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ポーカーとスキルエッジ

noteでは初投稿。
ポーカーのゲーム性について自分が想う事を綴ります。

  1. 自己紹介

  2. ポーカーのゲーム性

  3. スキルエッジ

1,先ずは自己紹介から。
6年前にアメリカ旅行に行く事をキッカケにポーカーを始めます。
最初は難しく考えず、ルールだけネットで調べて現地でポーカーデビューしたのですが、実際やってみると分からない事だらけでディーラーに色々と注意を受けながら遊んでました。
ただ英語が分からないのでほとんど無視してましたが(笑)
もちろん、セオリー的な事も分からなかったのでよく分からないまま負けてしまいますが同卓した方々の雰囲気が良くて、言葉は分からなくてもポーカーというゲームで濃密なコミュニケーションがとれたのがとても楽しかったです。

カジノという場所も、日本では考えられないくらい大きな規模と娯楽に特化した施設で、存在は知っていても実際に行ってみると、それはもう衝撃の連続でした。

恐らく人生で最も印象深く、刺激的な体験だった事は間違いないです。
だって6年経った今でもポーカーに熱中している訳ですから(笑)

ただ6年といっても最初の3年半はたまーに仲間内やオンラインで遊ぶ程度で
勉強もしてなかったですし、何ならルールちゃんと分からないまま適当に遊んでました。

ポーカーと真剣に向き合い始めたのはここ2年半程なので実際の歴はそんくらいです。
ちょっと勉強しただけで今までの数倍面白くなりました。

実績はあんまり無いです。
基本オンラインはやらないので、国内トーナメントでちょくちょく入賞したり、最近では海外のトーナメントで優勝したりした程度です。

2,ポーカーのゲーム性について
自分はポーカーのゲーム性や色んな意味でのバランスが大好きです。
"ルールは3分で覚えられるが極めるには一生かかる”と言われてる通り、非常にスキルエッジが出るゲームですが遊ぶだけなら誰にでも出来ます。
何ならセンスや運さえあれば初心者でも上級者に勝つ事が可能です。
近年の対戦ゲームは特に”運と実力のバランス”的なところに気を遣っているように思えますが、ポーカーほど初心者と熟練者が対等に戦えるゲームは無いと思ってます。

じゃあ何故そんな奇跡的なゲーム性になっているのか?
その理由の1つめはターンベースのゲームだからです。
ターンベースのゲームはボードゲーム、囲碁、将棋、麻雀などが挙げられます。
逆にリアルタイムで進行していくゲームもたくさんありますね、ほとんどはデジタルゲームですがFPS等のシューティング系や格闘ゲームなどです。
そういったゲームは先ず操作の練度が求められますが、これはたくさん遊べば遊ぶほど高くなっていくので”時間をたくさん費やした方が有利”になっていくゲーム性です。

この壁は運やセンスで補える部分はたかがしれています。
練度は時間を費やす以外はほぼ得られないので初心者が熟練者に勝つのは非常に困難になっています。

悪い言い方をすれば”どんなに頭が悪くて貧乏でセンスの無い人間”でもプレイ時間100時間の相手に10,000時間練習すれば勝てるゲーム性です。
すごく感じの悪い表現をしましたが、それが悪いという話ではなくて…結局は時間をたくさん投資した方が有利だよねっていうだけの話です。

では、ターンベースのゲームはそうではないのか?
という話ですが、そんな事はなく大抵のゲームは知識が勝敗に大きく関与するので、たくさん時間を費やして知識持ってる方が有利です。
特に運要素の無い囲碁や将棋といったゲームは顕著です。

ポーカーも結局同じなのでは?
と思うかもしれませんが全然そんな事はないんですよね。
勝敗に起因する要素がとにかく多いんです。
具体的に挙げていくと
・知識
・確率計算
・心理戦
・状況判断
・リスク管理
・度胸(勝負所でリスクを負えるかどうか)
・我慢強さ

これだけたくさんの要素が勝敗に絡んできます。
しかも複数人で戦うのがほとんどのシチュエーションになるので状況も毎回違います。
さらに相手の手札が見えないので自分の行ったプレイが正解だったのかどうかの判断が難しいので、深く考えだすと底なし沼。
ミクロを追いきるのは無理なのでマクロな目線での判断が求められます。

要は初心者が持つセンスや心理戦、運の部分で
熟練者の知識や経験と良い勝負が出来る(事もある)というのが非常に優れたゲーム性になっていると思っています。

3,スキルエッジ
ポーカーを始めたキッカケや向き合い方は人それぞれですが、僕はプレイヤーの種類を大きく二種類に大別しています。
それはスキルエッジを出したい人か、そうじゃない人かの2通りです。
ガチ勢とエンジョイ勢とか、レギュラーとレクリエーショナルプレイヤーという使われ方をよく見ますが、この表現は僕が嫌いな表現なので敢えて使いません。
(理由は色々ありますが、簡単に言うと”ポーカーが楽しくてやってるのは共通事項だと思ってるので、楽しんでやってる人とやってない人という決めつけや分け方が嫌い)

対戦ゲーム慣れしてる人や負けず嫌いの人は”どうすれば他の人と差をつけられるか”を着眼点にする人が多いです。
逆にそうでない側のプレイヤーは”他の人においていかれないようにする”を意識するプレイヤーが多い印象です。

自分はスキルエッジの種類や段階をステージ分けして考えています。

・ステージ1 ABCポーカー
効率的な戦略を学び、実践する段階です。
先ず最も直面する機会の多いプリフロップから学び、フロップ、ターンへと実践する機会が少ないシチュエーションを最後に学びます。
最近はGTOを勉強するプレイヤーが増えましたが初心者がステージ1の習得にかなり近道が出来ますのでポーカー歴半年くらいでもABCポーカーがしっかり出来ている人を見掛けます。

・ステージ2 エクスプロイト
 相手のリークを突く段階です。
その為にはステージ1の効率的な戦略を理解する必要があります。
次に相手をよく観察し、非効率的になっている部分を見つけます。
最後に非効率的な部分に対して有効な戦い方を実践します。
これはステージ1よりも非常に難しく高等な技術です。

・ステージ3 カウンターエクスプロイト
自ら非効率的な戦略を用いて、相手に非効率的な戦略を引き出す段階です。
ただし、このステージ3は必ずしもステージ1,2の上位にあるとは限りません。例えばABCポーカーを知らずに非効率的なプレイになっているのが上手くハマってステージ3に到達するケースもあります。
ポーカーは自分がミスしないだけでは利益は出しづらいです、特に近代では。
相手にミスをさせるポーカーを会得出来れば更に利益的なプレイが実現出来ると考えます。

以上3つのステージ分けを駆使して、相手がどのステージをメインに戦っているかどうかを観察する事が自分がポーカーテーブルに座って一番最初にする事です。これが本当に楽しい。

ハンド数が沢山こなせるオンラインポーカーであればステージ1だけでも少しづつ利益を出す事が出来ると思います。
が、オンラインに比べて少ないハンド数でチップを稼ぐ必要があるライブポーカーにおいてはステージ2,3の戦い方が出来ないとあまりスキルエッジが出ないでしょう。

以上が自分の考えるポーカーのゲーム性についてです。
恐らくみんながみんな同じ考えではないので人によってポーカーの見え方が違うと思いますが、共感してくれる数少ないプレイヤーがいるといいなぁくらいの気持ちで書きました笑

今後はライブポーカーでのステージ2,3での考え方をメインに記事を投稿出来ればいいなぁと思いつつも記事を書くのが結構疲れるのでこれで終わりになるかもしれません涙

まぁでも書き続けたいですね!
ネットにあがってくるポーカー記事は大体ステージ1のオンライン向けの物が多いと思うので、自分なりの考えや戦略を投稿出来たら良いなぁと。



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