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緊急地震速報の音は目覚ましのアラームには向いていない

おはようございます。時刻は朝の10時ですかね。

今日は緊急地震速報が目覚めのアラームとなりました。
今、このnoteを、心臓の鼓動を感じながら書いてます。
今の僕のベッド配置では、枕元に大きな棚があるので、この音を聞いたら急いで逃げねばなりません。逃げ遅れたら最後、寝ている顔めがけて、本、楽器、医療品、CDに工具など、ありとあらゆるもののが落下してくるでしょう。さしずめ自宅大空襲といったところでしょうか。なので、空襲警報発令の音を聞いた僕は急いで防空壕(ベッドの足側)に逃げるのです。心臓をバクバクさせながら、空襲が来るのは今か今かと怯えているのです。

今回は特に揺れはなかったので、空襲はありませんでしたが、早く空襲対策しないと、死者(つまり僕)が出てしまうかもしれないですね。かといって、この部屋の配置はとても気に入っているから、ベッドや棚を動かす気もあまりしないし、さてどうしたものか。


にしても、緊急地震速報で起こされることが多い僕。ちゃんと測ったことはないですけど、過去5回ほどは全て寝ているときに「チ゛ャランチ゛ャラン!!!!!!チ゛ャランチ゛ャラン!!!!!!」とあの恐怖の音が流れているような気がします。毎回それで起こされ、防空壕へ逃げ込んでいる。

何故でしょうか。寝る時間が長すぎるのでしょうか。確かに今日は朝の10時まで寝ていました。それは認めます。でも、平均睡眠時間としては8時間ぐらいですよ。もし、全ての時間で緊急地震速報が等しい確率で流れるのならば、1日は24時間なので、僕が寝ている時間に流れる確率は、1/3になるはずです。でも実際は4/5ぐらいな気がしています。起きてる時に緊急地震速報を聞いた記憶が最近全くない。


これに関して、僕は仮説を二つ考えました。

一つは、「地震というのは、発生しやすい時間帯があるのだ」という仮説。
地震というのは、大きく見れば、風、雨、台風などと同じ自然現象のうちの一つですね。これら自然現象の発生のメカニズムは、日光や地球の自転運動など、自然の法則に従っており、何もランダムに発生しているわけではありません。例えば、台風というのは、海水が太陽光によって温められ、水上でできた上昇気流により、水蒸気が集まり発生した積乱雲の渦であったような気がします。冬に日本に台風来ませんよね?台風の発生には、太陽という自然のルールが関係しているから、温度の低い冬は台風が発生しない。これは因果関係が比較的分かりやすいと思います。


この自然のルールを、巨大地震発生のメカニズムにも適用させようとしているのが、一つ目の仮説。地震にはいろんな種類がありますが、例えば、トラフ地震を例にとってみると、太陽の熱によって温められた海面の海水が、潮にのって海中へと流れていき、その暖かさによってトラフを刺激する。それに触発され、トラフが振動する、みたいな。昼間温められた海水が海底に流れるまでに半日ほどかかるので、地震が発生するのは夜が多い、という仮説です。


そしてもう一つの仮説は、「単純に僕の記憶が消えている」というもの。
ふざけてるんじゃないですよ。僕は至って真面目に考えてます。

みなさん、先週の朝ごはん覚えてますか?
おぼえてないでしょ?ほら。みなさんだって記憶消えているじゃないですか。
でも、子供の頃に誕生日プレゼントとか、クリスマスプレゼントで何をもらったか、全部じゃないにしろ、何個かは思い出すことはできますよね。
僕が言いたいのはそういうことです。人間、重要なことや感情が強く動いたことに関しては、良くも悪くも脳がちゃんと覚えてくれているものです。なので、夜、無音の中、無防備に安らかに眠っている時に、突如あのアラームの音が聞こえてくるのは、とても心臓に悪く、おそらく寿命が数日分減っているほど心理的な負担が大きいので、強く印象に残っていると思うんですけど、一方で、お昼の活動的な時間に聞こえてくるアラームは、脳がしっかりと対処できるから、驚きはするものの夜ほどの恐ろしさは持ってないと思うんですよね。
結果として、記憶の中では、アラームによって起こされた経験の密度だけが上がっていく。この可能性も十分あり得ると思います。

さて、この緊急地震速報のアラームですが、命を削っている感じがするので、やっぱりあまり聞きたくはないものです。快適な目覚めとは決して言えないので、目覚めのアラームとしての出来は最悪です。目覚めのアラームに全く向いていません。ですが、命を守るアラームとしては100点満点の出来栄えですね。どんなに深い眠りでも一発で起こすことができるので。
なので、僕は一つ提案をしたいと思います。
もし遅刻してはいけないような大切な予定がある場合、このアラームの音を目覚ましに設定してみてはどうでしょうか。少しの寿命と引き換えに、必ずやあなたを起床へと導くことでしょう。


ここで一つ疑問が生じます。
それは、「毎日このアラームの音を目覚ましにしていたら、人間は順応してそのうち起きなくなってしまうのか」という疑問です。

人間、初めは大変なことも、何度かやってれば自然と慣れるものです。このアラームの音も、たまに聞く分には十分な恐怖を味わうことができるけど、毎日聞いてると流石になれてしまって、ハエが耳の周りを飛ぶときの音のような、ただ耳障りな音へと成り下がってしまうのでしょうか。もしそうだとしたら、大変由々しき事態です。本当にこのアラームが鳴った時にも起きることができなくなってしまうのですから。

まあ、もしそうでなくとも、偽物のアラームと本物のアラームの区別がつかなくなってしまい、避難するのが遅れそうなので、このアラームを安易に利用するのはやめておいた方がいいでしょうね。合宿とかで、みんなで大広間で寝ている時に、この音を目覚ましにしている人がもしいたら、普通に迷惑だし。後でフルボッコ案件だと思います。

緊急地震速報は、やっぱり目覚ましのアラームには向いていない。

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