ウォーハンマーを始めて二か月の進捗と、感じたコミュニティの特徴

前回更新からやっていたこと

noteを書くのは久しぶりになってしまいました。もしこの記事のことを覚えている人がいたなら、「あ~買ったものの長続きしなかったんだろうな~」と思われていたかもしれませんが、実態はその逆です。
楽しすぎていちいちnoteを書く暇がなかったのです。


形から入るタイプなので、道具をいろいろ集めたり…

いろんな場所で教えを乞い…

「原作厨」(さして知識はないのだが設定どおりに塗らないとなんとなく気が済まないタイプの意)なので、͡コデックスとサプリメントを買い…

もちろんペイントをしこしこと進め…

いよいよゲームも練習中!

財源は…

という感じで、ダイジェストでお届けいたしましたが、とても充実したウォーハンマーライフを送っていたことがうかがえるかと思います。

二か月ちょっとで感じたコミュニティの特徴

もともとMTGプレイヤーだったので、この手のホビーについての理解はそれなりにあるつもりだったのですが、いざやってみるといろんな違いがあって、それもまた新鮮で楽しいポイントでした。
以下は、すでに長くウォーハンマーをプレーされている人というよりは、昔一緒に別のゲームを遊んだ友人・知人に向けたものとして捉えてもらえると幸いです。

オフィシャルショップにランチブレークがある

だからなんだという話なんですが、オフィシャルショップは原則として一人店員システムのようなのでそもそも週4~5日しか営業してないし、一労働者として当然休憩時間は必要なのでランチブレークの時間があり、その時間は閉店しています。
昨年12月にできた秋葉原のウォーハンマー・カフェと、ドン・キホーテの上階にある立川店は複数店員がいるので全日営業してます。立川店の昔のツイートで「週7営業であること」が売り文句になっていたことが少しおもしろかったです。


なんていうか、普通日本の会社が何かのお店を開くってなったら、全日やりそうなもんじゃないですか。ていうかその前提で人集めそうな感じしません?しないですか…。(※1)
いずれにしてもいろいろな検討をした結果、一人店員のシステムで今の営業体系になっていて、ユーザーもそれを受け入れているっていう構図がいいなって思ってます。「まあそんなもんでいいよな」という気持ちです。なんかこの「まあそんなもんでいいよな」の感じが、ゲーム・ミニチュア・コミュニティのいろんなところで感じるのが個人的にすごく楽というか刺さってるんですよね。
たまにTwtter上で散見される「プラモデルがビニール袋で梱包されてない」「欠品がままある」「誤訳がある」という事実を僕が受け入れられているのも、「まあそんなもんでいいよな」の気持ちです。(でも誤訳はもうちょっと頑張ってほしい気もしてきた)
Games Workshopという会社がそういう精神性のもと動いているのかは知りませんが、シタデルカラーがきわめて使い勝手の良い塗料で塗り手にシビアな労力や技能を求めないことも、「まあそんなもんでいいよな」精神を受容させる構造に一役買っているような気もします。

※1
中野まんだらけも一部店舗(エリア)はこういう運用だってことをウォーハンマーをはじめてから知りました。

お金を使わせるための”ポジティブな”引力がすごい

最初はじめたときに、「いうてミニチュアゲームなんて一度作ったらそれで遊び倒せるんだからお金の使いどころなくない?」と思ってましたが、全く違いました。はじめたばかりの初心者がいろいろ買ったりとか、これ作ったから次作ろうっていうのはわかると思うんですけど、そういうレベルじゃなく良い意味での「お金を使わせるための引力」がめちゃくちゃあります。

例えば未だに全貌がよくわかってない「ニューイヤーニューアーミー」。年末に、その年一年で作ったミニチュアを総動員してパレードしようという風習(Armies on Parade)のスタートとして、「今年は最初にこれを作ります!」みたいなの宣言してみんなゴリゴリ作ってます。あとは一定金額の商品をオフィシャルショップで購入すると、月ごとに限定のコインを貰えるみたいです。年に一回、公式店舗の各店で「アニバーサリー」と称し、期間内に当該店舗で一定金額以上購入すると限定品がもらえるイベントもあります。ていうかそもそも、毎週何かの新商品が出てます。あと4月からなにか始まるみたいなんですがそれもよくわかってませんし、たぶんこれ以外にもこまごまとしたいろんなことがあるんだと思います。

ミニチュアゲーム等の経験がないので、長く続けられている人からすると「勘弁してくれ」と感じることもあるのかもしれませんが、僕がこれらのイベントを遠巻きに眺めながらもそれを拝金主義的と感じないのは、それらを「無視しても困らない」からだと思ってます。乗れるなら乗ったほうが楽しいけど、いろんな理由で難しいなら無視してもよい。
この「無視しても困らない」感は、複数の要素からなっているように感じます。それをここで書こうとするとそれだけで一本の記事になりそうですし、まだそれを明確化できるほどコミュニティの理解もないので割愛しますが、大きなポイントとして「ユーザーが『楽しい』と感じる要素が多様である」ことが重要であると思っています。このことは、「BATTLE HONOURS」(戦いの栄誉)という初心者向けプログラムのセクションが下記の5つに分かれていることからも推察されます。

『戦いの栄誉』を完了するには、「集める」、「作る」、「塗る」、「遊ぶ」、「読む」セクションに用意された50種類のアクティビティから30個を選択する必要があります。アクティビティを完了するたびに、ストアのスタッフがスタンプを押して、達成状況を記録してくれます。セクションを完了するごとに、遊びの楽しさと役立つ報酬を得られます。

https://warhammer-alliance.com/row/warhammer-battle-honours/?lang=ja

すっごい褒められる

作成したミニチュアに対して、肯定的な評価をもらうことがすごく多いなと感じます。リアルでもネットでも。もちろん、私のミニチュアの出来がとても良いというわけではありません。そうではないのですが、「でもここは良いんだよな」と自分でもなんとなく思ってるポイントを、ほどよく突っついてくれる印象があります。
どれくらいあるかというと、(私の周囲の)TCGプレイヤーにおける「あれやばすぎ」と同じくらいの頻度で「これいいですね」というワードが出てきます。水でも草でもなんでもいいですが、どちらの言葉をかけた方がよいかは一目瞭然ですね。ミニチュアを作るということの大変さはコミュニティの成員全員が理解しているので、そこへのリスペクトがある感じが伝わってきます。
ちなみにこの話をMTG激ウマプレイヤーの友人にしたところ、「だからといってお前がプレイする<稲妻>を褒めようがない」と言われました。それもまた真理だと思います。

変化したこと

簡単に3つほど。新しいことを始めると、これまで目に入っていたものの価値が変わってくるってことは往々にしてあるんだと思います。

100均の見る範囲が広がった

主にメイク・ネイル売り場に行く機会が増えました。ミニチュアとネイルはほぼ同じ。

家でちょっとだけペイントするときに使ってる。良いサイズ感。

外を歩ているときに見るポイントが変わった

道に止まってる車を見て、なぜこれを立体的と感じるのかを考えたりするようになりました。ここに影がかかってるなとか、この部分は明るいんだなとか。それをペイントにはうまく落とし込めては無いんですけど…。

妻に「生き生きしてる」と言われた

家でMO(Magic Online)をやってるときと比べて、ミニチュアをペイントしているときのあなたは生き生きして楽しそうでとてもいい、これからも続けてほしいと言われました。ちなみに、ミニチュアの金額については一度も伝えたことはありません。

これから

とまあこんな感じでウォーハンマーコミュニティにゴマをすってみたわけですが、「こっちでもあるのか~」と思ったのはいわゆる「ガチ勢論争」。まあでもこれも、「ユーザーが『楽しい』と感じる要素が多様である」という背景から、TCGでのそれと異なりそこまで深刻な問題ではないように思ってます。まあ、まだ何にもわかってないんですけどね。

取り急ぎ、今後の目標は「ゲームを一通りできるようにする」としています。夏に改版があるようですが、それはそれとしてせっかく作ったコンパトで遊びたいですし、これから作っていくアーミーも試してみたいのでいろんなところに顔を出して遊んでいこうと思ってます。
どこかで遊ぶ機会がありましたら、その時はよろしくお願いします。

その稲妻いいですね!

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