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香港旅行の忘備録(2023.12) Part.3 Day.2


Day.2 朝食

SALISTERRA/The Upper House

 香港は早朝から飲食店が沢山開いているので、ホテルで食べずに外に食べに行くようにしている。そうでなくても、私は旅先でのモーニングを本当に愛していて、そのために旅行しているようなものなので朝食選びには余念がない。
 なんでモーニングかというと、夜ごはんに重きを置くと、帰るのが遅くなったり、夜寝るのが遅くなったり、翌日まで胃が重い。などの問題が出てくるので、基本は朝=昼>夜の順番で旅先では食事を楽しむことにしている。

 今回は、香港駐在のマダムがブログでおすすめしていた、The Upper HouseSALISTERRAに行く事にした。The Upper Houseは香港島側のMTRの金鐘/Admiralty駅の近くにある高級ホテルだ。
 宿泊地の尖沙咀からはMTRに乗っていく。香港のMTRは全部で10路線あるけれど、結構分かりやすいと思う。

 観光やショッピングが目的の旅行客であれば、上記路線図の赤と青のラインが主に使用する路線になる。他にも九龍半島と香港島をつなぐフェリー(水上バス)やバス・トラムもあるが、MTRだけでも十分観光出来る。
 7時にモーニングを予約していたので、ホテルを6時ちょっとすぎに出発。九龍ホテルはMTRの尖沙咀駅に繋がっているので、即地下におりてホームまで歩いていく。地下通路は路線ごとに色分けしてあったり、常に案内が出ているのでそれに沿って歩くだけで良いので簡単。
 東京のJRとかだと急に路線の案内の看板が消えたりするけど、そういう心配はない。常にでっかく路線の名前と色分けがあるので、安心。
 Google Mapを使っている人は出発地と目的地を入れれば、電車の時間と乗り換えの方法、最寄りの出口なども調べることが出来るので、やっぱり現地SIMは偉大だと思う。(MRTにも無料Wi-Fiがあるので、それを使ってもいいと思うけど、個人的にはちょっと繋がりにくさを感じるので注意)

金鐘駅

 金鐘駅までは5分もかからずに着いたんだけれど、これも香港あるある何かと建物が大きすぎて、実際の目的地の場所になかなかたどり着けない。
今回も、ナビの通りにパシフィックプレイス(駅直結の大きなショッピングモール)の中を通って目的の場所に行こうとするけど、全然分からない。いったん外に出てみようと思っても、早朝のためかそういう仕様なのか、もはや出入口がどこかも分からない。
 だいぶ早く着いちゃうなぁ~なんて思ってたけど、全然たどり着かないまま15分前に。なんとか、地図上では同じ建物っぽい雰囲気を出しているJWマリオットホテルまで行って、フロントの人に尋ねる。尋ねるというか、香港の高級ホテルは入ってきた人に「何か用ですか?」と声をかけてくれるので(明らかに宿泊客じゃないオーラだからか?)事情を話すと、The Upper Houseの入り口を案内してくれた。高級ホテルの人は、とても優しい。

The Upper House


SALISTERRA入口
49階からの眺望

ようやく目的のSALISTERRAに到着。49階にあるレストランなので、眺めも最高だった。昨日の夜とは逆に、香港島側から九龍半島の高層ビル群を眺める事が出来るハーバービューだった。
 朝食のセットは全部で6つ。私が頼んだ中華風の他にも、英国式やベジタリアンなど。中華風は、点心とお粥と香港風焼きそば、お茶とジュースのセットだった。ジュースはメニューではオレンジとグレープフルーツになっていたけど、口頭で色々選択肢があって、香港で飲むスイカジュースが大好きなのでスイカジュースにした。お茶も日本茶やジャスミンティーも選べたので、せっかくなのでジャスミンティーにした。

中華風朝食セット

 このセットで、6000円ちょっと。いや、分かる。高い!って思うよね。朝食のセットに6000円!?って。
 まぁ、これも好み?の?価値観の?問題だから何を言っても平行線なんだろうけど、これは高くはない。むしろ安い。
 昨日の夜のハーゲンダッツもそうだけど、基本香港の物価は高い。というか、これが当たり前の適正価格なんだと思う。49階の高級ホテルのレストランで、2畳くらいあるソファに座って、キラキラとした清潔感のある手の込んだ食事、飲み物。
 そうだよね、これが適正な対価だよね。っていう。香港にもリーズナブルに美味しく食べれる所はたくさんあるし、そういうお店も大好きだけど。でも、そこでは曇り一つなく磨かれたグラスに入ったスイカジュースは飲めないし、優しいうま味のある適温のお粥は出てこない。
 まぁ、簡単に言うと、過剰なサービスの提供を人的資源で賄って安価に提供していると、国が貧しくなるよっていう、政権(国家)批判。
 話しが逸れたけど。味はどれも本当に最高だった。特に蒸篭の中に入ってるサックサクの揚げた点心が美味しかった。黄色い皮の海老焼売も、なんでこんなに!?っていうくらい餡がぷりっぷりで。何に魂を売ったらこんなにジューシーでプリプリの海老焼売が作れる訳?と、恐ろしくなった。
 香港焼きそばも、本当に味つけも丁度よくて、これは街の食堂では食べれない味だと思った。
 人生で一番美味しいジャスミンティーを飲んで、しばらく高層階からの眺めを楽しんで出発する。(ちなみに、基本香港ではお茶はフリーフローというか、断るまで永久にお湯を足してくれるので、何回でも楽しめる)

観光

惠康超級市場/Wellcome【スーパーマーケット】


スーパーwellcome

 ここから次の予定まで買物と観光をする予定だったので、歩いて湾仔の方に向かう。途中にスーパーマーケットがあったので、とりあえず寄ってみる。香港や台湾でもよく見かける惠康/Wellcome。激安でもなく、高級品を揃えているわけでもなく、凄く普通のスーパー。何故か大抵地下だったりする。このお店もGフロア(香港はイギリス式なので地階がGフロアや0階になって、二階が一階になる)と地下一階にあったので、色々とチェック。観光客向けなのか分からないけど、ガイドブックで良く見る飴や中華食材、クノールなどは大体揃っている。

Marks & Sperncer Food【スーパーマーケット】

 こちらはイギリスのスーパーで、商品もイギリスのものが揃っている。紅茶やチョコレート、ビスケットなどお菓子類も豊富で、パッケージも可愛いのでお土産にもおすすめ。輸入品になるからか、値段はお高め。

萬寧/Mannings【ドラッグストア】

 香港にたくさんあるドラッグストア。本当にどこにでもある。通り過ぎたと思ったら、また現れる。こちらもガイドブックに載っているような、タイガーバームや和興白花油なんかが揃っている。日本や韓国の化粧品も沢山置いてあるけど、円安なので断然日本で買うのが安い。

bakehouse【パン屋・カフェ】


bakehouseカフェ入口
お持ち帰りショーケース

 スーパーに寄ったりぶらぶらしながら、目的地だったbakehouseへ。ここは、元フォーシーズンズ・ホテルのペイストリーのシェフだった人が始めたパン屋さんで、とにかく今人気らしい。特にポルトガル式のパイ生地のエッグタルトが美味しいという事で、やって来た。持ち帰りとカフェの入り口は完全に分かれていて、それぞれ並ぶようになっていた。金曜日の朝9時頃だったけど、店内は満席で2組待ち、持ち帰りは並ばずに入れた。
 朝ごはんを食べたばっかり&15時からアフタヌーンティーの予定だったので、持ち帰りと思っていたけど、エッグタルトくらいならイケそう?という雰囲気(胃袋の)だったので、結局中で食べる事にした。10分ほど待った。
 お店は2階席(1階)もあるみたいで、そこまで狭くはなさそうだったけど、時間帯によっては結構待つことになりそう。
 この時間帯だと、朝食を頼んでいる人が沢山いて、それも全部美味しそうだった。次回のモーニング候補。

エッグタルト&アップルパイクッキー
酸味の強いマウンテンベリーティー

 結局エッグタルト、アップルパイクッキー、フラットホワイト、ベリーのハーブティーを頼んだ。
 エッグタルトはパイ皮がサクサクで軽くて、フィリングも思ったより甘くなく、あっさりした感じ。カスタードを軽くした味。こってり甘くなくて、香港式のクッキー生地の物よりもさらっと食べられて好きだった。
 アップルパイクッキーは、本当にアップルパイのクッキーだった。元々がお菓子であるアップルパイをクッキーにするという、マッドサイエンティストみをうっすら感じるフレーバーだけど、ちゃんと美味しかった。こっちはアメリカンな甘さ。
 パイ生地っぽさの演出のためか?グラニュー糖もかかっていて、チューイーな感じでガツンとしたクッキー。酸味の無いフラットホワイトと相性抜群だった。
 話し逸れるけど、乳と糖が強いお菓子と酸味のあるハーブティーのミスマッチさって凄いよね。午後からアフタヌーンティーで臨界レベルのカフェイン摂るかもって思ってたので、ベリーのハーブティーを選んだけどやっぱりフラットホワイトとか紅茶とかが合うと思う。
 周りのテーブルの人を見ると、パンの盛り合わせっぽいプレートやアボカドトーストっぽいの、クロックムッシュみたいなもの、などなどどれも美味しそうだった。
 お会計は、上記の4つで1850円くらい。思ったよりお安くてビックリ。こういうパン屋さんはもっと高いイメージだったけど、そんな事なかった。ドリンクも600円くらいだった。次回もまた行きたい。
 そして、お持ち帰りで結局パネトーネを買った。他にもドーナツとか美味しそうだったけど、食べるタイミングをどうしても捻出できなさそうで断念。
 パネトーネ(小)とエコバッグ・キャップを買って計6,500円

Petit bazaar【雑貨屋】

 メルヘンな雑貨が大好き。コンフェッティとかガーランドとか、ペーパーナプキンとか。
 あらかじめGoogle Mapで調べていたパーティグッズのお店Petit bazaarへ。パーティグッズ、ぬいぐるみ、おままごとセット、赤ちゃんのガーゼケット、あるもの全部が可愛すぎて最高の空間だった。
 結局ここでは、ネイルシールとヘアクリップを買った。このお店は尖沙咀のK11にも入っていたので、尖沙咀側で買い物をする時はそっちに行っても良いかな。

Pacific Place【ショッピングモール】

 香港は飲食店は朝早くから空いているけど、百貨店やショッピングモールは11時~12時くらいに開店する事が多い。個人経営のお店とかだと、13時とかお昼過ぎまで閉まっている所もあるので注意。次はパシフィックプレイスで洋服などを見ようと思っていたので、時間を調節しながら金鐘駅方面まで戻る。

お花屋さん
めちゃくちゃツリーみたいなツリーの木
大きな木

香港の人は風水を大切にするからなのか?街中に植物が溢れている。あちこち観葉植物が置かれているし、アパートのあちこちから植物が飛び出している。露店にある沢山の花屋さんも、ラインナップがクリスマスっぽい。
 パシフィックプレイスへ。こちらも可愛いクリスマスの飾りつけが。

クリスマスのデコレーション
ツリーたち


 香港あるある?開店時間前からうっすら開いているような?開店時間過ぎてもうっすら準備中のような?店員さんが掃除機をかける中、気になっていたお店をチェック。ホリデーシーズンのセール期間でもあるので、ぼちぼち安くなっていたりもする。マリメッコもチェックしてみたけど、やっぱり定価だと日本で買う方が安い。円安への怒り。政府への怒りアゲイン。

SOGO【百貨店】

 日本でもおなじみの百貨店。香港にも店舗があって、ハイブランド、デパコス、日系のお菓子屋さんまで色々なお店が入っている。香港の比較的新しいショッピングモールは何かと大きくて、店から店に移動するだけで疲れるけど(誇張じゃなく徒歩10分とかかかる。店内でグーグルマップのナビに頼る)そこは日系デパート。銀座三越くらいの規模感。助かる。
 ここには、Gucci KidsとApivita(蜜蜂の色々な成分とかハーブ系のオーガニックなコスメブランド)を目指して向かった。
 Apivitaは日本撤退してしまっているので、高くても買ってよし。という気持ちのもと沢山買った。
 ホリデーなので、パック3個買うと1個おまけとか、そういうのにつられて沢山買った。とても熱心な店員さんで、色々手に塗って試してくれて、結果手の甲がスベスベのモチモチになった。
 お会計の時に急にクレジットの支払いが出来なくなってしまって、やっぱりなんで海外に来るとそうなっちゃうんだろ。と焦ったけど、結果SOGOのシステムの問題だったようで解決。(物が売れすぎて決済システムが混雑している?的な事を言っていたので、好景気~~と目玉が飛び出た)
 ちなみにGucciの化粧品カウンターもあったので、試しに口紅を1本買ったけど日本より約1000円くらい高かった。
 他にも色々中環の方まで行って、かの有名なヒルサイドエスカレーターやウォールアートを見る予定だったけど、思ったより時間がタイトになってしまったので、九龍ホテルに荷物を置きに帰る。そして、アフタヌーンティーに向かうことに。

Day.2 アフタヌーンティー

The Butterfly Room【Rosewood Hong Kong】


Rosewood Hong Kongの入口

香港と言えばアフタヌーンティー、アフタヌーンティーといえば香港。香港はアフタヌーンティーの宝庫なので、甘いものや紅茶がお好きな方はぜひおすすめ。本当に沢山のホテル・カフェなどでアフタヌーンティーが食べられるので、店を決めるだけでも相当悩む。高級ホテルのラウンジから、リーズナブルな街のカフェまで、自分の好みで色々探すと良いと思う。
 今回はショッピングモールのK11に隣接したRosewood Hong Kongという高級ホテルの、The Butterfly Roomというダイニングを予約していった。やっぱり迷った。というか、K11からRosewoodに繋がる道が搬入口か何か?くらいこじんまりしている。こんなに高級なホテルなら、もっと大々的にMTRの出口辺りからレッドカーペットを敷いていて欲しい。でもよくよく考えるとここに泊まるような人は、MTRに乗らないのと思うので仕方ない。

資本主義的ツリー

ルイ・ヴィトンのトランクを積み上げてツリーに見立てた、資本主義のメタファー的オブジェを横目にラウンジへ。
 こちらのアフタヌーンティーは、YouTubeで見かけた香港マダムのおすすめ。なんと、ケーキ類がワゴン形式なのだ。好きな物を好きな量取り分けてもらえる、夢のようなアフタヌーンティー。
 あと、すごく地味にうれしかったのが、ラウンジの中にお手洗いがある。普通ホテルのラウンジだと結構遠く離れた場所にしかお手洗いがない事も多いけれど、ここはすぐ近くにあったので高ポイント。

 

温かさが続くお茶(普洱茶)

まず、飲み物を決める。コーヒー、紅茶、中国茶、ハーブティー、結構選択肢も沢山。茶葉替えは無く、差し湯のみ。

 

サンドウィッチ

 最初にセイボリーのサンドウィッチ。大げさだと思われるけど、人生で一番美味しいアフタヌーンティーのサンドウィッチだった。アフタヌーンティーのために作られた、上品で高級なサンドウィッチ。
 右側からライトな味になっていて、一応そちらから左側に向かって食べるのをおすすめされる。
 右から、カニ・卵・サーモン・ハムチーズ。
 サンドウィッチって、パン+具材って思うじゃん?これは、サンドウィッチっていう一つの食べ物だった。しっとりしたパンと具材が完全に調和していて、本当に凄い。こんなサンドウィッチ出てきたら、サンドウィッチ伯爵もカードゲームする方の手が止まる。多分。
 

栗のタルト・ムースケーキ

同じタイミングで、小さなケーキが2つ。可愛いシルバーに乗ってやってくる。栗と洋ナシのタルトと、ちょっとよく聞き取れなかったけど、全体がラメで光っているムースケーキ。
 味は、思ったより甘くなくて逆にびっくりした。私はものすごい甘党ではないけれどヨーロッパ風のガツンと甘いケーキ類も好きなので、ちょっと驚いた。本当に繊細な味で、むしろ日本のホテルパティスリー的なそんなバランス。

ラメが光るケーキ
栗と梨

 ペニンシュラのケーキはガツンと甘くて、フロスティングや砂糖の飾りも多用されていてヨーロッパ風だったので、これがクラシカルと今っぽさの違いなのかな?と思った。
 

マッシュルームスープ

次にマッシュルームのカプチーノ風スープ。これもとても美味しい。ベンティサイズで飲みたい。
 

温かいセイボリー

またまたセイボリー。こちらはキッシュ風の小さなタルトレットと、シューケットサイズのグジェールなのかな?シュー皮のみで、上からチーズがかかってる。
 何が出てきても、全部キチンと美味しい。どれも丁寧に洗練されていて、とってつけたような物や、手抜き感が一切ない。
 

スコーンとクロテッドクリームとジャム2種

スコーンは小ぶりな物が二種類。ペニンシュラや他のホテルのものに比べると、結構小さ目のサイズ。(このサイズ感が後に命を救う事になる)
 プレーンと、シーズンだからかスパイスの効いたホリデーっぽい味のスコーン。ここもびっくりしたんだけど、マーマレードがすごく甘さ控えで素材の味が凄い。果肉と皮がかなり細かくミンスされていて、見た目はおろし生姜みたいな感じで、味もかなりフレッシュ。いわゆるマーマレードの蜜の部分がほぼ無い。本当に今っぽい味!
 これを食べ終わった辺りで、すでに「ふ~」感が出てくる。普通のアフタヌーンティーだと、9割がた終わった時の感じ。更にここから、目玉のスイーツワゴンがやってくる。
 

スイーツワゴン

 今回は、栗のブラン・白いムースケーキ・ラズベリーのムースケーキ・パウンドケーキ・ベリーのマリネ・チョコクッキーサンド・ミルフィーユ風のパイ・マドレーヌ。
 どれが欲しいか、どれくらい欲しいか、全部取るか、全部取ってそれぞれシェアするか、などをあちら側から聞いてくれるので、全部をひと種類ずつとって、それぞれ分ける事にした。
 

ひと通り全部

前述の通りケーキの味は洗練された甘さで、一切大味っぽさが無い。特に、このホテルのシグネチャー?なのか?ショーケースにも沢山並んでいた、波々の生地でクリームを挟んだパイが美味しかった。ミルフィーユの1セットって感じのケーキ。サクサクのとんでもない多層の生地でクレーム・パティシエール風のクリームを挟んでいて、ちょっとびっくりのおいしさ。
 

一番下のクッキーが本当に美しい

 私は特に焼き菓子が大好きなので、ケーキのボトムにあるクッキーとかパイ生地に感動しがちなんだけど、ムースケーキの下に敷いてあるクッキー生地の美しさ。本当に、これがホテルパティスリーの技だな~と感動。
 一生お茶の差し湯が続く中、のんびり食べる。

観光

K11【ショッピングモール・アート作品】

 観光に戻る。隣接の大きなショッピングモール兼、アート作品などがあるK11に。ハイブランドショップ、コスメ、フードコート、アートの体験型施設までなんでもある。
 ちなみに、ややこしい事にK11はいくつか名称が分かれていて、一番海側のRosewoodに隣接しているのがMUSEAで、尖沙咀駅のN出口付近のK11アートモールがある。地下道を通って大体10分くらいかかるので、行きたいお店がどちらにあるのか注意。
 コスメショップのSEPHORAを探して、通り道のショップの店員さんに声をかけるも「ここには無い」と言われて途方に暮れた。香港あるある、何か尋ねた時に「無い」と言われる。無いなら無いって答えるのが当たり前だと思うだろうけど、これはいわゆる「そこに無いなら無いですね~」的な「無い」なのだ。
 まるで、この世のどこにもそんなものは存在しない。みたいな力強さで「無い」と言うので驚く。日本の百貨店の人みたいに、こちらの行きたいと言う意図を汲んで「別館にありますよ」とか「あそこに有りますよ」とか、そういう付加サービスは無いのだ。「無い」なら「無い」なのだ。
 対応策としては「じゃあどこにある?」「欲しいんだけど、他のお店にはある?」「どこに行けばいい?」など、こちらから聞くしかない。香港の人に過剰なサービス精神はないけど、意地悪ではないので普通に答えてくれる。
 そんなこんなで欲しかった化粧品も買って、洋服もバッグも買って、一旦ホテルへ。(こうやってホテルに、ちょくちょく荷物を置きに行ける便利さ)

Day.2 夕食

池記

 

大好きな池記

そこまでお腹は空いていないけど、しょっぱいものは食べたい。ということで、一日目に引き続き海老ワンタンのお店池記へ。香港には色んな海老ワンタンのお店があるけど、お気に入りの店の一つ。
 チェーン店だけど、麺の硬さとワンタンの大きさが好みで、ここはやっぱり外せないなぁといつも思う。
 単品メニューももちろんあるけれど、ドリンクや茹で青菜セットなども豊富で、私は海老ワンタン麺と薏米水のセットに。

なんで麺を全部上に乗せるん?

ここでもまたワンタンが全部麺の下に隠れている。インスタグラマー泣かせの海老ワンタン麺。昨夜のMak'snoodleよりも、麺がもっちり系。

海老がぷりぷり

 柔らかくはないけど、バシバシした感じが少ない。ちょっと塩味は強い。
 

はと麦の温かい飲み物

 薏米水はハト麦と生姜の飲み物。アイスもあるけれど、ホットで。多分砂糖は入ってると思うけど薬膳っぽくて体に良さそうで、塩分の強い外食の罪悪感を軽減する。
 ここはクレジットカードが使えないので、オクトパスカードで支払い。クレジットカードからチャージ出来る電子オクトパス、本当に便利。

 2日は朝から晩まで食べて買って食べて買って、そんな感じのいつもの旅先での1日だった。
 気候も、綿の長袖のワンピースにGジャンで十分。外では暑く感じるくらい。ただ、やっぱり室内は寒いので上着は必須。これが今年だけの異常気象なのかは分からないけど、12月の香港にウールは必要なし。良く晴れた暖かい5月の西日本くらいの感じだった。それでは、3日目に続く。


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