4/18の日記『クラゲを殺した』

クラゲを殺した。殺す意思があったわけではないので死なせてしまったという方が正しいかもしれない。が、わたしの生来の怠惰を知りながら、この手にクラゲを手招き、そしてその亡骸を見たのには未必の故意がなかったとは言えず、まあ、やはり、このわたしの愚かさを表現するにも「クラゲを殺した」と言う方が正しい。

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上記を殺した。

最初はやれると思った。この命を守り切って、成功体験を得てやろうと思っていた。このなよなよとして厭らしい齢２５にもなる女にだって、何か思い入れを持ち、情操教育というか、道徳心の向上というか、そんなものを自身にやってやれるんじゃないかと思っていた。

しかし殺した。

おおよそ１週間だったと思う。育てて何日で殺したか分かっていない時点で、何というか、当たり前の結果だ。

別に今回の失敗で現実世界に何かまずいことをしたわけではないが、元々怠惰な奴はこのゲームをすべきではない。クラゲの存在がリセットされたとき、地獄へ続く石畳が一歩分作られたような気になるだけで、癒やされもしないし、何とかガチャとかログインボーナスがあってワクワクするわけでもない。

元々コツコツと物事をやり続けることができる人だけがやるべきだ。こういうのは。

分かっていたはずだったが、やはりそうだった。