バルカン半島から中央アジアへの旅行　(その21)

7月30日

1日のんびりと明日の出発に向けて準備
他の客が次々と出発していく
自分も明日の出発だ
今はのんびりしているが、明日の朝は忙しくなる
今回持ってきた荷物がうまくパッキングできるかどうかまとめてみなければわからない
それと、eSIMのアクティベートの方法をサポートがメールしてきたので、それも試してみなければならない
ダニエルがブレーキフルードを持っているようなので少し分けてもらう
ありがたや

昨日の朝食の時に、ストーブの火力が弱くなってきた
いつものノズル詰まりだと思いクリーニングしたが夜使おうとしてもまだ火力が弱い
クリーニングが適当すぎたか？
また出してクリーニングし直してみよう

7月31日

5時起きしてトイレに行く。ついでにネットをチェックしにカフェのほうに移動
しかし、Wi-Fiが飛んでいない
昨日も、早朝は停電でWi-Fiが飛んでいなかったがまた今日も停電か？
今日は出発の日だと言うのについてない

テントに戻って軽く朝食を済ませ、ストーブのノズルつなぎを思い出して、ばらしてチェックしてみたが、どうもノズルが詰まっているのではなく、燃料を気化させるためのヒートパイプの中が詰まっているようだ
持ち歩いている。バイク用のエアポンプを使って通りよくできないか試してみたが、小さなポンプでは無理なようだ
自分の手持ちの道具では、詰まりを直す事は無理そうなので、もう少し時間が経ってダニエルが起きてきたらコンプレッサーを使わせてもらおう
今日の出発は遅くなりそうだ

とりあえず出発準備のパッキングを進めた
8時ごろみんな起き始めたようなので　ダニエルの工房でコンプレッサーを使ってパイプを通るように試してみたが、まるで通らない
いろいろな太さの針金を使って、中の詰まりを除去しようとしたが口からちょうど曲がりのある部分で、針金が止まってしまい全然針金がパイプの中に入っていかない
針金の先を丸めてみたり、キャブクリーナーを流し込んでみたり、いろいろ試してみたが、無駄だった
万策尽きたのでちょっと無茶かと思ったが、パイプをまっすぐにして針金を通してみることにする
銅管だからすぐ曲がるはず🧐
、、、というわけで、銅管をまっすぐにすることはできたが相変わらず針金は通らない
いつも止まっていた場所あたりで行き止まり
なんじゃ？こりゃ

困った
大変困ったよ、これは
自分の旅のスタイルでストーブが使えないと言うのは、死刑宣告と同じ
健康面では大丈夫かもしれないが、精神面が死ぬ
確実に死ぬ
外食すればいい？
経済的に死ぬ
SOTOさん
どうしてくれるんですか？
あなたの会社の製品のせいで、1人の人間が生死の境を彷徨いそうですよ
コノウラミハラサデオクベキカ
エコエコアザラク、、、etc

人知れず、モンスタークレーマーが生まれようとしているのは置いておいてどうしようか？
ダニエルがキャンプ場で売っている中華製の安いストーブをあげようかと言ってくれたが、丁重にお断りする
そこまで面倒をかけたくない
とりあえず今日は出発できないということで、出発は明日に延期
もうほぼパッキングは終わっていたので、またお店を広げ直さなければならん
ちょっとゲンナリする

キャンプ場から12キロほどの最寄りの街に行き、そこの市場でキャンプに使えそうなストーブを探すが売っているものは1種類のみ
ダニエルが売ってるものと同じだ
昔、金物屋などで売っていたような物で缶を本体と一体になったタンクカバーに入れて蓋でねじ込んで使うタイプ
ガス缶の頭に穴を開けて使うタイプなので1度使うと使い切りになってしまう
このタイプのガスストーブは使ったことが今までないのでどうなるかとりあえずお試しだが、値段はそれほど高くなく、本体が5€でカートリッジが1つ1€
とりあえずカートリッジを2つ買って、途中で良いものが見つかったら交換することにする
これからアジア方面に移動するので、どこかでCB缶が使えるストーブが手に入らないか期待する
あーでも使えなくなったSOTOのストーブを処分するかどうかも頭が痛い
やはりプレヒートなしで使えるストーブということで便利だっただけに捨てるに忍びないし何より去年ずっと活躍してもらったストーブだから

せっかく出発と言うところで、いきなりつまずいてしまったので、このモヤモヤをどうしよう
巨大スイカでも買って帰ってスイカ天国でもしよう
まぁこんな日もあるよね