ジャンプスタート入りヒストリックお勧めデッキ集その2
ラクドスサクリファイス
前回書いたようにジャンプスタートで大幅に強化されたデッキとしてエルフやゴブリンといったクリーチャーデッキがある。それらを狩りに来ているデッキの筆頭がスタンでもお馴染みのサクリファイス系。デッキの体系そのものがメタゲームにマッチしているために今のところ活躍しているようだ。
直接的な新カードは《ファイレクシアの塔》のみだが、これを利用したマナ加速から《ボーラスの城塞》を早いターンにキャストする必殺技を得たことで苦手だったAOEを多用するようなデッキにも勝てるパターンが増えた。
ラクドスパイロマンサー
ラクドスの亜種だが、新カード《若き紅蓮術師》を中心に据えた構築。(画像に移っていないが15枚目のサイドボードは《夢の巣のルールス》で、相棒指定。)
全体としてはかなり軽めデッキでありながら《村の儀式》とクロクサによるアドバンテージ戦略で綺麗に回ると無尽蔵の継戦能力を発揮する。
赤単バーン
いつの時代もそこにいる。漢のバーン。
環境のクリーチャーデッキの質が全体的に上がってしまったことで従来のクリーチャー主体で押す赤単は厳しくなったのではないかな。《渋面の溶岩術師》を得て《魔術師の稲妻》もキャストしやすくなったことだし、バーン戦略に活路を見出せないものだろうか。
死の国からの脱出コンボ
ケシスコンボとの相違点は平均キルターンが早い事。それなりの高確率で4ターンキルが可能。
一方で墓地対策に極端に弱いのが最大の欠点で、4Cケシスやラクドスの墓地利用系デッキのついでに対策されてしまいがちなのが使用を躊躇われる。仕方ないのでBO3では変形サイドボードしてAOE+PWのコントロールプランを採用しているが苦し紛れの域を出ない感がある。
ボロストークン異形化コンボ
※サイドボードがないのはまだ調整中なため。BO1でしばらく回していた。
禁止された《裏切りの工作員》で利用されていた《銅纏いののけ者、ルーカ》でデッキ内唯一のクリーチャーを踏み倒すテクニックを利用したコンボデッキ。トークン4体の場でルーカか《異形化》が決まればアタックでトランプル24点ダメージが入る。
コンボパーツが複数あり、フラッシュタイミングでのトークン生成も可能なため、再現性と奇襲性が高く思いのほか安定もしている。
まあ当然いいことばかりなわけもなく、デッキバレしていると単除去を構えられるだけで貧弱なトークンビートを仕掛けざるをえなくなるし、そもそもAOEが含まれるデッキにはそれだけで厳しいものがある。《波乱の悪魔》擁するラクドスやゴブリンデッキの《宝石の手の焼却者》《ゴブリンの鎖回し》を乗り越えることは至難の業である。なんとかサイドボードを考えてみてはいるものの、BO3への実戦投入に向けてはハードルが高そうだ。
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