うっせえわ!と何度も叫びたかった叔母の葬儀
聞いてください。
今日は、95歳で今年の1月2日に亡くなった叔母の葬儀でした。
2日に亡くなったのに、正月には、斎場は3日までお休みで、4.5.6日は混んでいたため、今日になりました。
それもかわいそうだなぁと思っていましたが、出席者は7人でした。
私は、こんなに後味の悪い、アホンダラな気持ちになった葬式はありません。
まずは、長いですが、登場人物の紹介から、お聞きください。
叔母は、子どもがおらず、旦那さんも15年前くらいに逝ってしまい、きょうだいもみんな亡くなりました。
叔母のきょうだいは、兄、弟、妹で、私は、妹の子どもです。(姪です)
叔母の
兄には1人
弟には1人
妹には2人(私と兄)
合計4人の甥と姪がおり、血がつながっている大人は、私たちだけになりました。
このうち、私だけが葬儀に出席。
他の3人はどうしても来れなかったのです。
じゃあ、あと6人は?
1人は、後見人の弁護士さん。
あとの5人は、叔母の旦那さんの兄一家と、旦那さんの妹さんです。
といっても、お兄さんは最近亡くなったそうで、お兄さんの嫁と子ども2人が来ました。
この一家は、叔母の家の隣に住んでいます。
私は叔母にはまあまあ可愛がってもらい、特に母と仲が良かったので、いろいろ話は聞いていました。
隣とは、大層仲が悪かったようです。
しかし、私は隣家の人と会ったことは、ありませんでした。
ですから、今日が初対面で、最初は、誰が誰かまったくわかりませんでした。
葬儀が終わり、斎場に移動、お骨を拾うまで時間があったので、話をするうちにわかってきました。
そして、はー、無事終わった、帰ろうと思った矢先、次々と次のような事をまくしたてられたのでした。
叔母の家の建物は、叔母の名義だが、土地は自分らの物である。叔母が亡くなったら、建物は取り壊し、平地にする約束で、契約書もある。
相続人である、あんたらがするべきだ。
また、家にあるものは、叔母の旦那さんの位牌も含め、ほっておけないが、自分らは、入る権利はない。
どうするのか!
Aちゃん(叔母の弟の子ども)に、電話したら、知らない、わからない、と言ってたけど!
・・・
うっせえわ!
叔母が危篤の時に、土地の話で電話してきた、ってAちゃんが言ってたのは、お前か!
今日、来たのも、それを言うためですか!
お棺にお花を入れるとき、なんやかんやわざとらしいことを言う人らやなぁ、と思ってたけど、心が全然こもってなかったのは、そういうわけですか!
「相続人だからって、もし家を壊すお金も残してなかったら、私たちに出せということですか?」
と質問をすると、こわ〜い顔で
「そうです!」。
叔母は、旦那さんと小さな会社をしていたので、昔はお金もあったかもしれませんが、95歳まで生活し、2年前には施設にも入ったので、そんな財産もないというのは、考えたらわかるはずです。
昔、隣家の人が嫌だ、と叔母が言ったことがあり、
旦那さんも亡くなったんやから、もう引っ越したら?
と私がアドバイスしたら、
隣家が喜ぶから、嫌だ!
と叔母は言った。
うっせえわ!
さっさと出て行ってれば、こんな負の財産、残らなかったんじゃないの?
あー、お金は恐い。
仲の悪いのは、不幸を呼ぶ。
私はこの先、いつ死ぬかわからないけど、周りに嫌な思いはさせないようにだけはしないで逝こうと思いました。
今年の幕開けは、
うっせえわ!
けど、私は闘わない。
叔母の続きは、やりたくないから。
私1人でも、涙する者がいてよかった。行ってよかった。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?