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愛知CL8-2(44位)モクナシゴリランダー

 はじめまして。いちみん(poke_ichimin)と申します。先日行われた愛知チャンピオンズリーグにおいて8勝2敗で44位に入賞することができました。モクナシゴリランダーを使った人の中では2番目に良い成績を残せたということなので今回記事を書かせていただきます。初の執筆で読みづらい点もあるかもしれませんが、何か質問や意見等あればTwitterで受け付けますので気軽にDMなりリプライしていただけたらと思います。

《目次》
①環境考察とデッキ選定理由
②デッキコンセプト
③当日のマッチアップ
~~~以下有料部分~~~
④各カード採用理由
⑤不採用カード
⑥各デッキに対する立ち回り

①環境考察とデッキ選定理由

 他の方も述べられてるので詳しくは言及しませんが、直近のシティリーグ等の結果を踏まえて次のように予想していました。

tier1:ピカゼク・三神ザシアン・炎軸ミュウミュウ
tier2:ルカメタザシアン・超軸ミュウミュウ・モルペコ人形
tier3:モクナシゴリランダー・タチフサグマ・コータスV

 自分の使うデッキを考えるにあたり、少なくともtier1,2のデッキに圧倒的に不利をとらず、tier1のデッキ2つ以上に有利なデッキを使うべきだと考えました。tier1のデッキ3つは上記の条件を満たしているとは思いますが、環境上位故に対策や立ち回りの研究がなされており、ミラーマッチで練度の差が大きく出ると考え、その点で自信がなかったため除外しました。そこで目を付けたのが《モクロー&アローラナッシーGX》というカードでした。(略称モクナシ)

 GXワザのトロピカルアワーを追加効果ありで使用することによって、相手の場のエネルギーを全てデッキに戻すことができます。さらに新カードの《マリィ》と合わせて使うことができれば、相手は次のターンはトップのドロー含めて5枚で場のエネルギー無しの状態から盤面を復帰させるのは多くのデッキで簡単では無いと考えました。特に多いであろうと考えていた三神ザシアン相手には、アルティメットレイの返しにトロピカルアワーを使うと、次のターン以降には《メタルソーサー》やザシアンVの特性を使用してエネルギーをつけていくことになるため、有利に試合を進めていくことができると考えました。また、SMレギュでは多かった炎タイプのアタッカーをメインとしたデッキが大きく数を減らしていたため、弱点をつかれることが減り不利な相手が少ないのも環境的には追い風だと感じ、このモクナシを軸にしたデッキを使うことに決めました。

②デッキコンセプト

 このモクナシゴリランダーというデッキは後攻1ターン目に技スーパーグロウを使用して、ベンチのサルノリをゴリランダーに進化させるのが一番強い動きになります。

 後攻1ターン目にゴリランダーを立てることができれば、2ターン目から特性のボルテージビートを使用でき、手張りのエネルギーを含めて最速で3ターン目にトロピカルアワーに必要な6エネルギーに到達することができます。しかし、ここで考えたいのはこの動きは自分が後攻である前提であるということです。SSレギュでは先攻でサポートが使えなくなったことで、じゃんけんで負けた際に後攻を取られてしまうといったリスクを懸念する必要が出てきました。
 このデッキだと先攻1ターン目に行うことができることが、エネルギーの手張りとボールの使用によるポケモンの展開くらいとなってしまいます。しかし、じゃんけんに勝って後攻を取ってくるような相手は明確に強いプランを後攻で持っている可能性が高く、それだけだとテンポで追いつけない可能性が高いと考えました。そこでカードをドローすることのできる特性を持つポケモンを採用するということで、先攻でできるだけポケモンを展開することを考えました。《デデンネGX》は6枚引けて強いのですが、デデンネGXでスタートしてしまうと特性を使用できず、さらにモクナシと入れ替える必要があるためスーパーグロウを撃ちにくくなってしまいます。さらにサイドを2枚取られてしまい相手のサイドプランを3-2-1とする可能性や、手札にトラッシュしたくないカードを抱えることも多いため不採用になりました。そこで今回はねがいぼしの《ジラーチ》を採用することにしました。

後攻でこのカードでスタートするとスーパーグロウに到達する要求値が上がる点や、《エスケープボード》もデッキに入れることになるのでデッキのスペースを圧迫するという点や弱点が炎で草タイプのポケモンと被るというようなデメリットが多いためモクナシゴリランダーのデッキでこのカードを採用されている構築は私は見たことが無かったです。しかし逆に、ポケモンを入れ替えながらアタッカーを複数使って戦うコンセプトを取ることでこのカードを上手く生かすことが出来るのでは無いかと考えてデッキを組みました。実際にジラーチが逃げられなくてスーパーグロウが使えなかったということは無かったので、この選択は間違って無かったと考えています。

③当日のマッチアップ

ピカゼク後攻2-0○
モルペコ人形先攻3-0○
炎軸ミュウミュウ後攻6-0○
超軸ミュウミュウ後攻0-1×
炎軸ミュウミュウ後攻6-0○
ルカメタザシアン後攻3-0○
炎軸ミュウミュウ先攻2-0○
炎軸ミュウミュウ後攻0-6×
ピカゼク後攻3-0○
三神ザシアン後攻6-0○

先攻の試合が2試合ありましたが、ジラーチの活躍もありなんとか勝つことができました。全体的に炎軸のデッキと多く当たってしいましたが、序盤の動きを止めることでなんとか対応することができました。 
 4試合目は先攻2ターン目にカラミティエッジでモクナシが160ダメージを負ってしまい、それを回復することが出来ずに3ターン目に倒されてしまいました。なんとかシェイミで前のガブギラを倒したのですが、そこからこちらのアタッカーを育成するのが遅れてしまい、結局あと1体倒せませんでした。
 8試合目は1ターン目にスーパーグロウは撃てたのですが、ウィークガードを貼ることができず、先攻2ターン目にレシリザのダブルブレイズで倒されてしまい、為すすべも無く負けてしまいました。

ここまで読んでいただきありがとうございます。ここから先は有料とさせていただきます。

有料部分ではデッキレシピとそこに至った理由。そして採用しなかったカードや採用しておいた方が良かったと感じたカードの解説。そして上記にあげたデッキに対しての基本的な立ち回りを説明しています。

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