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バカウンセラーESTP、ENFPの相談に乗る

「私の職業はカウンセラーです」

そう名乗る人が目の前にいたらどう思うだろうか?
きっと柔和な笑顔が特徴的で、物事の柔らかい人だろう
プライベートな空間ではヴィヴァルディの「春」でも聞きながら優雅に読書をしているのかもしれない
きっと、女の子であれば大和撫子なんて言葉が似合うのかもしれない。

少なくとも、脳内で「KICK BACK」や「Don’t stop me now」が永遠に流れて、発想が脳筋な薩摩隼人や鎌倉武士みたいな人間にはミリ単位でかすりもしない言葉だ。
(強心臓と云うは心を捨つることと見つけたり!)

なんでこんな事を突然書いたのか

カウンセラー不適合者代表のESTPである私が相談に乗る事がたまにあるからだ。世も末である。焼肉屋でヴィーガン縛りをする様なものだ。

人の心なんて本当は1ミリも寄り添ってない人間がカウンセリングの知識を使って擬態しているのだからバカとしか言いようがない。

という事で、私はカウンセラーではなく、バカウンセラーと名乗っている。

本日の相談相手:ENFP

感情アンテナがイージス艦エスパー過ぎてヌメロンや人狼で絶対に相手にしたくない陽キャ擬態が最も上手いタイプ、1つ1つの感情のエネルギーが浅間山荘事件の鉄球知らない間に沼に引き込んでくるタイプとまあネタに事欠かないタイプである。

ちなみにESTPとは超自我関係であり、「お互い尊敬できるが理解するのが難しい」と言われるが、実際その通りである。尊敬はしているが、脳みその構造がさっぱりわからない。

そもそも、人の感情が見ただけで分かるとかインチキもいい所である。

本記事の使い方

相談パート本音パートを用意してみました。
相談パートには実際の会話で言った事だけを書いています。本音パートでは会話文に加えて本人が心の中で思っている事まで書いてあります。

今回は恋愛相談なので、恋人の態度に不満を抱えている方がもしいて、既に相談しているけど困っている方がいれば相談パートを見てください。もしかしたら役に立つかもしれません。

「現実と向き合いたいのであれば、ESTPと話せ」なんて言葉があるぐらいには、現実的なアドバイスに定評のあるタイプらしいので、現実に向き合いたいなら本音パートも見るといいかもしれませんね。

最もこちらは、汚い本音を見てゲラゲラ笑いたいENTPみたいな人間のために作ったパートですけど。お前らはこういうの好きだろ?(ド偏見)

人の心が超分かって、カウンセラーに超向いているINFPやINFJあたりの方々、当の本人であるENFPの皆様は「ここがダメだよ北極星君」という添削や心の中で批判するのもアリです。ムカつく所や相談者であるENFPへの同情心があるならコメントに書いてスッキリしちゃいましょう。

相談パート

本日の相談:「彼氏が酷いんです😢別れたほうがいいかな?」

北「さて、話を聞きましょうか。何があった?」
ENFP「待ち合わせも約束も全部すっぽかされて、怒ったら逆ギレしてきたんだよ~泣」
北「え?それ本当に大丈夫? デートの準備だってしなきゃなのに、それはあんまりだね」

北「ちなみにどこで出会ったのさ?アプリか?」
ENFP「アプリは疲れるからね~、バイト先のカフェのお客さんだったよ」
北「まさかの常連さん!笑 でも。それはロマンチックだね、羨ましいわ。相手は学生なの?」
ENFP「高卒で、今はニートみたいな状態なんだよね。就職しろって言っているのに一向に就職するつもりもないし。バイトは髪型の自由がないって理由で反発して辞めて、今は写真モデルを月に1回か2回やるぐらい」
北「バイトのやめ方が野球部笑」
北「もしかして私に構ってくれずにApex※三昧って訳?笑」

※Apexとは『Apex Legends』と呼ばれるバトルロワイアルFPS(銃で殺し合うやつ)で、プレイ自体は無料で高クオリティーのため多くの人がプレイしている。中毒性が高く、彼氏がエペ廃人になって構ってくれなくなる事はあるあるである。超女泣かせなゲームである。

ENFP「最近はタルコフ※ってゲームやっているんだよね」

※「Escape from Tarkov」 と呼ばれる超硬派FPS(撃たれたら1発で死ぬことも)。プレイ時間が長く、銃マニアがやるようなコアなFPSゲーム。

北「あ、それはマズい笑」
ENFP「しかも聞いて!タルコフってボイスチャットしながらやるんだけど、そこに女がいるの!しかもその事を私に隠していたんだよ!信じられない!」
北「タルコフ女子⁉ツチノコじゃん!笑」
北「でも、信用されずに裏切られたらキツイよな~。それは彼氏さん良くないね」
ENFP「しかもタルコフの事なんて知らないから私に1つずつ覚えて、合わせようとしていたんだよ?」
北「めっちゃ健気じゃん笑 AK※とM4※だけ知っておけば何とかなるよ」

※AKとは「Avtomat Kalashnikova(カラシニコフ自動小銃)」の略称である。アニメで悪役がよく使うやつ。

※M4とはアメリカのM4カービンの事である。映画でアメリカ軍が使っているライフルが大体これ。日本人がアサルトライフルとイメージして頭に思い浮かぶやつ。

ENFP「私が就職の事についてとか、ゲームの事について怒っても何も響かないだよ」
北「いや偉いわ、よくちゃんと怒れるよね、俺なら疲れて出来ないよ笑」
ENFP「最初は改心した風な感じなんだけど、数か月もしたら忘れているんだよね、もうどうしたらいいんだろう・・・」
北「もう一回怒ってやれるだけの事はやった訳だからね!それはどうする事も出来ん!笑」

北「そこまでくると結構ヤバイね、でも別れるかは迷っているんだよね?」
ENFP「普通にこのまま付き合うならいいんだけどさ、私は転入したりしたから25歳で大学を卒業するわけじゃん?将来の事を考えたらその先のビジョンが全く見えなくて・・・」
北「25歳で卒業ってもはや院生やん笑」
北「25歳って言えばそろそろ結婚を考えだす人も出てくるから、さらに置いてかれそうになるから余計に焦るよな、タダでさえ同級生が数年先に社会人になっている訳だし」
ENFP「そうなんだよ・・・、周りはみんな彼氏とのエピソードを幸せそうに話しているし・・・」
北「あぁ~それはさらに追い打ちをかけるね」

ENFP「高卒で、フリーターで今後働こうとしているわけじゃないんだよ?未来なんて見えなくて・・・」
北「まあここから巻き返すのはかなり難しいだろうね」
ENFP「だから別れよううか考えているんだけど、踏ん切りがつかなくて・・・」
北「まあそんな簡単に決める事は出来ないよな、一応本気で好きになった訳だから」

北「ここからはほとんど憶測に過ぎないんだけどさ」
北「仮に別の彼氏を作ったとして、同じ事が起きる可能性ってない?」
北「ほら、歴代彼氏とどうやって別れたか思い出してみ?」
ENFP「あっ・・・」

ENFP「私いつも尽くしちゃって、いつの間にか仕立てに出ちゃうんだよね、恋愛下手やめたい・・・」
北「尽くす事自体は悪い事ではないし、それを利用する方が悪いんだけどね~」

北「ってか、昔からそんな恋愛一色な感じじゃなかよね?どこで価値観変わったのさ?」
ENFP「そう、高校の頃までは部活一色で別に彼氏なんていなくてもいいぐらいの感覚だったんだけどさ」
北「その価値観を覆すような出来事が大学であったって訳か」
ENFP「体を壊したあたりからかな、昔は勉強や部活でもある程度結果を残せていたからそれが自信にもなっていたんだよね」
北「頑張ろうにも頑張れない状態になった訳か、それはキツイな。それは自信を無くすわ」
北「だから、人に尽くす事が自分が自分でいられる方法の1つだったと」
ENFP「あっ、何で自己肯定感が低くなったのか腑に落ちた」
北「自己肯定感って高くしないとロクな事にならんからな笑」「でも、頑張ろうにも体調のデバフがかかるんじゃキツイな」

本音パート

本日の相談:「彼氏が酷いんです😢別れたほうがいいかな?」(A:すぐ別れてください)

(そして異性にそんな相談を持ち掛けるなタコ、バレたらやべぇじゃねえか)
(カウンセリングは傾聴が大事だって、本や精神科医の名越先生の動画で学んだぞ)

北「さて、話を聞きましょうか。何があった?」
ENFP「待ち合わせも約束も全部すっぽかされて、怒ったら逆ギレしてきたんだよ~泣」
(おいどんな神経してんだ彼氏、まともじゃないぞ!?)
北「え?それ本当に大丈夫? デートの準備だってしなきゃなのに、それはあんまりだね」

北「ちなみにどこで出会ったのさ?アプリか?」
ENFP「アプリは疲れるからね~、バイト先のカフェのお客さんだったよ」
(アプリはまともじゃないと、まあ分かるってカフェぇ⁉ お客さん⁉)
北「まさかの常連さん!笑 でも。それはロマンチックだね、羨ましいわ。相手は学生なの?」
(待て待て待て、おいそれほぼナンパじゃねえか、アプリの事何も言えねえぞ)
ENFP「高卒で、今はニートみたいな状態なんだよね。就職しろって言っているのに一向に就職するつもりもないし。バイトは髪型の自由がないって理由で反発して辞めて、今は写真モデルを月に1回か2回やるぐらい」
(めっちゃ高卒を強調してアホ見下しとるやんけ、絶対顔やん、顔と身長じゃん)
北「バイトのやめ方が野球部笑」
北「もしかして私に構ってくれずにApex※三昧って訳?笑」
(大体この手のゲーマーはApexと相場が決まっている)

※Apexとは『Apex Legends』と呼ばれるFPSゲーム。筆者独自の調査と偏見によれば、寝取られた相手の大半がコイツだったりする。

ENFP「最近はタルコフ※ってゲームやっているんだよね」

※「Escape from Tarkov」 とはマニア向けFPS。正直私もやってみたい

北「あ、それはマズい笑」(ほとんど構ってくれないパターンじゃん)
ENFP「しかも聞いて!タルコフってボイスチャットしながらやるんだけど、そこに女がいるの!しかもその事を私に隠していたんだよ!信じられない!」
(だよなー、大体この手のゲーマーは女とゲームで絡みだすからな。彼氏もこのメンヘラ予備軍にバレたら面倒くさい事になると思ったわけだな)
(でも、君今日異性に相談する事は彼氏に伝えたのかい?まさか伝えてないなって都合のいい話はないよな?)

北「タルコフ女子⁉ツチノコじゃん!笑」
北「でも、信用されずに裏切られたらキツイよな~。それは彼氏さん良くないね」
(解決したければお前もプレーヤーになるんだよぉ!相手を変えようなんて思うな笑)
(うーん五分五分な気もしてきたぞー笑)

ENFP「しかもタルコフの事なんて知らないから私に1つずつ覚えて、合わせようとしていたんだよ?」
北「めっちゃ健気じゃん笑 AK※とM4※だけ知っておけば何とかなるよ」
(そこは流石だなぁ。まあこの手のFPSで女の子が使う銃はP90※がほとんどだろ)

※AKとは「Avtomat Kalashnikova(カラシニコフ自動小銃)」の略称である。7.62×39mmの弾を使用するAK‐47やAKM、5.45×39mmのAK‐74などが有名。木製ストックとハンドガードがオシャレ、バナナマガジンがいい。

※M4とはアメリカのM4カービンの事である。カービンとはなんぞや?となるが、基本的な認識は銃身が短いアサルトライフルと思ってもらえれば良い。

※P90とは某MMORPGアニメで女主人公が使ってた影響か女の子が特に使いそうなイメージが強くなった銃である。ゲームによってサブマシンガンやPDWと分類が異なる。PDWとは(Personal Defense Weapon)の略で、使っている球が違う。サブマシンガンは9mmパラベラム弾と呼ばれる先が丸い弾頭なのに対して、PDW、特にP90は5.7×28mmの先が尖った小さいライフル弾を発射する。ただし、PDWの定義はかなり曖昧で、よく指摘厨が湧いてくる。銃マニアやミリオタが嫌われる要素が詰め込まれまくった銃である。

ENFP「私が就職の事についてとか、ゲームの事について怒っても何も響かないだよ」
(お前は彼氏のお母さんかい!笑)
北「いや偉いわ、よくちゃんと怒れるよね、俺なら疲れて出来ないよ笑」
(よくそんな事をやろうと思うわ本当に、俺には出来ない笑)
ENFP「最初は改心した風な感じなんだけど、数か月もしたら忘れているんだよね、もうどうしたらいいんだろう・・・」
北「もう一回怒ってやれるだけの事はやった訳だからね!それはどうする事も出来ん!笑」
(ENFPさん、大変申し上げにくいのですが、彼氏さんはもう…手遅れです)

北「そこまでくると結構ヤバイね、でも別れるかは迷っているんだよね?」
(絶対本人が言ってない後ろめたい動機があるはずだ、そこまであって別れるメリットが上回っていないなら何かあるはずだ。見栄か?それとも依存か?あるいは身体の相性か?)
ENFP「普通にこのまま付き合うならいいんだけどさ、私は転入したりしたから25歳で大学を卒業するわけじゃん?将来の事を考えたらその先のビジョンが全く見えなくて・・・」
(早い早い早い、先も先の話じゃねえか杞憂が過ぎる、あと数年でどうにかなるだろボケ、彼氏作るスピードだけは早いんだからさぁ)
(把握した、見栄と財源がネックになっているんだな。「彼氏がいない自分」の期間を設けるのがたまらなく嫌なんだろう。悪いが、俺は本職のカウンセラーじゃないんだ、少し意地悪な事を言ってみようか)

北「25歳で卒業ってもはや院生やん笑」
北「25歳って言えばそろそろ結婚を考えだす人も出てくるから、さらに置いてかれそうになるから余計に焦るよな、タダでさえ同級生が数年先に社会人になっている訳だし」
(冷静に盤面を整理して、焦りをハッキリと形にする、さぁどう出る?)
ENFP「そうなんだよ・・・、周りはみんな彼氏とのエピソードを幸せそうに話しているし・・・」
(お、どうやら見栄のウェイトの方が大きいみたいだな、彼氏がいなくて他者から承認されていないのが私だけって状態はキツイもんな~)
北「あぁ~それはさらに追い打ちをかけるね」

ENFP「高卒で、フリーターで今後働こうとしているわけじゃないんだよ?未来なんて見えなくて・・・」
(未来最高!って叫べば変わるかもね。それはノーマネーでフィニッシュなのよ)
北「まあここから巻き返すのはかなり難しいだろうね」
(新規巻きなおししてもルーズベルトが匙を投げるレベル)
ENFP「だから別れようか考えているんだけど、踏ん切りがつかなくて・・・」
選択肢 
[1.独りぼっちは、寂しいもんな……。いいよ、一緒にいてやるよ……]
[2.ハッピーで埋め尽くてぇ!レストインピースまで行こうぜぇ!努力!未来!Beautiful Star!]⇦

北「まあそんな簡単に決める事は出来ないよな、一応本気で好きになった訳だから」
(流石にノンデリはかませないのでお茶濁すか)

(男の俺に聞いているぐらいだから、既に何十人に相談しているだろ。同じ事言って解決する訳なさそうだし、別のアプローチを試してみるか。面白そうだし)
北「ここからはほとんど憶測に過ぎないんだけどさ」
(まあほとんど確信に近いんだけどさ)
北「仮に別の彼氏を作ったとして、同じ事が起きる可能性ってない?」
(不都合な現実をオオタニサンばりのストレートで投げる!)
北「ほら、歴代彼氏とどうやって別れたか思い出してみ?」
(まあ、ちゃんと根拠はありますよほら)
ENFP「あっ・・・」

ENFP「私いつも尽くしちゃって、いつの間にか下手に出ちゃうんだよね、恋愛下手やめたい・・・」
北「尽くす事自体は悪い事ではないし、それを利用する方が悪いんだけどね~」

(自己肯定感の低下による、他者依存、DVにハマっている人間と大差はない、少なくともまともな状態ではない事は確かだ。他人に優しくしていいのは自分の精神に余裕がある人間だけだ。泳げない人が溺れる人を助けてはいけないのと同じ、なのに優しさになった瞬間みんなそれを忘れる。やーいあほあほ~^^)

北「ってか、昔からそんな恋愛一色な感じじゃなかよね?どこで価値観変わったのさ?」
ENFP「そう、高校の頃までは部活一色で別に彼氏なんていなくてもいいぐらいの感覚だったんだけどさ」
北「その価値観を覆すような出来事が大学であったって訳か」
ENFP「体を壊したあたりからかな、昔は勉強や部活でもある程度結果を残せていたからそれが自信にもなっていたんだよね」
(なるほど、それが自己肯定感の柱になっていたのか)

北「頑張ろうにも頑張れない状態になった訳か、それはキツイな。それは自信を無くすわ」
(流石に同情せざるを得ない笑)

北「だから、人に尽くす事が自分が自分でいられる方法の1つだったと」
ENFP「あっ、何で自己肯定感が低くなったのか腑に落ちた」
北「自己肯定感って高くしないとロクな事にならんからな笑」「でも、頑張ろうにも体調のデバフがかかるんじゃキツイな」
(それでもやるしかないんだけどなぁ)

おまけ

SとNの綱引き

ENFP「血液検査で痛みを感じないためにハワイとかどこか遠くの景色を想像しておくと言いよ」
北「筋トレしてみ?将来の不安とか考える前にキツくてそれどころじゃなくなるから」

前提が違う

ENFP「病気になったら彼氏には看病してもらいたいんだよね」
北「はい」
ENFP「自分が病気になったら心細くなるじゃん?」
北「はい?」

キャパの違い

ENFP「4~5時間返事がなかったらめちゃくちゃ心配になる!」「毎日1回は何をするのかちゃんとラインで送って欲しい」
北「一週間来なくても大丈夫かもな」「予定送らせても、嘘でも本当でも同じ内容になるじゃん、クレタ人のパラドックスだよ」

ENFP「ちゃんと予定送ったほうがいいよ?相手が喜ぶから」
北「送る予定もクソもないな、今日は胸の日です、PFCはこうですでも送ればいいんか?」

相談の裏話

北「そういえば、今回の別れるか別れないかって他にも聞いた訳でしょ?」
ENFP「10人ぐらいには聞いたよ」
北「で、みんななんて言ってたの?」
ENFP「すぐ分かれた方がいいって言ってた」
北「( ^ω^)・・・」

北(おい答え出てんじゃねぇか!)


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