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まだ見ぬ色の未来へ駆け出す星たちを見届けて―Liella! 2nd LoveLive! ~What a Wonderful Dream!!~ with Yuigaoka Girls Band

 3月から始まったLiella! 2nd LoveLive!の追加公演となる、大阪でのwith Yuigaoka Girls Band公演。6月4日、5日の両日参加してきましたので、今回はその感想をお届けします。

 私は現地でライブに参加する際、構成や演出、パフォーマンスの良い点を見落とさないように感情を抑えるようにしていて、じっくり集中できる配信視聴では感情を乗せるというスタイルなのですが、今回の公演では現地にもかかわらず信じられないくらい大きな感情にやられてしまいました。構成的には既に感想を書いた横浜公演に近いものでしたから、この公演ならではの変化のようなものに着目しつつ、今回のライブで自分の中に生まれた感情についても書いてみようと思います。

「Yuigaoka Girls Band」と立つこと

 大阪での今回の公演、横浜および名古屋と何が変化したかと言えば、Yuigaoka Girls Bandによる生バンド演奏がついたことでした。生バンド演奏というだけでも価値はあるものかもしれませんが、今回の公演の素晴らしかった点は、Yuigaoka Girls Bandをただ盛り上げるための装置ではなく、そこにきちんと意味を持たせたことだと思います。というのもこのバンド、名前が表す通り結ヶ丘女子高等学校そのものを意味する存在であり、学校を背負ったライブとなったことによって、これまでとは性格の異なる公演だと感じさせてくれたのです。

 横浜・名古屋公演の冒頭では、Liella!との再会を強く意識させる幕落としからの「GOING UP」が印象的でしたが、大阪ではスモークを炊いての「Shooting Voice!!」からスタートしました。これから歌う夢を届けようというこの選曲もまた素敵なものです。そこからの「だから僕らは鳴らすんだ!」「Dancing Heart La-Pa-Pa-Pa!」「1.2.3!」もバンドだからこそより盛り上がる楽曲なのが良いですよね。

 そして、バンドが入ることによって意味が大きく変わったのはソロ楽曲。まずは唐可可役Liyuuさんの「水色のSunday」から。可可のかわいらしい日常を描くこの楽曲ですが、学校を意味するバンドと立つことによって、スクールアイドルに憧れて結ヶ丘に来た可可の希望あふれるキラキラとした日々が強く感じられましたね。可可の見ている世界ってこんなにも素敵なのだと、不思議と感動してしまうほどでした。あと、りーちゃんがかわいすぎて何も頭に入ってこない。

 続いては嵐千砂都役岬なこさんの「Flyer's High」。これまでとは異なり、高い場所ではなくメインステージ上での披露となりました。サビで会場を動かしていくような振り付けが非常に特徴的ですが、今回はそこに重ねてバンドメンバーも巻き込んで引っ張っていく姿がありました。これに本当にやられてしまって…。TVアニメ第8話や第11話で見られたように、Liella!や学校のみんなを前向きに引っ張るくらいに成長した千砂都、そしてFirst LoveLive! Tourで本当に頑張って成長した岬さんの姿が重なり、涙してしまったほど。明るい楽曲ながらも感情が揺さぶられる、素晴らしいステージでした。

 ソロ楽曲の中でも特に大きな変化があったのが、澁谷かのん役伊達さゆりさんの「青空を待ってる」です。この演出の変化は見事でしたね…。横浜と名古屋ではメインステージでスタンドマイク(=動けない状態)で歌い、そこからかのんが大好きな「歌」を象徴するマイクを持って前に進んでいくという演出が破壊力抜群でしたが、今回バンドのいるメインステージは学校そのものであるため、このままでは結ヶ丘を離れることになり物語と合わなくなってしまいます。そこでどうするか。スタンドマイクをセンターステージに置き、マイクを持ってメインステージの方に向かうという、これまでとは逆方向の演出です。大好きな歌とともに結ヶ丘へと向かう伊達さんの晴れやかな笑顔、そして曲が終わるまで笑顔のままステージに立ち続ける。この変化はズルいでしょう…。
 しかもこの演出、結ヶ丘で大好きな歌を取り戻した少女を描くことによって、結ヶ丘が音楽で想いを結ぶ場所であるという、学校に込められた想い―あるいは恋の夢も叶えたステージになっているんですよね。結ヶ丘を意味するバンドを立たせるだけで、同じ楽曲にこうも意味を加えることができるのかと驚嘆したステージでした。本当に素晴らしかったです。

 ここからは一旦ソロ楽曲を離れ、アコースティックバージョンの「Tiny Stars」。First LoveLive! Tour 宮城公演Day2を思い出してしまいます。通常バージョンの2人の夢の力強さとはまた違い、輝こうとする2人の切実な想いが歌詞を通して響くのが良いですよね。
 続いての「瞬きの先へ」はまさかやると思わずビックリ。先述した「青空を待ってる」も生バンド演奏には不向きな曲だと思っていましたが、いずれも学校という場の意味を加えることで披露できるようになったのは見事。まさに結ヶ丘で想いが結ばれた瞬間でした。

 構成の変化もあり受け取る印象が変わったのが、葉月恋役青山なぎささんの「微熱のワルツ」。横浜と名古屋では加入前の「常夏☆サンシャイン」が披露されていたこともあり、一人で想いを燻ぶらせているような印象を受けたのですが、今回は結ヶ丘で想いが結ばれた後だけに、バンドという結ヶ丘の仲間とともにある非常に晴れやかなステージだと感じました。心なしか青山さんの表現も明るい笑顔が多かったような…これは気のせいかもしれませんが、事実なら本当に大したものです。First LoveLive! Tourの感想でも語りましたが、青山さんはLiella!の中でも一番の実力者ですから。

 一方、「Wish Song」はキャストパフォーマンスなしのバンド演奏だけでの披露。個人的にこれは惜しかったポイントで…。今回のライブは結ヶ丘のみんなの想いとともにLiella!が立つものですから、それならばTVアニメでも学校のみんなと作ったステージである「Wish Song」と「Starlight Prologue」は披露して欲しかったですね。後者については単に生バンド演奏が見たかったというのもあるのですが…披露したら意味の大きいステージになったのではないかなと思っています。

覚悟の平安名すみれスーパーステージ

 さて、いよいよ平安名すみれ役ペイトン尚未さんの見せ所、「みてろ!」「ノンフィクション!!」「Day1」の3曲がやってきました。今回のwith Yuigaoka Girls Band公演、この3曲―特に「ノンフィクション!!」のために来たと言っても過言ではありません。なぜか。それは、バンド演奏によって結ヶ丘を背負うことの意味があまりに大きなステージだからです。

 横浜公演の感想でも触れましたが、Liella! 2nd LoveLive!ではソロ楽曲そして正式衣装版での「ノンフィクション!!」が披露されることがほぼ確実だったため、私は大好きなすみれについてひたすら考える日々を過ごしていました。そのなかで重要だったのは、すみれは「選ばれない日々を過ごしていた」こと。それは単に主役になれないというだけではなく、第4話のセンター総選挙、第7話の生徒会長選挙、そして第10話のセンターにまつわる話、全てにおいて学校の中で決して選ばれることはなかったということです。しかしこのwith Yuigaoka Girls Band公演では、学校を意味するバンドを背負ってセンターとして立つ―つまり、すみれが結ヶ丘の代表として立つ日が来たのです。

 まずは「みてろ!」。横浜と名古屋では「Tiny Stars」の直後だったことから第4話の文脈が強く感じられましたが、今回は「Wish Song」の後ですから第10話的な意味合いに仕上がっていました。だからこそ花火で振り向かせるのではなく、センターステージに堂々と現れ360度から注目を受ける姿がもう…。しかもDay2では私はセンターステージにかなり近い場所にいまして、「ノンフィクション!!」の衣装をこの目で直接ハッキリと観られたわけですから、本当に感無量。選ばれなかった日々とはもう違うのだと言わんばかりにバンドを引っ張り、広い会場の真ん中で眩しいスポットライトに当たっている主役の姿に涙が止まりませんでした。すみれを輝かせてくれて、本当に、本当にありがとう…。

 次にバンド紹介を挟んでの「ノンフィクション!!」。これまた正式衣装を着ての披露という時点で思いがこみ上げてしまうものですが、バンドを背負ってのこのステージは圧巻。Liella!だけではない結ヶ丘のみんなの想いを背負い、結ヶ丘の代表としてセンターに立っているこの瞬間、すみれは、そしてすみれと共に立つペイトンさんは最高に輝いていました。大好きなすみれの夢が本当に叶い、ただ泣きながら盛り上がりに我を忘れるという、ひたすらに感情がメチャクチャな状態でした。このステージを観られて本当に本当に良かった…ありがとうLiella! 2nd LoveLive! with Yuigaoka Girls Band…。

 もうこの時点で感情がぶっ壊れてしまっているのですが、お決まりの「Day1」で強制復活タイム。すみれ大好きマンにくたばる時間すらくれないの本当エグいなと思いつつ、注目を逸らさせないのもすみれらしいステージと言えますね。そしてこの3曲全てに言えることではありますが、特に「Day1」はペイトンさんのキメ顔が素晴らしい!決め所をきっちりカメラが抜いてくれているため、現地のモニターや配信で観るとすごいですよ。MCから分かるように普段は控えめな性格のペイトンさんですが、すみれとして立っているときのカッコよさや力強さが本当に魅力的です。
 結ヶ丘のセンターに立つというすみれの夢を叶えて始まった「Day1」の熱量は凄まじく、ただ強いだけではなく、その表情からは喜びすらも感じられるものでした。それだけに私の感情のメチャクチャ具合もヒートアップしていて、終わった後にすっかりガチ泣き…完全にヤバいオタクになっていました。素晴らしいステージで感情を破壊されたことに圧倒的感謝…。

ついに来た個人的シリーズ最強楽曲

 それぞれの夢について語るMC、キーボードによる「What a Wonderful Dream!!」、そしてTVアニメ映像を挟んで披露されたのは「私のSymphony」。2nd LoveLive!ではここの衣装で続く曲が明らかになるスタイルでしたが、今回はまだ披露されていない「What a Wonderful Dream!!」の衣装でした。これから先どんな色にでも染まっていける、希望に満ちた白色を基調としたこの衣装で披露するのも良いものです。そして続いては…。

「ゴオォォォ…」

 この風の音が来た、もうそれだけで何が来るか、そしてこの後の自分がどうなってしまうかを察しました。そう、個人的シリーズ最強楽曲「始まりは君の空」にボコボコにされるのです。始まりを表す楽曲の1つとして2nd LoveLive!では入れ替え対象ながらも、Day1で披露するだろうなというのは予想済みでした。まあ予想していても完敗したんですけど。ただDay1はこの楽曲を披露したセンターステージからやや距離があったのですが、先述したようにセンターステージに近かったDay2でもこの楽曲を観られるとは思っておらず…。Day1で観られて満足したから成仏しておこうと、翌日SHIBUYA SKYの代わりにあべのハルカスの展望台・ハルカス300に行ってきたのですが(割と謎発想)、Day2で風の音が聞こえた時は本当に頭を抱えました。冗談抜きで「これ終わったわ」ってやつです。至近距離で最強の楽曲を浴びて生きて帰れるのか?って言われたら無理です。
 スクールアイドルという存在そのものを愛している私にとって、これまでスクールアイドルが繋ぎ続けた物語と輝きを受け継ぐLiella!が、とびっきりの夢を歌うこの美しい楽曲を披露することは、本当に本当に特別なことで。
「始まりたい僕の夢」を届けるLiella!の輝きを前にして、ただただ感情が爆発してしまって…。ここまで繋がれ続けた夢が込められた歌、受け継がれた想いを乗せた力強いダンス…スクールアイドルとして立つことの喜びに溢れたLiella!が全てを照らしていく姿に、本当に泣くことしかできなくなってしまいました。あんまり泣き声を出しちゃいけないと、せめて声だけは必死で堪らえようとしたのですが、全く歯が立たず文字通り泣き崩れる始末。これまで参加したライブのなかでも一番泣きましたね…。それくらいこの楽曲は私に刺さるのです。

 ここまで横浜公演Day2しか現地参加できていなかったため、「始まりは君の空」は絶対に回収しなければと意気込んで大阪に来たのですが、両日しかも至近距離で浴びられるとは…。大げさな書き方に思えるかもしれませんが、「始まりは君の空」は私にスクールアイドルの夢を見せた本当に特別で大切な楽曲で、だからこそこの楽曲から始まったLiella!が大好きで、Liella!の存在そのものが私にとっての夢ですらあるのです。Liella!の夢をテーマにしたライブでこのステージを観られたのですから、本当に大阪まで来てよかった…ありがとうございました。

 ここからすぐ「Dream Rainbow」が始まりますが、泣き崩れるあまり冒頭数秒間は本当に観られず、ライブ終盤とは思えない驚異的な機動力の伊達さんを見逃してしまいました…ゴメンナサイ。アンコール前ラストのライブ表題曲「What a Wonderful Dream!!」までLiella!の美しい夢を歌い続けたこのセクション、あまりにも破壊力が高すぎました。これから先の夢と希望にあふれる未来が本当に楽しみです。

止まらない時間、未来へ想いを馳せて

 アンコール前の幕間アニメはもちろん大阪バージョン。関西出身の岬さんをダシにして千砂都にメチャクチャやらせてますが(言い方)、さすがにひらパー兄さんはズルいだろうよ…吹き出したじゃねーかw

 幕間アニメの後はこれまでの公演と同じく「START!! True dreams」。2nd LoveLive!の核となる構成で、ここが一番好きなところなんですよ。疾走感のある楽曲だけに生バンド演奏も映えますし、夢を語るライブだからこそ、ラブライブ!で勝てなかったLiella!の再起の物語が深く刺さり、盛り上がるだけじゃない選曲なんですよね。この楽曲は最近日に日に好きになっていまして…本当に素晴らしいオープニング曲です。
 そして、アルバムには入りつつも2nd LoveLive!では披露されていなかった「未来は風のように」。「START!! True dreams」の直後にというのは不思議な感じもしますが、どちらも畑亜貴さんが紡ぐ夢に対する熱さのこもった言葉が沁みますね。

 MCを挟んで最後の楽曲はもちろん「ユニゾン」。リリース時には「ストーリー上まだ2年あるのに、何だか卒業みたいな切ない楽曲だな」とやや不思議に思っていたのですが、まもなく2年生となり2期生を迎えることになると知ったいま、この楽曲は大きな意味を持ちました。
 私は前週の「MTV Unplugged Presents: LoveLive! Superstar!! Liella!」にも参加していて、そこでTVアニメ1期を振り返るような構成のライブを観て何度も涙したほど『ラブライブ!スーパースター!!』という作品が自分でもビックリするくらい好きになっているのですが、ひとつ大きな勘違いをしていたようです。メンバー全員が1年生から始まるということは、これまでのシリーズ作品のような1年という縛りがなくなり、3年楽しめる―つまり3倍長く楽しめるのではないかと思っていました。でも、本当は違いました。確かにストーリーとしては文字通り3年間を描くことができます。しかしそれは、ただ1年が3倍になったというだけじゃない。後戻りできない青春を駆け抜けるスクールアイドルにとって、どの1年もかけがえのない大切な「いま」で、1年1年すべてが宝物のような時間なのだと。だから、ここまで走ってきたストーリー上の1年間、そして現実のLiella!における1年半は他ならぬ「いま」にしかないのだと。
 今更かもしれないですが、このことに気がついたwith Yuigaoka Girls Band公演の「ユニゾン」では、言葉にならないくらいの感情に襲われてしまいました。もちろんこれは別れではなく、夢を胸に未来へと向かう希望にあふれる瞬間。でも、どうしてでしょうね。寂しいとか、切ないというマイナスの気持ちではないのですが、何かが自分の心に刺さってくるのです。この1年ほどの間に、Liella!のことがこんなにも好きになってしまったのだと。彼女たちと過ごす時間は、こんなにも輝いていて愛おしいのだと。
 どのような言葉をもってしても、あの瞬間の気持ちを正確に語ることができない気がしているのですが、それでもただひとつ言えることがあります。スクールアイドルである以上、これから未来へと進むLiella!を追いかけ、走り出してから3年が経った時には必ず別れが来ます。ラブライブ!シリーズの新たな挑戦の先、誰も観たことのない色の未来の景色はきっと美しい。そしてそこに私がたどり着いた時、途方もなく大きな感情と向き合わなければいけないのです。

 Day2公演をもって1年生としてのLiella!の姿を観るのは最後ですから、これから先に広がる未来へと進んでいくように、ラストの挨拶の前に階段を登っていく5人の姿を観て本当に涙が止まらず…。
 限られた時間の中で精一杯輝く「スクールアイドル」。決して永遠ではない存在だからこそ、スクールアイドルが駆け抜ける宝物のような青春は美しい。そして、これまでスクールアイドルが繋いできた夢と物語を受け継ぐことによって、スクールアイドルは永遠の存在になっていく。それこそがラブライブ!なのです。時間という概念は時に残酷であり、そして時に美しい。本当になんという作品なのか…だからスクールアイドルという存在そのものを愛しているのです。
 そんなことまで感じさせてくれたLiella! 2nd LoveLive!は本当に特別な時間でした。これまで現地で(というか配信も含めて)こんなにも感情的になったことはなかっただけに、本当に思い出深いライブとなりました。

 5人がステージから降りた後、流れたのはTVアニメ2期のPV。ライブ中は5人との「いま」を徹底的に大事にして、最後に未来を観せてくるの反則でしょう…。これからも素晴らしい夢を胸に未来へと走り続けるLiella!が、本当に本当に大好きです。
 まもなく2期生が加入し、続いては早くもLIVE & FAN MEETING。2期生も出演するということで、これは他ならぬ新入生歓迎会であり、進級という概念を取り入れたからこその面白い取り組みだと思っています。私は東京公演Day2の両部で現地参加予定です。2期生はまだステージ披露とはなりませんが、新しくスクールアイドルとして走り始める4人の姿を、そして先輩となった5人の姿を楽しみにしています。TVアニメ2期ももう少しで始まりますから、新体制のLiella!にこれからも期待していますよ。


P.S.
 これを本文中に入れると蛇足なのでこのような形を取りましたが、Day2の「ユニゾン」で感情がぶっ壊れている最中、推しのペイトンさんが近くに来てくれたのでメロングリーンのブレードでハートを作ったら、同じくハートで返してくれたことをご報告申し上げます。配信では映っていない(2番の青山さんソロの部分)ので確認はできませんが、ペイトンさんは絶対自分に目線をくれていたし、ハートもすぐに返してくれたので、私は勘違いオタクではありません。ペイ子かわいいよペイ子。好き。


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