空想と現実の間の世界



不思議の国に行きたい。

前にも何かの記事に書いた気がするが、ぼくは赤の女王が好きだ。

空想と現実が混じりあったあの世界にこそ、僕の理想はあると思う。

あの世界ではなんでもあり。大きくなったり小さくなったり、言葉を話して消える猫、いかれた帽子屋、時計を抱えて走るうさぎ。ドードー鳥なんて言う伝説の鳥も、くるくる回って羽根を乾かしている。


あべこべへんてこ、忙しい世界にぼくは今すぐ飛んでいきたい。


ぼくならおうちへ帰りたいなんて泣かない。

現実はくそだから。だから、赤のお城に行って女王陛下にお仕えする。

ハートのジャックならぬダイヤのジャック。

ハートのジャックが女王陛下の盾ならば、ぼくは女王陛下の剣になる。


こんなことばかり考えてしまうから現実は大嫌い。



バラの花を赤く塗ろう。




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