鼻から脳手術②手術当日

手術はドラマとは違うみたいだ

【2日目】

手術当日です。
私は尿崩症を患っているため、薬を飲まないと水を我慢できなくなるのですが、手術前後はお水が飲めないので、朝起きてすぐ最後のお水を噛み締めました。

ベットの上で看護師さんに呼ばれるその時を待ちます。
手術の際は、肺血症などを防ぐため、弾性ストッキングを事前に履くのですが、これが履くのが難しく、とっても苦労しました。

ドキドキしているうちに、手術看護師さんが迎えに来ました。
手術台までは自分で歩いて向かいます。。

看護師さんは手術台に向かうまで緊張をほぐすために話しかけてくれます。ありきたりの世間話ですが、その笑顔にとっても安心しました。

すぐに手術室に到着します。
すでに執刀医の先生や、麻酔科の先生がいらっしゃってました。
手術台に腰をかけタオルを前に当てられ、その場で上裸になります。(はずかしい)

準備が完了し手術台に横になります。心臓がはち切れるほど緊張しました。
ここで、先生達の今回の手術に関する読み合わせを行い、それが終わると手術開始となります。
私の手術は内視鏡下副鼻腔手術といって、鼻から下垂体にアプローチする手術でした。

麻酔を入れられる前、
最後の記憶は、看護師さんが眠るまでついてますからと言ってくれたことと、執刀医の先生が大丈夫だからね、と肩を叩いてくれたことでした。

点滴から麻酔が入り、プツンと記憶が切れ、気づいたら無事終わりましたという声と、CTスキャンの中の音と、激しい痛みで目が覚めていきました。困惑の中で止まらない涙の中でイタイイタイと声を出していました。朦朧とする意識の中で先生が「CT異常なしですよ」と言っている声が聞こえてほっとしました。そのままICUに運ばれます。


次回、ICU(本当に辛かった)について

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