頭を打った可能性がある選手へご案内
アウトドアスポーツイベント(トレイルランニングやマウンテンバイクなど)安全管理・救護担当として大会サポートをする際に頭頸部外傷の対応も多く対応してきました。今は大丈夫そうに見えても後から悪化してくる可能性があるのが頭頸部外傷の難しさです。
もしも悪化した場合迷いなく『救急車』を呼んだり、専門医へ引き継ぎが出来るために、本人や周囲の仲間に状況を理解して頂く必要があります。説明の際に使用できる資料をPolar Bear Trainer'sTeam(白くま隊)で作成しました。
白くま隊が救護担当するイベントで使用することはもちろんですが、白くま隊が直接関わる事のないイベントでも使用可能とします。著作権フリーにてご使用下さい。アウトドアスポーツイベントが少しでも安全になるように役に立てば幸いです。
また参考資料として以下2点添付しておきます。
②脳震盪を疑ったときのツール
③頭部外傷10か条の提言
①頭を打った可能性がある選手へご案内(大会用)白くま隊作成(2023年08月)
②脳震盪を疑ったときのツール(CRT5)
© Concussion in Sport Group 2017 (⽇本語版作成︓⽇本脳神経外傷学会 スポーツ脳神経外傷検討委員会
医療関係者やアスレティックトレーナーがいない場合に使用出来るシートです。改定などしなければそのまま使用することが許可されています。
③第2版 頭部外傷10か条の提言 日本臨床スポーツ医学会 学術委員会 脳神経外科部会
『スポーツに参加される選手・ コーチ・ご家族の皆様へ』以上を対象にまとめられた10か条の提言 専門家でなくても非常に分かりやすい資料です。もう少し勉強したいという方は是非ご覧になって下さい。
本人は大丈夫と言ってもぶつけた記憶がなかったり、脳周囲で出血してる時には後から悪化して緊急搬送+即手術というケースもあります。頭や顔など出血していると傷ばかりが心配になりますが、頭の中の心配も必ずして下さい。極力一人きりになる時間を少なくして、周りの方も少しでも変だなと思ったら病院の受診を促して下さい。
2023年8月11日(山の日)公開