凝り固まった考え方

創作物には作り方はあってないようなもの。
手順なんてものは人によるし、完成したそれが全てで、それがどういった風に出来上がったかは関係ない。
いつのまにか自分の中にも、いくつかの作り方のパターンが生まれてしまった。
これはいいこととは言えない。
けど、悪いことともいえない。
前に作った作り方をなぞればそれはその製法がまるで正解かのような、その作り方でしか出来なくなってしまう。
かといってその作り方を避ければ、また別の作り方を模索し、その作り方に似ればそれからどんどん離れていき、自分らしさがなくなっていく。
創るということは、とても漠然としていて、かといって自分を出せないのも魅力がなく、それを他人に披露するという前提で作った時、恥ずかしさと自信と緊張感を併せ持ったなんともいえないものが生まれる。
創るたびに毎回賭けに出ている。当たるかどうかは披露してみなければわからない。
それでも今は"らしさ"というのが必要だと実感している。

夏ですね スイカでも食いたいもんですわね