造影MRIと内分泌内科

MRIに異常発見

妊孕性温存がひと段落したので、ジャーミノーマ根治に向けた治療を進めていくことになりました。卵巣凍結手術から一週間、もはや痛みは全くないです。

と言うわけで、まずは造影MRIを撮っていきます。
今回撮影したMRIを元に、放射線化の方で放射線治療の計画作っていただきます。妊孕性温存の治療を優先したため、1ヶ月ほど治療が遅延しているのですが、
正しい治療計画を作成するため、再撮影となっていたのでした。
撮影は15分ほどで終わりました。
今まで何度もMRIを撮っていますが、徐々にあのウルサイ空間がクセになっています。
撮影してくれてるんだな、私は今治療を受けているんだな、という安心感があるのです。

MRIの翌日は内分泌内科です。
朝一で安静時採血をしました。安静時採血はホルモンの値を正しく図るため、
採血前30分ほど、ベットの上で安静にしてから測ります。
仮眠室のような部屋で体を動かさずに寝るのですが、首も動かしてはいけないので、
緊張しながら時間が過ぎるのを待ちました。寝ながらの採血は比較的失敗しやすいのですが、今回も3回ほど刺されました。なんとか採血が痛くなくなるハイテク技術ができないものか。。と思います。。

午後になり、やっと内分泌科の診察です。
先生から採血結果についてのお話がありました。ホルモンの値については前月と大きな変更なし。抗がん剤治療中は内分泌の先生も状況を確認しつつ、負荷試験を行なって体の変化を確認していくとのことでした。
大きい病院は、チームで見てくれるので本当に心強いです。

また、今回の診察から難病申請がおりています。重度成長ホルモン不全のため、
申請完了後から、成長ホルモン注射の予定がありました。
現在全国的に成長ホルモン注射の在庫が無くなっていて、9月ごろに在庫調整ができそうとのこと。ちょうど抗がん剤治療もあるので、治療完了後から打ち始めることになりました。
成長ホルモン注射は、体の疲労感なども楽になるとネットで読んでいたため、楽しみにしていましたが、一時的にお預けとなったのでした。

診察を終えて、お会計をしていたところ。電話がかかってきました。内分泌の先生からです。
「さっきの診察で、昨日撮影した造影MRIの結果を見れていなかった。放射線技師の所見に、
腫瘍がとても大きくなっているとのコメントがある。もう一度診察室に来てくれないか」とのこと。
血の気が引きます。妊孕性温存をしたせい?やばい?どうしたらいい?と頭の中でぐるぐる考えが散らかります。

急いで、診察室に戻りました。

部屋に入ると先生がMRIを見ていました。
見ると、確かに今までなかった部分に影があります。
気が動転しながら、先生にこれって大丈夫なやつですか?と聞くと、
僕も専門外だから、脳外科の先生に確認しようか。とのこと。
その場で主治医に電話をかけてくださいました。

結果、放射線技師の所見が誤っていて、気にしないでいい。
そんなに大きくなってないよ。とのこと。
怖かった・・よかった・・
先生も、気づいて、気にしてくれてよかった。

来週の放射線科の診察まで、寝ることができそうです。

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