命の数を減らすしかない

命の数を減らすしかない

XYの悪の組織のボス、フラダリが主人公に向けて語った言葉。

ひとつしかないものは わけあえない
わけあえないものは うばいあう
うばいあえば たりなくなる
あらそわず うばいあわずに うつくしくいきていくには

命の数を減らすしかない

つまり。
モノがあって、それを求める人がいる。
でもモノには限りがあり、求める人全員には行き渡らない。
すると、奪い合いが発生する。

奪い合いの発生をなくすためには、モノを増やすか、求める人を減らすかする必要がある。

モノを増やすことができないのであれば、求める人を減らすしかない。
すなわち。

命の数を減らすしかない

今ポケモンカードの界隈に、事あるごとに「命の数を減らすしかない」とツイートしているアカウントがある。

命の数を減らすしかない。
その言葉の裏に隠された事情を聞いてみた。

まずは2018年9月頃。
その少し前から、ユーザーが一気に増えていた。
新弾の拡張パックが発売されるが、急激に増えた需要に耐えられるだけの供給を用意することは当然不可能。
足りなくなった。
奪い合いが発生した。

供給を急には用意できない。
ならば

命の数を減らすしかない

11月頃にもなれば、供給量オバケの召喚準備が整った。
需要に対して十分な供給を用意できるようになった。

次に、同じく2018年8月頃。
2019シーズン初の大型大会のエントリーが始まった。

このときは、今思えばまだ平和な方だった。
始めたばかりで大型大会に出るのはまだ早いかなと思う人が多かったのだろう。

9月の二次受付、それ以降の大会でエントリーの奪い合いが発生するようになった。

会場に入れる人数には限りがある。
卓の数を増やしても、参加希望者全てを受け入れられるほどには到底及ばない。

命の数を減らすしかない

この問題は、2019年4月現在でも解決されていない問題である。

理想の形は、新弾パックを買いたい人全てがパックを購入でき、大会に参加したい人全てが大会に参加できる世界である。

パックは公式の努力により、供給量オバケの召喚に成功、需要を満たせる供給量の確保ができた。

大会は、未だに公式からの有効なアクションが発表されていない。
大会に参加できる人数を増やしたり、キャンセル枠を再配分するシステムを実装したりはしたが、依然大会に参加したくてもできない人が溢れ返っている。

需要に見合う供給を用意できないのであれば。

命の数を減らすしかない

・参加するための条件を設け、エントリーすること自体が可能な命の数を減らす。
・今回の大会には参加しなくてもいいやという気持ちにさせ、エントリーしようとする命の数を減らす。

命の数を減らす方法は、たくさんある。

物理的に人の命を奪うことだと思った人は、常日頃から人の命を奪いたいと考えているのでしょうね。

「大会に参加したいと思う人全て」には、自分自身ももちろん含まれている。

自分が、余計なストレスを感じることなく、大会にエントリーできる世界を作り出す。
そんな世界はきっと、誰もがストレスなしで参加できる世界。

それが実現できるのであれば、僕は悪役でも何にでもなろう。

ワタクシだけが参加できればいいのです!的発想とは違う。

命の数を減らすしかない

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