お父さん
ぼくは今東京で生活をしています。27年大阪で育ち、上京して変わらずお笑いを仕事にしようとしてます。
ぼくの家庭はやや複雑で、実家には妹と母が暮らしています。妹は2人いて下の方の5歳年下の妹は結婚して実家を出ました。
なので、実家には母と上の妹の2人がいます。
下の妹がまだ実家にいて僕も実家にいたのは、僕が高校生から21歳くらいの頃までで、そっから引っ越すためにお金貯めたりで1度実家には帰りましたが兄弟がそろって生活していたのはあまりありません。
お父さんはどこにいるのかというと、近くに住んでいます。
実家から歩いて10分以内のところに住んでいます。
元々ぼくらはそこに住んでいました。色々面倒で厄介なことがあって別居をしました。それがぼくが高校生の頃でした。
なので、お父ちゃんとの思い出は高校生までで止まっています。年始やお盆には会ってますが、それは会っているだけで大して思い出にもなっていないほどの記憶です。
高校生の時に別居をし始めたのは、簡単な話みんなお父ちゃんが嫌になったからでした。
みんながお父ちゃんに嫌気が刺して出てったんです。
色々ありました。ここに記したくない色んなことがありました。
それでみんなで出て行きました。
その時はぼくも嫌で家を離れて距離を置けて安心していました。
それからはなんやかんやで芸人なりたくなって養成所に行って相方を見つけライブに出ました。なんやかんやがサクっとしてますが。
ぼくは嫌っていたお父ちゃんに本当は凄く影響を与えられています。
やっぱり男の子にとって父親は一番のヒーローだと思っています。
ぼくは絵を描くことが好きです。
それもなぜ好きになったかと言われれば、お父ちゃんに褒められたからでした。
ぼくが芸人になろうと思ったのも、お父ちゃんがテレビでやってたネタ番組を見ながら、こんなんおまえもなったらええやん!って言ってたのを潜在的に覚えていたからだと思います。
ぼくは歩んできた道を影でお父ちゃんに操作されていたのかもしれません。
まだ褒めて貰いたいのかもしれません。
そんなことはない、自分で選んだ道だと思いたいですが、本当はそんなもんなのかもしれません。キッカケなんて結局一瞬で覚えてもない出来事だったりするので。
嫌ってたはずの父親のいうことを鵜呑みにして、実行していただけなのかもしれません。
今は、そこまで父親の言われたことがキッカケだなんて思ってもいませんが、どこかで、お父ちゃんに言われたことが響いていたんだと感じます。
自分が父親になる時が来たら、そんなに将来を委ねるような発言は、言葉を選びたいものです。
かといって別に、お父ちゃんを恨んでるわけではないです。
今後何かしらの恩返しがしたいので、いつかお父ちゃんが住む家に行ってハタをおってあげます。
覗かれたら逃げます。
夏ですね スイカでも食いたいもんですわね