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コロナで斜め方向から、ちょうデカい波がやって来た

2020年、明けても暮れてもコロナコロナ。アクアリウム業界もといジメジメ界隈も影響がゼロって済む訳もなくて、むしろゲームチェンジになるんじゃないかって影響が出て来ます。本来ならTwitterかはてなにまとめる話なんだけど、予想が外れた場合はこっぱずかしいのでここでまとめてみます。

【一大園芸ブーム】

コロナがインドネシアで流行りだして、何故か自転車ブーム到来。本来は自転車はバイクが買えない層向きの乗り物だったけど、ここに来て「屋外でコロナの心配なしに楽しめるホビー」として認知。ウチの田舎町の雑貨屋の店頭にも自転車が並ぶ始末。この時は「まあ飽きやすいインドネシア人なんで年内続くんかいな?」と思ってましたが、案外ガチ勢は残っていて土日の早朝夕方は結構チャリンカー多し。そんでもって私のこのtweet。

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実はこの時「あれ?ひょっとして園芸ブームも来てんじゃねえの?」ってことで色々網張ってたら、やっぱりインドネシアにも園芸ブーム到来。都市部でコロナ下でも室内で楽しめるホビーとして需要が喚起されて、山間部は山間部で都市部に出稼ぎに出ていた層がコロナで無職になって戻って来たもんだから、人手はいくらでもあるで需要と供給が一致。

最初はホビーで熱入ったんだけど、気が付いたら投機対象にもなるのがインドネシアあるある。

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105Juta Rupia(80万円)の中古車と斑入り植物の物々交換。ただ買主が外国人っぽいんでナーセリーのオーナーが宣伝目的で一芝居打った可能性もあるんでそこは差っ引きたい。でもニュースにはなった。マドカズラの斑入りが急に値段上がったけど、この辺のも影響あるんじゃないかなぁ。

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近いのだとこのtweetやね。路上に人だかりで何だろうと思って近づいたらアロカシアに人だかり。1株50,000Rpで日本円だと400円弱。色々聞いたら観賞用というより投機対象。根付くまで育てたら100,000Rpで売れるらしい。

アロカシアはカリマンタン島産が人気でFBでも去年までブセ集めていたチームがみんなアロカシアを採集している。あとジュエルオーキッドと大き目のラビシアもカリマンタンでは主力。スマトラ島はロトンダムとジュエルオーキッドが主力で毎週エグい数が出て行く。アチェ西のガイドさんところにもメダンから「何か観葉植物ないか?」って買い付けに来る始末です。んでまあピクタムも当然無傷って訳にも行きません。

【ピクタムも無傷じゃすまない】

ちょいっとFBで検索するとこんな感じ。売れる売れない関係なしに手当たり次第採集。原価ゼロだし自分が採らなければ他人に採られるだけ。なら採っちゃえって感覚。

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ピクタムですが、大雑把に供給源が三か所あって「アチェ三島」「パダン・シデンプアン」「ジャカルタに近い南スマトラ」です。アチェ三島の1つ、ウェー島ですがリゾートで有名で元々はナショナルリザーブでピクタム採ったらあかんやろ?だけど地元民がここぞとばかりに集めております。

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パダン・シデンプアンもインドネシア現地便の初期にはかなりの供給元で、ここ最近は大人しかったんですが11月辺りからしゅごいです。

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南スマトラは「ピクタム余りないじゃないの?」って思っていましたが地元民が本気だすとしゅごいんだけど。ジャカルタに近いんで換金もしやすいのでここが今一番やね。因みにウチの地元トバ湖周辺とシボルガと二アスですが、聞いている限りは無風です。

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バンダ・アチェだと露店でこのレベル。うーん、色々しゅごい。

【アフターコロナの世界】

1:日帰り圏内は全滅

4-5年前もいわゆる現地便の初期にピクタム採集が流行りましたが今回は規模が桁違い。地域次第ですが日帰り圏内での採集はもう厳しいんじゃないかと…かと言って奥地に入れば出るんでしょうがピクタムは元々人の手が入る雑木林の方が多産(AZ調べ)なので、山奥3日歩いて50株しか出ないとかになるとかなり厳しい。

あと以前は山ん中で地元の方と出会っても彼らの収穫物や採集物と被らなければ(大体果物)挨拶を交わして済みましたが、アフターコロナの世界だとピクタムやホマロメナ担いでいた場合はトラブル必須です。地元のガイドを付けるなり手間が掛かるのは間違いないでしょう。

2:いわゆる五目も無理

現状ブセがセンチュウで駄目。ピクタムも駄目になるとホマロメナやベゴニアにシダ類のいわゆる「五目」も採集が難しくなります。因みに「五目」って表現は好きじゃないんです…少なくともウチはアグラオネマやブセで利益を出してプラスアルファでホマロメナやシダの採集が可能でしたので、正直ホマロメナとシダの五目だけでカリマンタンに行け!となると採算が合わないで足が遠のくのは間違いないです。

3:実生勢に増殖勢の世界

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これ大げさじゃなくて「あれ?採集業って滅びゆく仕事?」って思い始めています。まあ結構暗い話を書いてきましたが、個人的にはアフターコロナの世界も悪くないんじゃないの?かなぁ。山採りからの新ネタ供給が無くなればあとは実生交配と増殖しかネタが出てこないので、ピクタムもやっとアクアリウムジャンルから園芸ジャンルへの仲間入りでそれそれで良い流れです。

増殖も今以上に重要になって来ますので、3年前から増殖に力入れて来たのでウチのビジネス的にはある意味ビッグウェーブじゃないかと思っています。

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でもこのビッグウェーブを乗り切れなかったら、沖に流されちゃう!!骨は拾わなくても良いんでAZULが存在したことは忘れないでください。

【追記】

「じゃあピクタムって入って来なくなるの?」って正直あと1-2年見ないと何とも言えないです。ウチ以外の採集業者さんの意見も聞きたいんですがみんなコロナでインドネシアに来れないし。今のコロナ禍でピクタムの供給数はインドネシア国内では過去最高です。なもんで2021年は実は過去最高に質と量は日本に入ってくるんじゃないかが私の予想。ただそれがいつまで続くかと言われれば2021年一杯かせいぜい2022年までじゃないかなぁ。で、その後はもうやっぱり…

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