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JCSbest16 常識破りのロストカイオーガ【ロストカイリュー?】

JCSのトナメに行きました。
使用デッキは森石カイオーガ。
既存のロストカイリューに似ているのですが、根本的な動き方や構築の考え方、安定感が全然違います。枚数配分を隅々までこだわりました。

過去の戦績
シティリーグS1準優勝(アルセウスジュラルドン)
シティリーグS4best8(ザマゼンタ型ロストカイオーガ)
CL宮城6-2(ザマゼンタ型ロストカイオーガ)

勉強で忙しく、CLなどの大型大会にはあまり出れていないのですが、ロストカイオーガを使った大会はそれなりに勝ててるので信用してもらえるとうれしいです。

一緒に作ってくれたカイオーガ研究会のかさじぞう(@kasazizooka)とうなぎ(@kasazizookatta)と一緒に焼肉に行きたいので購入お願いします。


ロストカイリューを使用した経緯

元々はザマ型カイオーガを使おうとしていました。

使う予定だったもの こだわりのエネ配分

めちゃくちゃ自信があったし、予選突破してもおかしくないデッキだと思いましたが、JCSのday2では勝ちにくいデッキだと考えました。

その理由がサドンデス。時間内に試合が終わらず、勝敗数がお互い一緒、サイド数も一緒だっだ場合に、先にサイドを取った方が勝ちになるルールです。

今回の環境だと、50分以内に3試合を終わらせるのは難しいです。1試合17分も使えないのは厳しい。

そうなったとき、アルセウスやルギア対面の勝ち方がザマ型ロストにはありませんでした。

かたきうちは自分のポケモンが倒されないとカビゴンすら倒せないので、サイド先行ができません。

そのため、カイリューを採用してだいたいのポケモンを破壊する構築がday2では強いと考え、調整を始めました。

最初に作った標準的なロストカイリューはこれ。

ここから調整を始めました。

悪い点

まず気になったのは森の封印石の使用感。なんのカードにもなれるため、事故回避や上振れムーブを実現できる、夢のようなカードです。真面目にこのデッキで一番強いカードだと思いました。

しかし弱点として、Vポケモンを出さないと使えません。今の環境でのロストカイオーガの戦い方はサイド1のポケモンで1枚以上サイドを取ることが大事になってくるので、ルギア対面ならまだしもサーナイト、ロスト対面では置物になるVポケモンが出せず、封印石が腐ってしまいました。

次にライコウの使用感です。
先程述べたように置物になりやすく、現環境では上手い人程ルギアがバトル場にいる状況を作らないため、使い所が少ないです。
さらに無くてもルギアにまぁまぁ勝てるので、完全に腐っていました。

そして最後に後攻を取るという考え方。これは時代遅れであると感じました。もう後一ミラージュゲートの時代は終わっています。

ルギアは基本的にカビゴン前。サーナイトやロストもサイド1を複数体並べるだけでリスクとリターンが見合っていない。げっこうしゅりけんまで言えたらとても素晴らしいのですが、それが後一で通る妄想をするなら先2で想定したほうが幾分かマシな気がします。現実的に考えて後攻1ターン目ではなえらび3回、アクロマ、スイーパー封印石がそろうのを狙うよりも、先2でこれらを狙うほうが間違いなく簡単ですからね。

ロストマイン的な話でも、後2マインの要求がスイーパーなしだとほぼ満たせないが、先3マインならアクロマ2回で満たせる、などの違いもあります。実質的な速度はそこまで変わっていないので、動きの安定感を考えると先攻のほうがいいように思えます。

なにより後一を狙いすぎてアクロマ、はなえらびで本当に勝ちに必要なパーツを失うより、余裕のある先攻をとったほうがいいと思いました。

いい点

しかしいいポイントもたくさんあります。前述したbo3での強さや封印石の強さもあるし、なにより他のロストよりもロストを貯めやすい。

ギラティナのアビスシークのように、ロストカイリューには封印石スイーパーの動きがあります。これは他のロストにはない利点でしょう。これで貯めるロスト2枚が相手と自分に1ターンの差を生み出してくれます。

他の対面もさっさとロストを貯めてロストマインやげっこうしゅりけんをしつつ、アクアストームを打てば勝てます。

最近は崩れたスタジアムやマナフィ+つりざおによってロスト側により速度が求められるようになってきたので、上振れ要素的なものがあるのはいいと思いました。封印石のおかげでパーツを集めるのも現実的です。

総評すると、まだまだ改良の余地はあるが、ポテンシャルはかなり高い。という感じでした。

今回のリストは先程挙げた悪い点を全て無くし、封印石などの固有の強みを活かせる構築に仕上げました。現環境のカイオーガのリストの中では一番強い自信があります。あまりに自信がありすぎてday2想定デッキなのにday1にもっていったところ、なんと予選抜けすることができました。bo1でも勝てます。

プレイングやロストカイオーガを調整する際の考え方の解説もしています。
ぜひともご購入をお願いいたします。

ここから有料

デッキレシピ

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意識したところ

サーナイトやロスト対面でも封印石が使えるようにピジョットを採用しました。実際に当日も半分以上の試合で使っていたと思います。サイドを取られるリスクが少なかったり、序盤に雑において封印石を引くのを待つプランをとれるのがとても強かったです。ロストの中打点を吸うこともできます。

また、やまびこホーンも環境デッキすべての対面で使うと思い入れています。サーナイト対面とロスト対面はHPの低いポケモンをつってロストマインで倒す。ルギア対面ではアクアストームの的を出す。勝ち筋を無理やり作れるのが魅力です。

スタジアムはボウルタウンを採用しています。理由としてはネストボール3枚と合わせて合計5枚採用することで、VIPパスが引けなかった試合も途中から展開しやすくなるからです。ロストは花選びや隠し札を使う回数が勝敗に大きくかかわるし、アタッカーを常に用意することが求められるので、1ターン目以外にも使える展開札は多めに採用したほうがいいと考えています。

ポケストップやビーチコートも考えました。
この2枚は後一を狙う上では強いのですが、ストップは裏目が多くて扱いづらい、ビーチコートはそもそも事故の解決になっていない、そして先行をとったほうが強いという結論に至っているので、VIPパスに依存しない展開ができて、序盤、中盤、終盤、常に安定して強いボウルタウンを採用しました。

そして最後にエネ配分。雷を少なくして超を4枚採用しました。理由としてはカイリューを使う場面がそもそも少なく、使うにしてもだいたいは山札をあまり掘れてない序盤であること(雷2枚採用でも1枚は山に残っている)、ライコウを抜いたことで雷の重要度が減ったこと、そしてなによりこの環境はロストマインをずっと言えていれば勝てるということが挙げられます。

最後の要素は実際にやってみるとわかると思います。サーナイト対面でキルリアを継続的に倒しながらサイド複数取りを狙ったり、ロスト対面で先うちしたり、ルギア対面でアクアストームにつなげるためにネオラントやアーケオスを倒す+ルギアにダメカンを乗せる。

環境対面の勝ち筋がロストマインに強く依存しています。手札干渉を考えると超エネ付きヤミラミを同時に2枚展開したい、できなかったとしてもヤミラミだけでも2枚置いておいて、手札干渉後に超エネを引けばいい状態にする。そんな場面が多かったので4枚採用するべきだと思っています。

超エネ3枚でも使わずキープすれば大丈夫!と思っているそこの皆さん。ロストマインにたどり着くまでに何回花選びと隠し札を言うと思っているのですか?
エネルギーをキープするなんて贅沢なプレイはあまりできません。使う頻度の少ないエネは減らす。多いエネは増やす。

特筆すべきプレイング

まずは最初に山を見るときにサイド落ちを確認することを徹底しましょう。これをするかしないかで勝率が20%くらい変わると思います。(結構ガチ)

エネルギーとサポート、対面のデッキに対して有効なグッズ(後述)、ミラージュゲート、つりざお、リサイクル、そしてなによりポケモン。これらは必ず確認して下さい。

おすすめの順番はエネルギー→サポート→グッズ→ポケモンの順番です。山札を確認するのはだいたいボールを使う時なので、ポケモンを最後に確認することでボールで出すポケモンを決める時間短縮になります。

そして各対面で使わないといけない技の回数、種類を覚えましょう。これも後で書きます。ロストカイオーガは対面によって動きが大きく異なるので、結構暗記ゲーだったり、経験ゲーだったりします。理論上は勝てなくても、相手の下振れの動きに合わせた動きが自分の中でパターン化できていると、不利対面でも勝てるようになります。

最後に、あまり上振れを狙わないようにしましょう。後一おとぼけスピットですら負け筋です。ミラージュゲートを狙って超エネやヤミラミなどの必須パーツを落としていたら目も当てられません。最終的に勝てばいいんです。焦って簡単な勝ちを狙わないように。

各対面の有利不利、プレイング

サーナイト

有利
多分勝てます。ミラージュステップあっても五分とれるんじゃないでしょうか。

そもそもの速度感が全然違います。ほぼ確実にサイド先行できます。しかしサイドを進めることだけ考えてロスト4枚のみ、手札にアクロマなしでおとぼけスピットを打つと、クレセリアのムーンライトリバースでウッウを無視されてそのままロストを貯められなくて負けるパターンがあります。

おすすめは先行2ターン目、ロスト6枚でおとぼけスピットです。こうするとウッウを倒された後ははなえらび2回、アクロマ1回で10枚のルートがあるし、倒されなくても逃げてはなえらび1回で7枚、ミラージュゲート圏内に入れられます。スイーパーもあればもっと貯めやすいです。

スピットを打たずにはなえらびで返すのもアリ。ロストマインから入っても間に合います。

って思ったけど盤面の体力がどんどん増えていくからスピットうっちゃってもいいかもしれません。

ロストマインは基本キルリアを倒す、残りをラルトスに置いてもう一匹のキルリアとダメカンの乗ったラルトスを両方2進化にする要求を押し付けるなどがあります。正直これも答えかはわかりません。サイド6枚までにどのポケモンを倒すのが一番簡単か、それを考えて臨機応変にやってほしいです。

追記
キルリア8クレセ4が一番いいかもしれないです。クレセリアは進化しないのでHP最大値が上がることがなく、安心してダメカンを置けます。ゲッコウガやマナフィと違ってムーンライトリバースの最大打点が上がらないのも高評価。

おとぼけ0か1、マインを4~6回打ちます。しゅりけんもあり。マインを複数回打つ都合上、つりざお、クララはロストになるべく送らないでください。また、カイオーガは必要ないので捨ててください。

ヤミラミは常に超エネ付きを2体用意したいですが、さすがに理想論過ぎるのである程度のナンジャモによる事故は許容しましょう。超4採用なのでミラージュゲートや超エネ自体が常に当たり札として残るのがGood。

リバーサルサーナイト(ミュウツーVunion)

5割?
イメージの中だと5割です。JCS本番ではイメージ通りになったので多分5割です。

相手はだいたいミラージュステップ→バディキャッチエルレイドで動きます。バトル場はエルレイド、ベンチはキルリア×2、ゲッコウガ、マナフィ。ここでマナフィを倒すと、相手は山札にある2枚目のマナフィを出します。ミュウツーのためにベンチを1枠空けながら。

そこでやまびこホーンを使ってマナフィをベンチに出させると、相手はミュウツーを出せません。あとはロストマインでサイドを取らないように立ち回れば、相手はリバーサルエネルギーを使えないのでサナexを出さざるを得ず、しかしダメカンを回復する手段がないのでそのまま勝てます。

やまびこホーンは大事!

ルギア

理論上無理
ネオラントやイキリンコを出してくれたり、トラッシュに送ってくれたりするので勝てるパターンが多いです。ていうか理論通りに相手が動くことが全くと言っていいほどないので普通に勝てます。

ドローソースをギフトエネルギーに依存している節があるので、技のダメージで倒さない、つまりロストマインで倒すことを心掛けると相手の手札が詰まって理想の動きができないことが多いです。

基本的にサイド4枚でやまびこ+アクアストームorサイド3枚でルギアとカビゴン巻き込んでアクアストームのどちらかのプランを取ります。
アクアストームを使って勝つプランを主軸にロストマインの回数などを逆算しましょう。

あとげっこうしゅりけんも使います。使う回数としてはだいたいしゅりけん1、マイン2か3、アクアストーム1くらいです。アーケオスを2体狩ったりします。

ロスト

ちょい有利?
ピジョット+封印石+スイーパーの動きでロストがたまる速さがほかのロストより早いです。そのため1ターン早くミラージュゲートやロストマインが打てて、その勢いで勝てます。

優勢(ロストマイン先打ち)を覆されないように立ち回りましょう。ヤミラミの複数体用意、げっこうしゅりけんで気持ちよくなってむやみにサイド3枚以下にせず、あえてウッウなどの90点を乗せる(ツツジが飛んでくるため)などのケアを心掛けつつ、相手のロストマインに対してはなるべく入れ替えカートを合わせたいです。やまびこホーンは相手が盤面を広げずにロストマインケアをしたときに強いのでキープしたいです。

劣勢(ロストマイン後打ち)の時はロストマインでマナフィをとって魂の手裏剣プランがあります。時々通ります。

ギラティナにはアビスシークにカイリューを合わせるかもしれません。そうすると盤面にダメカンが並びすぎるのでヤミラミで返されてサイド複数取りされてしまうのが玉に瑕ですが…。つまりやるかもしれないけどあんまりしないってことです。

スピット1〜2回、マイン4〜6回を目安につりざおやクララをキープしましょう。

アルセウス

理論上無理
ルギアと同じで理想通りの動きをしてこないのでいけます。ただ、ルギアより勝ちにくいです。

盤面をできるだけ狭くしてくるのでアクアストーム4枚が通りにくいです。やまびこホーン必須。この対面だけは先2や後一のドラゴンゲイルに全力ブッパもありかも。

アルセウス側がカイリューをワンパンしにくいのは覚えておいて損はないでしょう。ワンパンできるのはアルセギラティナだけです。それ以外はこだわりベルトがなければ2回殴れます。

ビーダルを立ててきたらすぐにロストマインで狩ることをおすすめします。トラッシュに行ったビッパをやまびこホーンで釣ってサイド2枚取る動きがあります。(ビッパはベンチにいる時ダメージを受けないので、アクアストームやげっこうしゅりけんを受けません。気をつけましょう)

パルキアパオジアン

不利
不利です。パルキアが倒せません。カイリュー+ロストマインなら倒せますが、あまりメリットがありません。その上マナフィを複数回出してきます。

ライコウをこの対面のためだけにいれるのも違う気がしたので切っています。相手が理想通りに動かないことを祈ってプレイしましょう。

ミュウ

有利
ロストシティ2枚あっても有利だと思います。こちらはサイドを2枚取ればあとはエネ5枚アクアストームを使うだけなので。

スタジアムとスイーパーはなるべくキープしましょう。ロストシティは2枚採用が多そうなので、出されたらすぐに張り替えせるように。

しゅりけんゲノ×2→ロストマインのプランだと確実にサイドを2枚取れます。ロストシティでゲッコウガがロストに送られるリスクはありますが。

プレイング解説はここまでになります。気になる部分があればTwitterのDMにお願いします。

俺流ロストカイオーガの構築テンプレート

ロストカイオーガを組む際の確定枠、採用候補について解説します。どの型のカイオーガでも割と考慮に入るカードだと思います。

確定枠

キュワワー4枚
山札を掘り切るために最大枚数入れています。平均3枚、試合展開によっては4枚使うこともあります。

ウッウ1枚
最も早く殴れるポケモンです。2回使うのはミラーの一部の場面のみなので1枚だけで大丈夫です。バトル場のウッウを無視されてベンチ狙撃でキュワワーを狙われるパターンを考えると使うことが負け筋になることもあるので気をつけましょう。

ヤミラミ2枚
一番殴るポケモンかもしれません。3枚欲しいところを釣竿やクララにしています。

マナフィ1枚
ないとゲッコウガに負けます。釣竿追加により使いやすくなった気がします。

かがやくゲッコウガ
山を掘りながらエネルギーをトラッシュしてくれます。ないと回りません。

カイオーガ 1枚
デッキコンセプトです。ヘビーボールがあるので2枚はいりません。

VIPパス 4枚
引いたら強すぎるので4枚確定。序盤に展開しきってあとはネストやボウルタウンでちまちまアタッカーを出します。

引けない前提で3枚採用するのは心が負けているのでロストを使わない方がいいと思います。パス無しのほうがむしろ好感が持てます。

ネストボール3枚
2枚は甘えです。序盤にパスが"万が一"引けなかったとき、パスでキュワワー2枚を出さざるを得なかったとき、1ターン目以外にもゲッコウガを出す方法が多いほうがいいです。

今回のロストだとピジョットVを出せるので2割増しで強い気がします。

ヒスイのヘビーボール 1枚
ピン刺しのポケモン、ヤミラミの2枚目サイド落ちがきついので採用しましょう。サイド落ち確認が楽になるのもいいです。

入れ替えカート 4枚
最強の入れ替え札です。これ以外ありえません。回復が強すぎる。

あなぬけのひも 3枚
3枚までは確定。4枚目は入れたいけど枠と相談。ビーチコートとの入れ替えになりそうです。スイーパー2枚で封印石なしならビーチコートを優先しそう。

前にサイド2枚のポケモンを出されるとアクアストームで倒せないので、ベンチにどかせられるあなぬけが強い。それ以外にも前のHP120以上のポケモンをどかしてスピットなど、強い場面が多いです。

ミラージュゲート 4枚
雑に使いたいので4枚採用。ロストに送らざるを得ない場面があるので減らす択はないです。

エネルギーリサイクル 2枚
エネ5枚アクアストームをするのに1枚は必須、しかし序盤にエネが落ちすぎたり、ロストに送らざるを得ない場面があったりで結局2枚目も必須になってきます。

すごいつりざお 2枚
強いです。ボウルタウンとの噛み合いがいい。ポケモン回収として使うこともあるし、アクアストーム用にも使える便利なカード。

やまびこホーン 1枚
アクアストームで強いのはもちろん、ロストマインでサイドを積極的に取る時も強いです。カイオーガに限らず火力に乏しいロスバレなら1枚必須だと思っています。

ロストスイーパー 1枚
いまのロストなら1枚は入れたいカード。上振れ要素ではありますがロストを貯める速度が変わります。

アクロマの実験 4枚
強いから。ここまでデッキの根幹に関わったコンセプトデッキ専用のサポートって環境デッキにあったかな?

クララ 1枚
ヤミラミ2枚置きとか、ゲッコウガやマナフィの使い回しに便利すぎて、抜いても結局入ってくる。釣竿じゃ代用できません。

この40枚は確定で入れています。

エネ配分

だいたい11〜12枚採用しています。あまり増やすのもよくないのですが、5枚アクアストームは最低でもエネが8枚必要で、サイドに1枚くらいは落ちること、エネをロストに送る可能性を考えると10枚にはできないと思いました。

水エネは4〜5枚採用しましょう。アクアストームには最低2枚必要だし、げっこうしゅりけんもまぁまぁ打ちます。

超は3〜5枚。できれば4枚入れたいです。

残りのエネはサブアタッカーによって変えましょう。

追記 超エネ4枚最強理論

私はかがやくゲッコウガを採用していて、ミラージュゲートを多投しているロストには超エネを4枚入れるべきだと思っています。

理由としてはロストマインを多用する対面での理想盤面の形成に超エネが2枚以上必要だからです。

ロストカイオーガというデッキは、ほぼすべての対面で手札干渉ケアのために超エネのついたヤミラミを2体置きたいターンがあります。
しかしロスト10枚に到達するまでに逃げエネや隠し札のコストとして超エネを切ったり、ロストに送ってしまうことはよくあります。
さらにヤミラミ2体に同時に超エネをつけるためにはミラージュゲートも使わなければならないので、超エネが手札に来過ぎてしまうと大変です。
これについては正直運が絡んでくるので、プレイングでどうこうできるレベルの問題じゃないと思います。

そういう場合を考えると、3枚ではなく4枚あったほうが確実に強い盤面を作れると思い、自分の作るロストカイオーガには絶対に超エネを4枚以上採用しています。実際めちゃくちゃ強いので、使わないエネは超エネ4枚に差し替えましょう。

サブアタッカー

160以上打点を出せるアタッカーが1体は欲しいです(160+ロストマイン120で280)。
2体はデッキによって入れたり入れなかったり。使わないことが多いので1体あれば十分だと思います。

カビゴン

いつでも180点が出せて、エネ色の縛りがないのが魅力です。技の効果を受けないのでロストミラーで強いです。

弱い点はVポケモンをワンパンできない点、技を使うと眠ってしまう点です。使いやすいけど融通が効かない。

ザマゼンタ

こいつはなにより220点、Vをワンパンできるのが強いです。アルセウス対面では220+ロストマイン60をしつつ、裏のVstar2体に30点乗せることで一気にアクアストーム圏内に入れられます。

弱い点はエネ色と条件。鋼2エネ要求なのでミラージュゲート1枚だと鋼手張りが必須です。そして220点を出すには前の番に自分のポケモンが気絶していないといけません。サイド先行がしにくいのでBo3ではあまり強くないです。

ガラルファイヤー

サーナイトやミュウの弱点をつけて、後半は打点もそれなりに出ます。特性も強く、悪エネ手張り条件があまり苦になりません。

弱い点は序盤は打点が出ないことです。アクアストームを打つ前提で考えると、カビゴンより打点が出るタイミングである相手のサイドが2枚以下になるころにはロストマインを言いたいので、絶妙に噛み合っていないです。ザマゼンタと同じくBo3に弱いです。

カイリューV

ザマゼンタより高い250打点がいつでも出せます。HP230はサイド1ポケモンに対処されにくく、倒すためにVポケモンを誘うことができます。白ルギア対面だとかなり強いです。

弱い点はエネ色と技のデメリット、そしてVポケモン特有のサイド2枚です。特に技のデメリットはロストミラーやサーナイト対面で辛く、ロストマインやムーンライトリバースがブッ刺さります。

サポート

色々なサポートを試しました。ロストカイオーガに入れて強かったものを厳選して紹介します。

キバナ

エネ加速+好きなカードサーチができて便利です。中盤、終盤のロストが溜まっていて盤面も完成しているタイミングで強いです。山を掘る能力はそこまでなので、カイオーガに貢献できているかは微妙。

ヒガナの決意

デメリットが重いですが、山札を掘る能力が高いです。前環境までは最強でした。

しかし今の環境ではロストマインやカイオーガ対策で盤面を狭くするプレイが浸透していてドロー数が減っていること、そして手札を2枚捨てるデメリットのせいでナンジャモ後の回答になりにくいです。今はやめといたほうがいいと思います。

シバ

ロストに入れるサポの中だと一番強く感じました。ロスト10枚到達後は山札のほとんどが回答なので、手札が補充できればなんとかなる場面が多かったからです。

似たカードにナンジャモとツツジがありますが、ナンジャモは序盤は強いが終盤は手干渉はできても自分の動きを補助できなかったので没、ツツジは逆に終盤にしか使えず、ドロー枚数もシバより1枚少ないのが微妙でした。

ツツジに関しては手札干渉が強いように思えるのですが、そもそもこのデッキは相手のアタッカーを枯らすプレイがほぼできないので、ツツジで事故らせたところでサイドをとられる事実には変わりません。ロストミラーでは強いのですが、最近はツツジケアのサイド4止めが流行していて使えるかどうかすら怪しいです。←嘘かも

総合的に使えるタイミングが多く、7枚引けるシバに軍配が上がりました。山札を減らす力はそこまでに見えるのですが、手札が少ない状態からやれば差分だけ山札を減らせるし、アクロマを引く繋ぎになるので結果的には山を減らせてるみたいなことは多々あります。

ツツジ 7/16追記

サナロスト対面に強すぎて、シバを越える可能性が出てきました。ドロサポと手干渉の役割あるのがよすぎる。

手干渉を防ぐために、手干渉を打ちつつ手札補充をしたいので、カイオーガのコンセプトと結構噛み合ってるかもしれないです。

スタジアム

めちゃくちゃ難しいです。張られるとめんどくさいスタジアムが増えてきたので2~3枚は欲しいところ。

ボウルタウン

最強。ロストのスタジアムはとりあえずこれ2枚入れとけばいい。ロストは展開しまくってはなえらびを使いまくって、サイド1のアタッカーで殴っていくのが基本の動きなので、ターンを跨げば何度も使えるキュワワーもアタッカーも展開できるスタジアムはさすがに強すぎます。

ビーチコート

単純に花選びがしやすくなります。手張りせずに逃げることができるので、カイリューやゲッコウガで殴るときに便利です。

しかしこのカードだけでは事故を回避できないこと、そしてトラッシュにエネルギーを送りづらくなるのが微妙です。3枚目のスタジアムとしておすすめです。

ポケストップ

一番難しい。序盤に使うと仮定したとき、成功した場合を考えるとあまりにも強すぎるけど、失敗したときのリスクが高すぎる。

後一狙うならこのくらいのリスクは許容してもよさそうですが、それ以外ならサポートやポケモンがトラッシュに可能性のあるこのカードはやめたほうがいいと思います。

ちなみにこのカードは終盤クソ強いです。ミラージュゲートやネストボールで山札からグッズ以外のカードがなくなっているので、ほぼほぼ3枚当たります。終盤使う前提で入れるならおすすめです。

って考えると序盤で使わざるを得ない場面を考慮して2枚入れたくなってしまうので、ほかの強いスタジアムと同居できないのが微妙です。

ロストシティ

今までのスタジアムとは打って変わって妨害系です。主にロストミラーで使います。マナフィを消せます。ヤミラミも消せます。ゲッコウガも消せます。

サーナイト対面は強そうで実は弱いです。ロストマインで勝つ都合上どっちかというと常にラルトスを展開してくれたほうが嬉しいので。あとやまびこホーンも使いづらくなります。

環境によって入れるかなぁ…ってカード。

入れ替え札について

ロストを回すうえで最も重要なのが入れ替え札の枚数かもしれません。カイオーガならだいたい8枚くらい入れればいいと思います。
理由としては手張り逃げの択が常に存在するからです。ミラージュゲートも実質入れ替え札として使えます。

基本的には入れ替えカート4、あなぬけ4なのですが、構築によってはビーチコートも入ると思います。

最後に

言いたいことはだいたい言えたような気がします。構築についてはあんまり話したことがないような気もするので、今思いついた分を吐き出しました。また思いついたら追記するかもしれません。

そしてこれでいったん僕のポケカは終わりです。受験勉強頑張ります。言ってる割に成績残せてないってずっと言われていたので、最後にいい成績を残せてよかったです。

マスターになったら大会も出にくいだろうし、十分に楽しめる環境かといわれると微妙なので、もしかしたら別のゲームをやっているかもしれません。

それでも2年くらいやったポケカでできた友達はかけがえのない宝なので、絶対に一度は戻ってこようと思っています。

また遊んでください。

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