領域展開「籠」
ウチのカート、いわゆる「籠」がちょう凄い。去年からは完売御礼どころか開始30分で焼け野原である。今年に入っても勢いが止まらなくて12分もあれば全滅。コンスコン隊かよ。原因は外的要因はコロナ禍で園芸ブームが来た流れもあるし、アクアリウムの趣味の中では比較的流動性(増殖株の換金性)が高いのもある。ただウチとしてもずっと種をまいていたことが芽が出た内的要因もあるので今回はまいた種を一部紹介。「むしょくと思っていたら色々考えていたんですねw」当たり前だろーがアアアアッ!!!!!
【想定している層】 ざっくりいうと「即売会に来れない人」です。即売会、購入意欲の高いハイマニアが集うんですが、出店業者もTBさんにLAさんとこれまた趣味家のハートをがっちりつかんでいるジメジメ界の白い悪魔にジオング、化け物業者に挟まれてジメジメ界のボールGMのAZは圏外です。TBさんとLAさんに勝てるのってもうアンチの数しかない。ジメジメ界の中間管理職ちゅらい。即売会に関しては正直に言うとやれることが少ない。「売れたら良いや」と即売会前の出品株の紹介がそのまま籠への出品に繋がる程度です。ただリアル眼鏡さんに逢いに来てくれる奇特な方々を楽しんで貰うべく業界裏話やら栽培方法の実践紹介でがっつりファンのハートを掴む努力は惜しまない。そうそして通信販売にはLAさんが居ない。ジオングさえ居なければボールGMでもチートである。
んでまあ「即売会に来れない人」って熱が低いかというとそんな事は無くて「土日?ここ20年休んだことないよ」って仕事人や家族持ちの方が土日に趣味の為に1日時間を取るなんて難しい、ちょうむずいの大人ってちゅらい。「BB、一生のウチに1回行きてええ!」や「甲斐さんに逢いたくて色々手配したんですがやっぱり仕事の都合が付かなくて...」って悲しいお便りを頂いたこともあります。関西圏にお住まいなら日帰りも可能ですが関東九州辺りになると一泊旅行にもなるので交通費と宿泊代で3-5万円も掛かる。それだけで1か月分のお小遣い飛んじゃう。
ウチの籠が爆発しているのは「即売会にこれない人」を如何に楽しませるか?をずっとやって来た自負があります。
1:最低出品数
お祭り感ちょう大事。コンビニに牛乳一本買いに行くだけでも、他の日用品や弁当の在庫の多いセブンイレブンと棚がスカスカの個人商店、どっちに行きますか?買わなくても見ていて楽しい。そもそも「見て貰わないと買ってくれない」だからウチの最低出品数は30株以上からです。9月の屑籠で44株、本籠が89株です。30株以下ならもうやらん。
2:個別撮影
正直キツい。毎回1株毎に3-4枚の撮影画像を付けます。出品数が80株だと300枚ほど撮影してアップ。大体3日ほど掛かっています。止めたい。他のショップさんみたいにサンプル株を数株乗っけて販売個数10にしてどれが来るのかお楽しみ!にすればちょう楽。でも止めれたら「即売会にこれない人」を楽しめさせれないジレンマ。籠のアクセスですが実は終了後も2-3日結構アクセスがあります。みんな見ている。なもんで今後頑張ります。
3:事前に価格と現物の紹介
籠の激戦が始まった頃から事前に価格と現物の紹介を始めました。考えている暇がないから、とりあえずポチったら思っていたのと違うと思っていたより高かったを避ける為です。
4:出品時間の固定
これ結構重要と思っているんだけど他にやっているのHWさんだけかなぁ。もう10年近く籠の開始時間は「木曜日の22時」で固定している。「籠あります=木曜日の22時」と刷り込み終わっている。固定しているウチですらエゴサ掛けたら「ああ今日籠あったんだ」ってTwitterで出てくるんだから。開始時刻までにPC前に全裸待機して貰わないと買ってくれない。
【今後の課題】
もう領域展開「籠」なんだけど、当然課題はあって「出品個数の天井」「買えない人への対策」について。
「出品個数の天井」
現状出品個数の上限は90株です。以前100株にチャレンジしたんですが誤送があって「こりゃ完全にキャパオーバーしとるな」で減らしています。誤送に関しては対策が立てれたんですが、今度は100株以上だと合計金額の案内と発送伝票の起票で詰む。ここをマクロが組めて自動化出来るようにすれば大きいんだけどやり方が判らん。
「買えない人への対策」
まあ買えない方、結構います。お叱りのDMも届きます。対策は開催時間不明の「屑籠」と出品個数を増やせばある程度は解消出来ます。ただ現状コロナ禍で出品個数が増やせないジレンマはあります。この辺輸出のインドネシア側のトラブルなので個人的にどうしようもない部分がありますが、「輸入出来なきゃ殖やせば良いんじゃねえの?」もこれまた正義です。
【最後に】
出荷後の梱包もかなり隠し味があって、普通90株の出荷だとロジが破綻する恐れが十分あるんですが今は何とか持ちこたえる。隠し味聞きたいですか?あと籠の価格帯も意図があるし、ヤフオクの出品も色々仕掛けていますがこれはまた個別に紹介する予定。個人的に趣味家がヤフオクに出すのは有りというか他に選択肢がないのが実情ですが、事業者プロが利用するにはかなり怖えぇプラットフォームです。ヤフオク、イケイケの時は良いんですが、逆回転になったらグダグダにしかならんのよねぇ。