見出し画像

CL横浜を終えて…part1デッキ編

1.はじめに
今回のポケカ2021横浜CLに出場された方もそうでない方もまずはお疲れ様でした。
色々なことがありましたが
part1では大会の全体的な総括、よく使われていたデッキについて
part2ではメタ的に流行ったデッキ、秀逸なメタカード達について
part3では今後開催されるシティリーグや次回の京都CLに向けての展望も含めて話していこうと思います。
2.今大会の総括
まずは今回、何が多かったのか、何故多かったのか詳細では無いのですが、大会に参加された方やSNSで回ってきた情報を元に話していきたいと思います。
⚠️デッキは投稿主が独自に組んだものですので実際によく使用されていた構築とは確実に差異はございますのでご了承下さいm(__)m(デッキコードも合わせて添付致しますので是非参考にして調整してご使用頂いて構いません)
3.主に見られたデッキ
・3神ザシアン(3神=アルセウス&ディアルガ&パルキア)

画像1

今環境を語る上で切っても切れないこのデッキ、前評判から最強候補の一角として君臨し続けて来ました。案の定、今大会でもトップの使用率を誇りました。コンセプトとしては単純明快、3神のGX技であるオルタージェネシスGXをしっかりと決めて打点アップと、サイドの追加取りをして、早期決着をつけるデッキとなっています。(始めたばかりの方でも聞いたことがあるのではないでしょうか?)
では、なぜここまで使用率が高かったのか?それはやはり配信のインタビューでヨネダタクヤ選手が仰っていた通り、安定感と対応力が他のデッキと比べて段違いであるということでしょう。
ではなぜ、安定感があり、対応力があるのかそれはコンセプトを成立させるために必要な札が多くなく、それと合わせてドローを進めてくれるカードが多く採用されていて、ごちゃごちゃしておらず、無理矢理デッキを動かさなくても簡単にコンセプトを通せてしまう所であると考えられます。更にオルタージェネシスの効果で他のデッキであれば時間を要するような試合でも早期に決着をつける事が可能です。やはりそのような色々な要因もあり要するに、"一番無難に強いデッキ"という称号を得ました。色々なデッキを考えて何を持っていくか考えた結果、結局このデッキを選んだという方も多いのでは無いでしょうか?
では、何故このデッキがなぜ優勝出来なかったのか、1番の要因はメタられやすい立場であったと思われます、一番使われるであろうデッキ=大会中に確実にマッチアップするのでそこに勝てるデッキを持って行かないと勝ち上がって行けません。      3神側にも対応力の限界があり、どれだけ頑張っても厳しい試合になってしまうこともあります。過去の映像等を見返しても狩りとる側から狩られる側になっているシーンは多々見られました。よって諸々をひっくるめて使用率に対しての上位入賞数が少なかったのだと思われます。
・ズガドーン

画像2

今大会の優勝デッキ、また配信卓で映る機会の多かったこのデッキは、VMAX環境になってから弱点を突く他になかなか相手のポケモンを一撃で倒すのが難しくなってきた今日この頃、青天井(条件次第で爆発的なダメージを出せる)の技ひのたまサーカスを持つズガドーンはこの環境に一番マッチしていると言えるでしょう。
ここからはこのデッキがなぜここまでの結果を出す事が出来たのか、その解説して行こうと思います。前述の通りVMAXや、TAGTEAMを一撃で倒す事が出来るという点がやはりこのデッキ最大の魅力でしょう。更に、相手の大型ポケモンを倒せるにも関わらず、逆に相手はこのポケモンを倒してもサイドが1枚しか取れない、これが沢山のプレイヤー達にストレスを与えてきたと思います。倒さないとまた倒されてしまうかも知れない、でも倒してもサイドを1枚しか取れない上に、オドリドリGXの特性たむけのまいで手札を再補充されてしまう、圧倒的に攻撃的なこのデッキは今大会に最も適していたと言えるでしょう。
では、ここからはこのデッキが3神より使用率が高くなかった理由を挙げて行こうと思います。
一見完璧に見えるこのデッキですが、明確に苦手としているカードが存在します。

画像3

それがこのクワガノンVの上の技、パラライズボルトによるグッズを出して使えないという効果です。勿論このカードだけが対抗策というわけではないですが、代表例としてこの1枚を挙げさせてもらいます。
ひのたまサーカスで大ダメージを出すダメに手札に沢山のエネルギーを集める都合上、先にトラッシュに炎エネルギーを落としておいて、炎の結晶や、エネルギー回収で必要な時にかき集めるという戦法を使用します。そのためグッズを使えなくさせられると手札のほとんどが死に札(使えないカード)になってしまうのです。勿論ズガドーン側も対策カードは用意していますが、その手段を取るのにもかなりの時間と手間を要します。更に、このデッキ一見豪快なデッキに見えますが、その逆でとても繊細で緻密なデッキです。例えるならトランプタワーと表すのが適切だと思います。プレイ経験の浅いプレイヤーや、あまり思考せずに使うと途端に弱いデッキになってしまいます。
使いこなせば魅力的なデッキである玄人向けのデッキがこのデッキです。
・ムゲンダイナVmax

画像4

このVmax環境を象徴するこのデッキ、キングof豪快と言えばこのデッキでしょう、先ほどのズガドーンデッキがトランプタワーとするならばこのデッキは言うなれば核爆弾といえるでしょう。沢山ポケモンを並べてエネルギー2つでMAX270ダメージでなぎ倒していくそんなデッキです。
悪タイプと言えば過去の環境等を見てもあまり主流とは言えないデッキが多く、競技シーンではあまり見る事は無かったと思われます。その評価を覆したこのデッキ、一昔前、メガレックウザにスカイフィールドというベンチを広げることのできるスタジアムを使用して数々の結果を残してきたデッキがあり、そのデッキをほぼ1枚で再現しているムゲンダイナというカード、弱いはずがありません笑
では、ここからはこのデッキの弱点の話をして行こうと思います1つに豪快が故に対応力の幅が狭く、細々とした動きを得意としていません。相手によって技を使い分けたり出来ないため露骨なメタに会うと途端に詰まるケースもあります。更に、エネルギーを毎ターン1枚ずつしかつける手段がない事が多いため、準備に手間取ると他のデッキに追いつけなくなるという事が多い印象でした。
それでも、デッキパーツの集めやすさ(ムゲンゾーンのカードでほぼ構成されているため)や、豪快さに惹かれて使用する人が多かったのも事実です。
・セキタンザンVmax

画像5

伝説の鼓動から登場したこのデッキ、ストーン闘エネルギーや、マオ&スイレンを使用した耐久力とそれを活かした攻撃力を兼ね備えており、大会等で見られる機会も多かったこのデッキ。とーしん選手が少し変わった形で使用していたのも印象的でした。
このセキタンザンのデッキの利点は闘というタイプの今環境における優位性でしょう。先ほどのムゲンダイナであるとか、人気の高いピカチュウ&ゼクロムをはじめとする雷系列のデッキ、に弱点をつく事ができ、更に環境に草タイプの強いデッキが少ないという点でとてもメタゲームに上手く介入していけたデッキと言えるでしょう。マグカルゴのじならしとヤレユータンのさるぢえを使い、毎ターン好きなカードを手札に加えられるコンボに上技ふんかだんがとてもマッチしているという点で、コンボが揃った時の安定感と火力の2点で長丁場の大会でとても安定して勝ちを積み上げれていけたのかなぁと思います。
更に、このデッキは制作費が他の上位のデッキに比べて安いため、とりあえず組んで試してみようというのが容易にでき、練習する事ができたというのがこのデッキの使用率に繋がっていると思いました。
逆にこのデッキの弱点としては準備に必要な手札の枚数が多く、中盤以降の安定感に対して、序盤の不安定度を嫌った人が多かったのかも知れません。あとは少しザシアンVが苦手だったという点で爆発的な使用率にはならなかったのかも知れません。

4.最後に
とりあえず今回はここまでとなります。いかがでしたでしょうか?まだこれからもpart2.3と続いていきますのでそちらの方もよろしくお願い致します。
この記事を読んで良いなぁと思って頂けたら今後もこのような記事を含め載せていくのでTwitter(@pocket_fami025)の方で告知等していきますのでフォローの方よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?