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コーカサスから中東へのバイク旅行 (その56)

2023/9/20

昨日の晩は、気温も適温でよく眠れた
さて、今日の予定は、、、
Mapsme で調べてみると、今暫定的に目指しているVan 湖まで300キロか
1泊挟んで2日位の行程かな?
とりあえずいつもの通り行き当たりばったり、予定の変更全然ありのお気楽モードで走るだけなんですが、途中で立ち寄る大きめの街で、ネットがつながるようにしてもらわなくては

9:00出発
いつもと同じ、なだらかな丘陵地帯を走る
軍のチェックポストを通り過ぎる
そういえば、昨日も2カ所ほどチェックポストを通り過ぎたが素通り
自分と反対車線はちゃんと検査をしているようだが、自分の走っている側はノーチェック
まあ停められないほうが楽でいい
30kmほど走ると、左手に地溝が見える
そのまま先に進むと地溝はどんどん大きくなり、どこか地溝の縁に近づける枝道がないか探しながら走っていると見つかった
しかし枝道の入り口には進入禁止地帯の看板が
残念、どうやらこの地溝帯に沿って国境線があるようだ

そこから急に勾配のきつい下り坂になり、つづら折りを下って行く
急坂の底は緑が広がっており、川沿いに街ができていた
しばらく森を見ていなかったので少し嬉しい
体に当たる空気も暖かくなってきている
標高を見てみると、1000m
街を通り過ぎるとなだらかに丸まった、小山の連なりが目を楽しませてくれる
一旦止まって写真撮影
その小山に近づいてみると、山は岩でできているのではなく、粘土質の土でできている
長い時間風雨に晒されて乾いた部分は、風で吹き飛ばされ残った粘度のある土だけが残って、この奇景を作り出している様だ

そこから走って13:00 に大きい町Iğdır ウードゥルに到着
見つけた携帯ショップでトゥルクテレコムのオフィシャルショップはどこにあるかを聞いてショップに向かった
そのショップで事情を話し、そこの仕事のできそうな女性店員が20分ほどかけてネットにつながるようにしてもらった
ちゃんと接続状態はLTEで表示されている
ふう、良かった〜
いい年したオッサンだが、ネットがつながらない環境で居るとで落ち着かない
と言うか不安で夜も眠れない
もっと言うと、冷や汗が出て鳥肌が立ってetc、、、
まぁそれだけ嬉しいって事

問題が解決したら急にお腹が減って来た
市場で何か変わった食べ物を探していたら、臓物を刻んで炒めたものをバケットに挟んだ食べ物を発見、ドネルケバブの亜種
値段を聞くと20リラと超格安なのでアイラン5リラも貰い、それで昼飯を済ませ出発
出発して、すぐに左手にアララト山が見える
今走ってる道を進めば、アララト山に一番近いところで10kmちょっとの場所を走る事になる
今日は天気が良く、いつも雲がかかっているかモヤで隠れていたアララト山が今日はくっきり見える
途中、停まって記念撮影
走り出してしばらくするとまたチェックポスト
今回は止まれと言われて停止した
パスポートのチェックと、荷物の一番上に乗ってる小さなバックだけ開けさせられた
こちらは見るからに旅行者でテロなどを起こす心配も無いはずだが、外国人旅行者への好奇心と半分は暇つぶしでやっている様におもえる
こちらも相手の職務上仕方がないことと思って、素直に指示には従うが、あまり長い時間拘束されるているのも煩わしい
政治的な問題をたくさん抱えているトルコ
国内の医療で、こんなに多くのチェックポストを設けて感心しているのは、やはりクルド人のテロ対策だけなのだろうか?
日本人のイメージとしては、クルド人はトルコから弾圧されているようなイメージもあるが実際はトルコ国内でトルコ人とクルド人の対立のそれほど深刻だと言う話も聞かない
日本で暴れている自称難民のクルド人は実際は、難民に対する扱いがゆるい日本にお金を稼ぎに来てるだけのニセモノらしい
最近埼玉県で起こった大きな事件等でみんな目が覚めて、少しずつ普通の国と同じように難民に対する法制度を整備して欲しい
でも、日本の親分であるアメリカがアレだからなぁ
無理かも

時間はもうすぐ16:00
余裕もないので、先を急ぐ
しかし、風が強くなってきた後、進行方向に雨雲が湧いていて、あれなんかこのまま進んだら雨に降られそうな位置にあるなぁ
次の街Doğubayazıt ドゥーバヤジットで食料と水を補給すうちに通り過ぎることを願う
Doğubayazıt はユーラシア横断などでイランから、トルコに入国する際の玄関口になる町
1990年代後半に流行したユーラシア横断
テレビ番組のススメ、電波少年で火がついて多くの大学生が休みを利用して、中国をスタートしてヨーロッパまで貧乏旅行をした
その際に、この街を訪れた人は多いだろう
以前訪れたときの印象では、埃っぽい寂れた街と言う印象だった
今回到着してみると町を発展してきれいな店が沢山できていたが、街のメイン道路が工事中で、やはり相変わらず埃っぽかった
昔の面影も、、、そういえば全然覚えてないな
乗り継ぎで立ち寄っただけだし😅

大手のスーパーチェーン Migros で食糧を買い出発
相変わらず、向かい風で強風が吹いている
雨は少しパラパラと降ってきたが、すぐに止んでうまいこと、交わすことに成功したようだ
しかし、街に入る前と今と雲の位置が全く動いてないような気がするのは気のせいか?
Doğubayazıt から40キロほどのところに良いポイントを見つけて、今日はそこでキャンプ
テントからまだアララト山の山頂部が見える
明日また晴れたら朝日に照らされたアララト山が見れるかもしれない


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