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値動きはまるっとスリっとゴリっとエブリシングお見通しだ!

こんにちは、ポクシです。
今日はインジケーターで遊ぼうの話です。

このインジケーター、名前を TRICK TRIXと言います。TRIXはTradingviewでも標準で入っているインジケーターです。
どんなものか、Tradingviewに書かれている説明を見ながら、気になるところに茶々を入れながら見ていきます。

TRIX
TRIXインジケーターは、トレンドとモメンタムを1つの指標にまとめた汎用性の高いテクニカル分析ツールです。これは、3倍の指数平滑移動平均の変化率を使用しています。TRIXによって生成されたキーシグナルは、ダイバージェンスとシグナルラインのクロスオーバーです。短いタイムフレームではより早く反応します。逆に長いタイムフレームは遅く反応します。

ふむふむ、トレンド=方向、モメンタム=勢い、つまりどっちの方向にどんな強さで動いているかがわかるのね。

計算
TRIXの計算には4つの要素があります:
1. シングル指数平滑移動平均 = 終値の18期間EMA。
2. ダブル指数平滑移動平均 = シングル指数平滑移動平均の18期間EMA。
3. トリプル指数平滑移動平均 = ダブル指数平滑移動平均の18期間EMA。
4. TRIX = トリプル指数平滑移動平均の1期間変化率。
通常、TRIXラインのEMAであるシグナルラインもあります。

まぁ、ここは小難しいけど、ようはEMAを3回掛け合わせた3倍界王拳みたいなもんです。

うん、なんか強そうだね。

とりあえず標準のTRIXを追加してみます。

何ですか、このヒョロっとした1本の線は…
これで何をどう判断しろと…

利用目的を見ると”ダイバージェンス”と”交差”とあります。

利用目的
ダイバージェンス
ダイバージェンスは、価格変動がインジケーターの値からは確認できない場合に発生します。これは、根底にある現在のモメンタムが価格をサポートしておらず、反転の可能性があることを示しています。
交差
TRIXの分析には、異なる2つのタイプの交差があります。ゼロラインの交差とシグナルラインの交差です。ゼロラインの交差は通常大きなラグがあり、常に信頼できるとは限りません。一方シグナルラインの交差は、根底のモメンタムの変化を示している可能性があります。

ダイバージェンスはチャートに慣れてれば、わかるっちゃわかるけど、交差は1本の線じゃ無理だろ…

ということで標準のTRIXを元に改造します。

シグナルラインを追加して、ダイバージェンスを表示して…
ついでにシグナル交差にポイントだして…
完成!

シグナルラインはTRIXの値からEMAを作り、シグナルラインとしています。
ダイバージェンスは少し厄介で、ダイバージェンスを判断する高値、安値は前後(チャート的には左右の)の終値を含めて判断します。これが何を意味するかというと、現在値でダイバージェンスを判断することはできなく、ダイバージェンスしたよという表示は必ず遅れて表示されます。

ここではまだダイバージェンスは表示されない
現在値より遅れてダイバージェンスは表示される

デフォルトの設定は前後5本の終値をみて高値安値の判断をしているので、サインは必ず5本遅れて表示されることになります。

ダイバージェンスを計算で表示するとは、そういうことになるのは当然。
慣れてくれば、インジケーターとローソクがこの形だからダイバージェンスになるな、と表示されるより先にわかってくると思います。

EMAを使ったオシレーターにMACDがありますが、TRIXの説明にはMACDと似てるけど、TRIXの方が滑らかだよと書かれています。

基礎
TRIXは通常に、値がプラスの場合はモメンタムが上昇、値がマイナスの場合はモメンタムは下降と解釈できます。しかし、移動平均線から構成される他のインジケーターと同様に、このインジケーターには本質的にラグがあるということにご注意ください。またTRIXは他のテクニカル分析ツールであるMACDと非常によく似ていますが、TRIXの方がラインが滑らかです。

TRIXとMACDを比べてみましょう。

上からローソク足、TRIX、MACD

TRIXの設定値はMACDのデフォルトと同じく、TRIX12、シグナル9として比較しました。
MACDと似てるけど滑らかって説明はその通りな感じがしますね。

TRIXの使い方は、シグナルとの交差で考えるもよし、ダイバージェンスを確認して考えるもよし、自分の使っているインジケーターと組み合わせたり、設定値をいじったり、煮るなり焼くなり好きなように使えば良いかなと思います。

私の所感としては、この説明にある通り、

短いタイムフレームではより早く反応します。逆に長いタイムフレームはを遅く反応します

あまり長い足で使わないほうがよさそうです。
ダイバージェンスによる逆張りも、交差による順張りも分足~1時間足くらいがマッチするかなと感じました。

さて、Tradingviewへの追加方法ですが、公開スクリプトにすると、やれ説明文を英語で書け、オリジナリティをだせ、と公式より言われて非公開にされることがあるのでプライベート公開にします。URLを知っている人がアクセスできるやつです。隠して使う気も、有料で出す気もないのでURLを置いておきます。
自由に使ってええんやで。改造も何でもすりゃええんやで。

https://jp.tradingview.com/script/oNtPxdzk/

これにアクセスし、ロケットマークをポチッと押します。

あとはTradingViewのチャート画面でインジケーターを追加をクリック、お気に入りのところに「TRIX with Divergence」というのが表示されると思います。

うまくチャートに追加されたら後はご自由に。
基本質問には答えませんが、感想やコメントはいつでもウェルカム。
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それでは、また!

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