続・なぜ人は順位を見てしまうのか? プロモカードのランキング

ランキングを考えるnote 続き
前回はこちら

【前回おさらい】

  • ソースと需要あって、恒久的な数値でランキング作りたい

  • 面白くない数値のみはダメ、キャッチ―さとのバランス大事

  • PSA数値は指標としてあり?

  • 自サイトのアクセス数こそランキング?

比較の悪

一部のコレクターが「こっちの方が良いカードだ!希少だ!」とかで、己の価値観を武器に一方を比較して下げることってありますよね。物の価値を落として相対的に自陣が優位に立とうとする。これ好きじゃないんです。

ただランキングも比較を行います。相対的な優位性を示すことは事実。

ランキングによって物の価値を下げることになるか?と頭をよぎりました。

ランキングで価値は下がらないのでは

■ 多様性:
ランキングは一部の観点や指標から行われる。なので、他の要素・特性は無視されることがある。
価値は多様であり、ある物や要素がランキング上で下位に位置しているからといって必ずしも低い価値とはならない。

■ 背景・目的:
ランキングは、特定の視点や目的に基づいて行われる。
なので異なる背景や目的を持つ人がそれぞれランキングを作成すると、優位性の主張も異なることがある。
ランキングは全体の物の価値を正確に反映しているわけではない。

■ 主観・客観性:
ランキングは主観的な要素や価値判断に基づいて行われることが多い。一方、客観的なデータや指標に基づいて行われることもあるけれど、その選択や評価にも主観的な要素が含まれる可能性がある。
なので、結果がすべての人にとって普遍的な価値を持つわけではない。

ようは、「人によって価値観が異なるからー」です。下げるのは私の本意ではありませんが、ランキングによって片方の優位性が示されます。

■ 価値評価:
価値を評価することにおいては、持続可能性や公平性といった要素も考慮されるべき。環境への影響や社会的な不平等を引き起こす可能性ある。

逆の価値に重きを置いたランキングを用意することでカバーします。

ポケモンに興味ない人

「ポケモンに興味ない人がポケカに触れる」って理想的だなといつも思うんです。私は「ポケモンは一家に一台」の思想を持ってますから、まずは興味ない人もポケモンに間接的にでも触れる。好きは後からついてくる。

幸い「ポケモンに興味が無い人がポケカを買う」という状況が多い昨今。そういった人が興味を示すプロモってなんだろう?と思いました。

ニーズ・欲求・需要

ニーズ:足りないなぁ
欲求:ほしいなぁ
需要:買おう!

コトラーだかバトラーだか、偉い人がこんな感じのことを言ってるらしいです。
で、ポケモンに興味ない人が「買おう!」になる、そういった人が興味を示すプロモってなんだろうってことですが、「共通価値」「共通知識」があるカードかなと。

前回noteで、ポケカの金額面はランキングの指標にできないとしましたから共通価値は置いといて、「共通知識」をランキングでカバーしていきたい。そこで「女性」トレーナーです。

「トレーナー」はポケモンに興味ない人は知らない用語。「女性」はわかると思います。すでに共通価値ある「女性」トレーナーをピックします。対義は「男性」です。

リーリエ の話

いつも話題のリーリエ。
話題になるってつまり、共通価値の突然の上昇。高騰予想の方々曰く「リーリエ」「ピカチュウ」「リザードン」「ブイズ」は資産たりうる、と。「ブランド」だとか。

リーリエがその姿を見せてるプロモって知る限り6種類あります。

  1. 通称エクバリーリエ(397/SM-P)

  2. アローラの仲間たち(401/SM-P)

  3. ドリームリーグのピッピ(381/SM-P)

  4. スペシャルBOXのリーリエ(080/SM-P)

  5. スペシャルBOXのコスモッグ(081/SM-P)

  6. 学園祭リーリエ(148/SM-P)

「リーリエ」ブランドが話題や需要に繋がるなら、プロモの民である私から言わせてもらえば、学園祭リーリエも当然のように話題にならなければ変な話なんですよね。

なぜなら上記6つのうち、5つが謎の高騰を見せて話題を呼びましたからね。高騰する意味はわかりませんが、ここにきて残り1つが高騰しないのはもっと意味がわからないという一般人の考察。

予想の民が一貫性を持たせるなら「買っておけ」と必ず触れるレベルですが、しかしまあ実際には「6つ目」が話題になるかはわかりません。

この情報戦みたいなの気持ち悪いですね。好きならその好きを言語化なり追いかけたりしたらよいですが、好きが無い状態で他人の動向を追わなければ結果が返ってこない感じ。しかも追ったところで一貫性の面が気持ち悪い。共通価値を追っても一貫性が私にはわからないです。

気持ち悪さは別にして、私は一般層ニーズありそうなランキングを追いかけます。

リーリエのランキングを掘る

でランキングの話です。

前回noteでは、「最近は需要の中にPSAのことを含める必要がある」という一つ結論を用意しました。

話題のスペシャルBOXリーリエはPSA10が「476枚」あって、総鑑定数は「760枚」です。62.6%くらいPSA10が取れるらしいです。

PSA

といったデータをランキングの指標にできるしニーズあるねって話です。「共通価値」をPSAでカバーするイメージでいます。

そして「学園祭リーリエ」はというと、PSA10「22枚」、鑑定数は「36枚」。なんともデータの少ないプロモ。

6つのプロモをPSA数値に基づいてランキングするなら、どこを取るべきでしょうか?

  • PSA10の取得率の高い方と低い方

  • 鑑定数の多い方と低い方

母数も違うし、この辺が相変わらずよくわかりません。対義で用意したい「男性」も誰をピックすべきかわかりません。そもそも種類が多くない。ジェンダーうんぬんかんぬん言われても本意ではないし、で難しいですね。

では視座を変えて、「人物(トレーナー)」で見るのがよいかもなと考えています。
「人物」という共通項を使って、それがつまり「トレーナー」なんだよってことで知識も繋がるかもだし、ランキングニーズも満たせそう?

間違ったカテゴライズ

先の「共通知識」の部分になりますが、多くの知識が無い状態で例えば「学園祭」をカテゴライズして見ても今ポケカ買ってる多くの人には刺さらないなと考えてます。

「学園祭」でくくるなら、リーリエはロトムとセットでこそ価値が上がると思うし、さらに「学園祭」の他プロモと一緒にコレクトされていたら、もっと価値は上がる。
一緒にコレクトというのは、私の視点では「ラティオス」があるかをまず見るし、「ジムバッジ」8種もあるような状態が最高だと考えます。

しかしそんな視点を持つ人はきっと多くないです。「リーリエ」が欲しいと思う人は、そんな点は考えないし、つまり「学園祭」カテゴライズのランキング化はまだ時代が来てないのかなと。

価値観バトル

価値観バトルで、今の環境Tier1が「PSA」だとしたら

ほか「イラストの良さ」とか「希少性」とか、「カテゴリー」などいろいろな価値観あるが、勝敗が共通価値の大きさで決まるなら指標をどこに置くか一致させた方が平和な気がする。しかし価値観はそれぞれ、一致させるのはよくない。なので争いしか残らない。人間は滅び、ポケモンだけの世界になるべき(強い思想)

ただの紙に変な話だよ。「思い出」レギュレーションはよ。


前回のnote

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