに働いている時

感受性が鋭い/明確な目的意識/強い探究心/真実の追求/徹底している/思い切りが良い/鋭い洞察力/口が堅い/集中力が高い/神秘的/魅力的/強靭な精神力と体力/揺るがない信念や価値基準/表面的な事象に惑わされない/一途/誠実/真剣/一度信じたものは裏切らない/深層心理/健気/妥協しない/官能を刺激する魅力/神霊的な物事に理解がある/極限でこそ真価を発揮する

マイナスに働いている時

頑固/閉鎖的/嫉妬深い/独占欲が強い/視野が狭い/思い込みが激しい/猜疑心が強い/人を信用しない/孤立する/秘密主義/隠し事をする/極端/協調性に欠ける/キャパが小さい/柔軟性に欠ける/喜びを感じづらい/裏切りに対して容赦がない/素直に表現できない/自信がない

神話

ある所にオリオンという狩人がいた。
身体が大きく、力も強い彼の狩猟能力は、とても優れたものだった。獅子や熊もオリオンの敵ではない。いつも大きい獲物を捕まえては皆に自身の力を自慢していた。

そんな姿に眉を顰めたのは天井の神々だった。
日々の獲物は神々が与えているもの。それを捕まえ、力を誇示する傲慢なオリオンに怒り、オリオンを懲らしめるための話し合いを始めた。

そこでヘラが一つの提案をする。
「蠍の毒はどう?」
彼女は、日々浮気に忙しい夫を懲らしめるため、様々な方法をとっていた。神ではないオリオンであるならば、十分に効果が期待できる。
そうと決まれば話は早い。すぐに一匹の蠍を放ち、オリオンの元へと向かわせた。

何も知らないオリオンは、今日も力自慢に狩りをしていた。
オリオンの元へやって来た蠍は草をかき分け、彼の足元に向かっていく。それに気付いたオリオンは、足元をうろつく蠍を潰そうとした。
けれど、蠍は素早くかわし、一瞬の隙をついてオリオンの踵をチクリと突き刺すのだった。

小さな蠍だが、その尻尾に持つのは猛毒。さすがのオリオンも敵わない。
全身に回っていく猛毒にもがき苦しみ、やがてオリオンは息絶えてしまった。

神々はそんな蠍の功績を讃え、その姿を夜空に輝かせることにした。
今でも蠍が苦手なオリオン。
蠍が東の空に現れる、とそそくさと西から逃げていくのだとか。

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