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タダでは転ばなかったダルマのあみぐるみ。その理由は?

赤い布をかぶった頑張るだるまのあみぐるみ

実は、だるまのあみぐるみを2種類作っています。誰の編み図も見ずに、ゼロからノートに編み図を書きながら製作していますので、オリジナルなキャラクターです。

片方は可愛らしいデザインのだるまさん。もう片方は、この写真の厳ついお顔のだるまさんです。可愛らしいだるまさんの方は、お客様に「可愛い〜」と、狙った通りの反応をいただいています。お客様も心理的に売れ入れやすいお顔のようです。

一方、こちらのだるまさんは「だるまさんだ〜!」と喜ばれるものの「面白いとは思うよ」と付け加えたような感想が一般的です。

でもですね、このだるまさんは達磨の由来に忠実に再現した、達磨という僧侶をモデルに製作した力作なのです。特徴は、髭がボサボサ、赤い布をかぶっている、目がギョロリとしています。本来のだるまは可愛いお顔ではなく、ボロボロになるまで修行に専念した自分に厳しいお坊さんなのです。そんなだるまさんが可愛いはずはありませんよね?

赤い布を表現するために、赤い布がめくれるように編み図を作りました。そのような編み図を作るのは、他のあみぐるみよりは難しかったのです。

「これぞ真のだるまだ」と私は自信を持っていたのですが、人気があるのは可愛いだるまさん。そりゃそうでしょう。ハンドメイドがお好きな人は、本来可愛らしいものが好きなんですよね。でも、人気がないのではこのだるまさんが不憫だと思い、何とか人気者にしてやろうとYouTubeに投稿しました。

音楽はトップガンの曲をつけました。トムクルーズが演じたマーヴェリックのカッコ良さにあやかろうと思ったのです。この曲さえあれば、だるまがイケメンに盛られるに違いないと。とにかくやってみました。結果は撃沈。再生回数は全然伸びませんでしたやっぱり、ダメだったか・・・。

それから日数が経ち、私はあることに気がつきました。このだるまさんが、Instagramのハッシュタグ#赤い布で、毎日上位投稿の位置付けにあることを。
ハッシュタグの上位100位以内だと上位投稿になると、あるユーチューバーさんが言っておりました。それは難しいことで、上位100に入れるように目指しましょうと。上位投稿になると検索エンジンに引っかかり、SEO対策になるというのです。

確かに、検索エンジンで「赤い布」とキーワードを入力し検索しますと、Instagramのハッシュタグ赤い布が上位に現れて、それを開きますと、毎日毎日このダルマが上位の位置付けを保守し表示されています。上位表示されたとして、毎日上位をキープするということはかなり難しいのです。それが毎日上位表示…良い仕事してるわ…と思いました。

まあ、赤い布のハッシュタグの投稿数は100件以上なので、ハッシュタグをつけた時点で上位投稿になるってのもあります。でもですね、赤い布というハッシュタグをつけたのは狙ったのではなく、なんとなくつけただけです。
こういう偶然ラッキーって、得した気分で嬉しいんですよね。

とはいえ私はSNS初心者ですので、間違った知識で喜んでいるのかもしれません。まあでも、それでちょっと嬉しく幸せなんだから良いではないですか。

ただでは転ばなかったね。それこそ、実にだるまらしいじゃない。縁起が良いわ。よかった、よかった!


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