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【ランクバトルS18】コライクエスと歩んだ1ヶ月【備忘録】

構築記事とまではいかないものの、自分の反省と振り返りのために初めて書くことにする。


●構築経緯


使う禁止伝説はコライドン。何故ならカッコ良いから。最初は鉢巻で使っていたが明らかなメタ(カバルドン、ヘイラッシャ、ランドロス)の登場により難しくなり、少しでも抗えるようにラム挑発型に変更。
コライドンの相棒としてハバタクカミを採用。メガネよりも初手置きも想定したエナジー挑発型が良いと考えた。
このSVのランクマッチではずっと共に歩んできているクエスパトラももちろん採用。先月までは殿の積みアタッカーだったがこの禁伝環境においてはどうしても押し負ける事が容易に想像できたので襷で1体持って行ってもらうことにした。これも後述するがハマった時の3タテ性能の高さは相変わらずで、流石だと思った。
ここまでは1ヶ月の間で大幅に変えることは無かったが、受け系統への回答不足と裏からのザシアンの制圧力に何度も泣かされたため、原種ガチグマとスカーフイーユイを補完枠として採用した。
最後に軸となるコライドン、ハバタクカミ。この2体は黒バドレックスのような特殊高速アタッカーに先に展開されて積まれると刃が立たなくなるため、後出し可能なHDチョッキテツノカイナを採用し、構築が完成した。


●個体紹介

コライドン(炎)@ラムのみ
性格  いじっぱり
技構成 ドレインパンチ、ニトロチャージ
    ちょうはつ、つるぎのまい
努力値 H156 A252 S92 BD4
個人的には最強の禁伝枠。ドラゴン、格闘、炎の3タイプを操るその名の通り禁止級。使いやすさもあったし今月はほとんどコライドン軸だったので愛着もすごい。ただどうしてもテラスタイプが限定されるためハバカミにパワージェムされるし、パオジアンやザシアンに地面テラスされるし、ことごとくテラス読みの行動をされるのがきつかった。後半はザシアン対面で逆にテラスを切らないこともあった。

原種ガチグマ(普)@かえんだま
性格  いじっぱり
技構成 からげんき、ぶちかまし
    ドレインパンチ、じゃれつく
努力値 HA252
ありえない火力を誇るくまさん。ノーマルテラスからげんきはもはや意味不明。強かった。ありがとう。環境に草分け型が多かったのもあって、原種ガチグマがいたらグライオンは選出すらされないので逆にHA型の耐久が活きることが多かった。

ハバタクカミ(妖)@ブーストエナジー
性格  おくびょう
技構成 ムーンフォース、シャドーボール
    サイコショック、ちょうはつ
努力値 CS252
このちょうはつ採用が意外と偉くて、コライドンとハバカミの両方からちょうはつが飛んでくるとは思わずに困る相手が沢山いた。正直メガネの火力も魅力的だが打ち分けできることのメリットが大きいと感じた。ずっとSVのアイドル枠とされてるけどアイドルの火力じゃねえのよ。

イーユイ(炎)@こだわりスカーフ
性格  ひかえめ
技構成 かえんほうしゃ、あくのはどう
    サイコキネシス、オーバーヒート
努力値 CS252
コライドンで晴れ下にしてからの炎テラスオーバーヒートで体力満点のヘイラッシャが吹き飛んで笑ってしまった(計算したら乱数50%だった)。すんごい火力。丸いフォルムの金魚なのに刃物は鋭利。災厄の名は伊達じゃない。

テツノカイナ(水)@とつげきチョッキ
性格  しんちょう
技構成 ドレインパンチ、サンダーダイブ
    ヘビーボンバー、じゃれつく
努力値 HD252
本当に硬かった。ミライドンのC187メガネりゅうせいぐんを2耐えしたり、ハバカミの妖テラスメガネムーンフォースをステロ込みで耐えたりするお相撲さん。さすがに火力が無いと思いきや、エレキフィールドでA上昇するのでそこも良いところ。ミライドン、黒バドレックスには後出しが出来る横綱級の活躍でした。

クエスパトラ(普)@きあいのタスキ
性格  ひかえめ
技構成 ルミナコリジョン、シャドーボール
    マジカルシャイン、まもる
努力値 CS252
最強で最高の相棒。相変わらずだが、3タテ性能の高さと相手の回線を謎に切らせる能力は健在。黒バド対面でテラスを切らずに打ち勝つ事もできる有能な世界三大美鳥。今月も大活躍でした。どうしても四災と同期なのでタイプ的に不利な環境が続いてるけど、いつもありがとう。次はもっと高みに行こうな。

●この1ヶ月で学んだこと、感想

ここから先は所属しているとあるDiscord鯖に書いたことを転載する。


5/17記載
【構築の組み方について】
①禁伝ポケモン1体を何にするのかを決める
②その禁伝ポケモンとシナジーのあるポケモンを入れる
(コライドン→ハバタクカミ、ミライドン→テツノツツミ等)
③相手の禁伝ポケモン受け用の枠を用意する
(コライドン→カバルドン、ミライドン・黒バド→ディンルー、ザシアン→ヘイラッシャ等)

4月から最近まで、こんな流れで構築を考えていたのだが、そもそも③は違うのではないか?ということを思うようになった。

つまり①と②で禁伝ポケモンとその取り巻き(@2)を決めたあとの残り3枠については、相手の禁伝ポケモンに対応する用のポケモンとして枠を使うべきではないという話である。

なぜなら、禁伝ポケモンは
コライドン、ミライドン、黒バド、白バド、ザシアン、ホウオウ、ムゲンダイナ、カイオーガ、レックウザ、...
と良く見る(たまに見る)ポケモンだけ羅列しても簡単に9〜10体くらいは出てくる。

この10体全てに対応できる受けポケモンは3枠だけじゃ足りないというのは誰しもが分かる話しであって...ならいっそ①と②で決めた3体をより強く出来る2体+受けループ対策の1体という組み方がベターなのではないかという話である。

【禁伝ポケモンの役割】
禁伝ポケモンはそのパワーが一般ポケモンとは比較にならないため、選出すれば全く仕事をしないケースはあまりないように思える。実際にそう思っていたし、5月序盤はその通りだった。

しかし、上記の環境にいる禁伝ポケモンたちは、相手の構築の中に対策用ポケモンが必ず存在する。対策用ポケモンの前では無力な存在と化してしまっては、元も子もない。そこで、その対策用ポケモンが選出される前提で、それでも"弱くない動き"が出来るように型を作る必要がある。


この考えはほんの数日前まで変わることなかったが、26日になってようやく以下のことを思うようになった。
「確かに禁伝に対しての受け枠を設けると構築のパワーは落ちる。だけどどうにもならないポケモンがいるからそこに対しては1体だけ受けを用意したほうが良いかもしれない。」
このどうにもならないポケモンというのは、コライドンとハバタクカミより上から殴れる黒バドレックス等の超高速特殊アタッカーである。そこに対して後出しから受けが成立するポケモン、かつ"タイプ的な見た目上、決して有利とは思われないポケモン"でだれが最適かを考えた。そこでテツノカイナが適任かと思った。ダメージ計算をしたところ、HD特化のチョッキ型であればカッチカチになることもわかり、対面的に1体倒せるまでの火力は出せないにしても、裏の圏内にまではいれることができる。このテツノカイナは実は5月中頃から少しだけ使ってはいたが一旦構築から外していた。ただ、「どうにもならんやつに対しての受け」としてテツノカイナを採用することで構築にフィットしたという感じがする。
SVからランクマッチを始め、禁止伝説環境も初めての経験。楽しさはあったけどほとんどが5桁での戦いを強いられていたのもあって正直辛かった。でも最後の最後にこの考えに至ったのは良かったんじゃないかと思っている。来季以降、上位の構築記事を熟読してよりランクマッチの楽しさと難しさを実感したいなと、心から思った1ヶ月だった。

[最終レート1700]

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